皆さんのお宅ではペットを飼っていますか?
昨今はステイホームをする人が増えて、ペットを飼い始める人も多いかと思います。
しかし、安らぎが欲しいからという理由で安易にペットを飼ったらいかがなものかと「日本動物愛護協会」からため息が聞こえます。
ペットというのはかわいいけれど、生命を預かるので責任が伴います。
犬や猫には「ペット保険」というのが入れますが、それでもペットがケガや病気になれば治療費が掛かります。
さらには、ペットへのしつけも重要です。
近隣社会に対して飼い主として迷惑をかけないように、ペットにもルールを覚えてもらう必要があります。
そんなペット関係の知識を深めてもらおうというのが今回の「ペットオーナー検定」という資格です。
どんなことが学べるのか見ていきましょう。
Contents
適用する仕事
今回の資格はどちらかというと、雑学に近い資格です。
ペットに関する職業にというよりかは、飼い主がペットを迎えるにあたり必要な知識や大切なことを広く学べる検定になっています。
これからペットと暮らすのを考えている人だけでなく、「今ペットと暮らしていてしつけに困っている」や疑問があるから深く学びたいという方にも最適な資格です。
ペットオーナー検定は犬と猫に特化した資格です。
むしろペット関係の仕事として役立てたいなら、「愛玩動物飼養管理士1級・2級」を受験するのが良いでしょう。
しかし、このペットオーナー検定も「愛玩動物飼養管理士」の資格を取得する場合の入り口の理論として役立ちます。
ペットオーナー検定のテキストは愛玩動物飼養管理士のサブテキストとして使うことができます。
愛玩動物飼養管理士の受験を考えているけど難しそうと感じている方には、足がかりとしてこの検定を活用することができるでしょう。
おおよその年収とキャリアパス
「ペットオーナー検定」はペットと飼い主といった実生活に役立つ資格ですが、趣味の領域の学習内容なので年収やキャリアパスは該当しないと見なします。
よって、こちらの項目は省略させていただきます。
認可団体
「ペットオーナー検定」を主催している団体は「公益社団法人 日本愛玩動物協会」というところです。
TEL:03-3355-7855(祝祭日を除く平日9時30分~17時30分)
FAX:03-3355-7880
※冒頭で記した日本動物愛護協会とは別の組織です。
日本動物愛護協会は公益財団法人です。
主な沿革 | |
1979年 | 社団法人日本愛玩動物協会 設立許可(事務所 東京都千代田区三崎町) |
1982年 | 事務所移転(東京都千代田区飯田橋宝第2ビル) |
1990年 | 事務所移転(東京都新宿区小川町カッパビル4階) |
2003年 | 新会館(東京都新宿区信濃町8番地1)取得・事務所移転 |
2010年 | 内閣総理大臣より公益社団法人へ移行認定 公益社団法人 日本愛玩動物協会設立登記 |
受験条件
年齢制限などの受験資格はありません。
ペットに興味のある方、ペットと暮らしている方、これからペットを迎えることを考えている方など、どなたでも受験が可能です。
合格率
合格率は非公開です。
ですが、公式テキストが出題範囲となっているため、テキストで勉強すれば合格するレベルのようです。
1年当たりの試験実施回数
随時(申し込み後6カ月以内に受験)
詳しくは受験票に受験期限が書いてあります。
試験科目
検定内容は犬コース、猫コース、犬猫コースの3種類あります。
ペットオーナー検定の公式テキストから出題されます。
- 動物の体の仕組み
- 犬や猫の飼い方
- 犬や猫のしつけ方
- ペットフード
- 病気・ケガや問題行動
- ペットの法律やトラブル
- 犬や猫を飼うときの心構え
- 人と動物のかかわり
採点方式と合格基準
試験はオンラインで受験できます。
通信環境が安定した方法(パソコン)での受験が良いでしょう。
犬コースと猫コースでは、それぞれ40分の試験時間で45問出題されます。
4択方式です。
犬・猫同時受験コースは55分の試験時間で、60問出題されます。
こちらも4択方式です。
合格基準は非公開です。
取得に必要な勉強などの費用
問題は公式テキストが出題範囲となっているため、公式テキスト代が勉強などの費用になります。
- 発行元:日本愛玩動物協会
- 商品名:ペットオーナー検定公式テキスト
- 価 格:¥3,300(税込)
テキストの内容は試験科目とほぼ一緒です。
1.動物の体の仕組み | こんなに違う、人と犬猫の歳のとり方など |
2.犬や猫の飼い方 | マイクロチップって必要?、肉球のヒミツなど |
3.犬や猫のしつけ方 | 甘噛みを続ける理由とは?、犬や猫のボディランゲージを理解しようなど |
4.ペットフード | 犬や猫に与えてはいけない食べ物とは?など |
5.病気・ケガや問題行動 | 治療費の年間平均、正しい錠剤の飲ませ方など |
6.ペットの法律やトラブル | ペットが迷子になったらどこに相談する?、狂犬病のワクチン接種についてなど |
7.犬や猫を飼うときの心構え | ペットロスとの正しい向き合い方、災害発生のときなど |
8.人と動物のかかわり | 日本と欧米で動物観が異なるのはなぜ?、コンパニオン・アニマルとは?など |
受験料
コース | テキスト・検定セット | 検定のみ(テキストなし) |
犬コース | 5,500円(税込) | 3,300円(税込) |
猫コース | 5,500円(税込) | 3,300円(税込) |
犬・猫同時受験コース | 7,700円(税込) | 5,500円(税込) |
受験申込方法
ペットオーナー検定の公式サイトを検索していただき、左の項目の「検定の申し込み」のボタンで申し込めます。
支払い方法はクレジットカード決済か代金引換のみのご利用です。
代金引換を選んだ場合は、下記のように手数料が掛かります。
代金引換額 | サービス手数料(税込) |
10,000円未満 | 330円 |
それ以上の金額は公式サイトを参照してください。
まとめ
ペットオーナー検定の内容、お分かりになりましたでしょうか。
この資格は就職や昇進に直結する資格ではないとはいえ、ペットと暮らしている方にとっては非常に役に立つ資格です。
この資格を受けることでのメリットを挙げると以下のとおりになります。
そのため、スキマ時間でも勉強することが可能です。
内容も幅広くわかりやすく解説しております。
こうした内容を受けたい場合は、ペットオーナー検定の申し込みと同時に「日本愛玩動物協会」への入会を行うと入会金3,000円が免除になります。
内閣府の調査によると、ペットを飼っている人は国民の3分の1ともいわれております。
ですので、犬や猫は単なるペットではなく、家族の一員しいては地域の一員といっても良いでしょう。
地域にはいろいろな考えの人がいますから、飼い主の方がしっかりペットの動物に対してしつけをしてルールを理解してもらいたいですね。
公式テキストには動物側の仕組みも載っていますので、楽しんで勉強できるでしょう。
気軽に受けてみてはいかがでしょうか。
など