モバイル技術基礎検定試験について

モバイル技術基礎検定試験について

当サイトではたくさんのIT系資格をご紹介してきていますが、今日ご紹介するのはスマートフォンなどのモバイル機器やソフトウェア開発に携わっている方におすすめな「モバイル技術基礎検定試験」という資格です。
スマートフォンなどのモバイル機器やソフトウェア開発関連の技術の基礎知識を習得するために、こちらの資格は作られました。
この資格は世界で(IEEE)が認めた検定だそうです。
ではご覧ください。

適用する仕事

まず、こちらの資格の受験対象者はこのように設けられています。

  • 大学、短大、専門学校の情報や通信関連学科の学生
  • IT関連企業などの新入社員や就職内定者
  • モバイル関連企業の新入社員や就職内定者
  • モバイル関連企業の非技術系社員
  • モバイル関連企業への転職希望者や社内配置転換者
  • 消費者相談窓口の相談員

モバイル技術“基礎”検定試験というだけあって、企業に入りたての新入社員や学生さんが対象者として多いようです。

初学者正直にいうと、この資格だけで就職は難しいです。
しかし、携帯ショップの店員などのモバイル関連企業に携わる非技術系の社員などへはスキルをつける意味で有効な資格だと思われます。

今やモバイル業界はiPhoneやAndroidなどのスマートフォンの登場により急速に成長していますので、今後さらなる発展が期待されます。
モバイルシステムへの普及促進活動などを通して、モバイル市場への拡大を図るうえでもこの資格は役割を果たしています。

こうしたところに勤めている方は、モバイルサービスの企画や広告設備の運用や保守、カスタマーサポートなどを行い、利用者が快適にモバイルサービスを利用できるように努めています。
モバイル関連は今や数多くのサービスが生まれていますので、新しいライフスタイルを提案するお仕事もしているでしょう。

モバイル会社の仕事には大きく分けて「本部機能」「顧客サービス」「設備管理」の3つがあります。

  • 本部機能・・・会計や法務、人事など企業活動を行う
  • 顧客サービス・・・料金プランやキャンペーンなどの企画、サービスの販売、カスタマーサポートなどの顧客向けサービスの提供
  • 設備管理・・・基地局設備の点検や保守などを行い、インフラの状態を保つ

おおよその年収とキャリアパス

年収とキャリアパスについてみてみましょう

年収

年収アップ
モバイル会社社員の平均年収は、大手では750万~850万円と高収入です。
しかし、現在ではさまざまな会社が存在しているため、平均値はこれよりずっと下でしょう。

また、職種や役職によっても違いが出ます。
やはり営業関係は収入がアップしやすいです。
全体としてモバイル事業は売上が安定しやすい性質なため、昇給などは他の産業と比べてもスムーズに行われ、ボーナスの支給も安定しています。

小規模なモバイル事業者は従業員のモチベーションを高めるために、成果に応じて給料が上がるような評価制度を設けているところもあります。

キャリアパス

モバイル事業会社のキャリアパスは、店長や首都圏・関西圏エリアを統括する本社SVなど、さまざまなキャリアを築くことができます。
例えば、アルバイト入社して2年で正社員登用、そしてわずかその1年後に店長に就任した従業員もいます。

店舗運営にとどまらず、本社営業部門や商品開発部門、人事などの本部業務などのキャリアもあります。

女性は企画やマーケティング、カスタマーサービスなどの分野での活躍が目立ちます。
こうした業界の会社では、福利厚生がしっかりしているため結婚後も出産や育児をしながら働き続けられるでしょう。

認可団体

モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(略称MCPC)
モバイル技術基礎検定試験という資格を主催している団体は「モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(略称MCPC)」というところです。
英語名はMobile Computing Promotion Consortiumです。

〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-12 長谷川グリーンビル2階
TEL:03-5401-1935
FAX:03-5401-1937

受験条件

どなたでも受験できます。

合格率

非公開

1年当たりの試験実施回数

年2回実施されます。
6月と2月~3月にかけての2回です。

試験科目

スマホの知識

  • スマートフォンなどのモバイル端末の市場に関する知識
  • スマートフォンなどのモバイル端末の知識
  • コンテンツとアプリに関する知識
  • 通信や通話の仕組みに関する知識
  • インターネットに関する知識
  • モバイル機器のハードウェアとソフトウェアに関する知識
  • 情報セキュリティに関する知識
  • 消費者保護に関する知識
  • モバイル関連技術やサービスの将来

採点方式と合格基準

試験はCBT方式で実施されます。
CBT方式とは、コンピュータに表示された試験問題をマウスやキーボードを使って解答するやり方です。
4者択一形式の計60問です。

合格基準は公開されていませんでした。

取得に必要な勉強などの費用

モバイル技術基礎検定試験の資格を取得するのに最適なテキストがあります。
ぜひ購入してみて下さい。

モバイル基礎テキスト 第7版
created by Rinker

出版社名:リックテレコム
商品名:モバイル基礎テキスト 第7版
価格:¥2,420(税込)

モバイル技術基礎検定やスマートフォン・モバイル実務検定対応のテキストです。
主としてスマートフォンの機能、通信・通話の仕組み、モバイルインターネット、端末の特性、ソフトウェア、コンテンツ、セキュリティなどの基礎知識をわかりやすく解説しています。
モバイル基礎知識とモバイル業界のビジネス知識を、わかりやすくそして体系的にまとめてあります。

また、巻末には試験のサンプル問題集を収録してありますから、実力確認や試験準備に活用することができますよ。

サンプル問題も
認可団体の公式サイトには、モバイル技術基礎検定のサンプル問題が掲載されております。
そちらもぜひ活用してみてくださいね。

受験料

受験料

8,800円(税込)

ただし、学生受験というのを設けています。
学生受験は学校からの申し込みにより割引制度が受けられます。
アカデミック価格6,600円(税込)

受験申込方法

「モバイル技術基礎検定」の公式サイトの「お申し込みのご案内」をクリックします。

まず、検定を申し込む前に必ず「新規ユーザー登録」をします。
ID(Eメール)とパスワードを登録してマイページを作ります。
そうして新規ユーザー登録をした後に[試験申込]に進みましょう。
試験申込は受験申込要項に同意した後、試験を選択してユーザーログインをしてください。

支払い方法
  • クレジットカード決済(VISA、MASTER、JCB、AMEX)
  • コンビニ支払い(払込番号取得型)

まとめ

モバイル技術基礎検定試験の卒業

今回はモバイル技術基礎検定試験について見てきました。
こちらの資格はスマートフォンなどのモバイル端末に関する技術の基礎知識を問う試験で、上位検定であるモバイルシステム技術検定試験への登竜門として位置づけられています。

モバイル技術を基礎から学ぶ方々の目標ライセンスとなっており、モバイル関連企業に携わる非技術系の社員や学生さんにおすすめな資格です。
特にモバイル関連企業にお勤めの人はお仕事の中で役に立つ知識ばかりではないでしょうか。

モバイルサービスはこれからの社会でも需要あります。
たとえばIoT機器と接続して室内空調や照明、監視カメラなど管理したり、投資やポイントサービスなどに参入したりとサービスの幅は広がります。
そうした時代に対応できるように、まずはモバイルの初歩の知識が重要でしょう。

モバイル関連に携わる社会人や学生の皆さん、この「モバイル技術基礎検定」を受けてみてはいかがでしょうか。

 

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