京都は観光や旅行などで人気の場所で情緒に満ち溢れている場所でもあります。
古寺や古都としても人気でその厳かな空気は万人にも知られていて、その京都の魅力を高める目的で京都・観光文化検定というものが存在します。
京都・観光文化検定がどういう資格でどんな意味があるか解説していきます。
Contents
適用する仕事
京都の観光や観光施設のサービスの向上を目的として取得すると、解説の説得力の増す仕事ができるようになります。
観光ガイドや京都の接客業に携わる人は京都について知っている必要があるので、京都そのものを知るということについてもちょうどいい資格になります。
仕事のキャリアアップとは関係ありませんが、京都に興味がある方が受けても構いません。
観光が好きで、京都を詳しく知るにあたってはあてはまっている検定だともいえます。
おおよその年収とキャリアパス
年収には変わりがしない検定になりますが、知識はガイドの仕事などに役立ちます。
地元をよく知らなければ、どこが良いか聞かれたときに答えられない場合もあるので知識を深めるのにはちょうどいいです。
年収やキャリアパスにあてはまりませんが、この検定を受験するとこんなメリットがあります。
約1年の間施設の無料、割引や記念品の贈呈などの優待特典が受けられます。
また、記念品として検定バッジの購入や成績優秀者への表彰、1級複数回合格者へのマイスターの認定とマイスターバッジの配布なども受けられます。
詳しい情報は協会ホームページを参照ください。
趣味で京都に詳しくなりたいときに受験できて、京都マニアを名乗るのにも有効な手段です。
認可団体
2004年に作られた資格で京都商工会議所が実施しています。
京都商工会議所が施行している検定で京都のすばらしさ、美しさを広めるために資格として実施しています。
京都の商業や産業などの奨励、技術の普及などに力を入れている団体で京都の魅力や発展を高める事を目的としています。
商工会議所が認定しているので、信用力の高い資格となります。
合格者への優待もしているので、京都内の活性化にも繋げる意味もあると思います。
受験条件
受験には特に制限がありません。
京都に興味があるならば誰でも受けられますが、1級だけは2級を合格しないと受けられません。
10~30代は3級の受験が多く、50~60代になるにつれ2級以上の受験率が高くなっています。
また、公務員やホテル勤務の方たちも受験率が高いです。
年齢による受験の制限は特にはないので、自分が受けたい、自信がある級を選択すると納得できる結果が出るでしょう。
合格率
3級で75.4%、2級で34.3%、準1級で13,1%、1級で11.4%と級が上がるにつれて合格率が下がってきます。
3級で7割は比較的高い点数だと感じます。
2級で合格率が3割といきなり難易度が跳ね上がります。
1級に至っては合格率が1割と難関なのが分かります。
準1級でも1級と同じような合格率なので難関なのには変わりないでしょう。
1年当たりの試験実施回数
年に2回東京、京都で行われています。
そのうちの1回は3級のみで京都しか受けることができませんので、気を付けてください。
また、2都市でしか受けられませんので開催場所の近くに該当しない方は宿泊などを考える必要があります。
京都で受ける場合には、京都に受験に行くついでに観光に行く感じで受けてもいいでしょう。
東京都内で受ける場合は関東圏に在住の方には最適ですが、東北などの遠方の方は宿泊などの準備が必要となります。
試験科目
京都の和歌や歴史、京の成り立ち、寺の建造物の知識などを問われ、京都の言葉遣いなども対象になるので、料理、お菓子や美術などの伝統の知識も求められます。
問題集や過去問のテキストも出題されるので、勉強範囲については大方の予想ができると思います。
公式テキスト集から大体の部分は出題されるので、読み込んでおけば解けると思います。
採点方式と合格基準
100問4択式で70%の正答率で合格できます。
1級は小論文などの設問も存在しますので、級に応じて難易度が高くなります。
点数が満点、または1~2級の最高点を取ると表彰の対象になります。
1級を受けて点数が70%以上かつ80%未満の場合は準1級として認定されます。
複数回合格で特製の検定マイスターバッジがもらえますので、欲しい方はあきらめずに挑戦してもいいでしょう。
合否判定は郵送で送付されて、合格者は合格証は同封されます。
取得に必要な勉強などの費用
京都、東京で講習会が開かれているので、そこで勉強することができます。
京都・観光文化検定のための講習会の費用は6,800円です。
一部の歴史を知るためのレベルアップ講座もありまして、1回につき3,000円の受講料となります。
また、全4回の受講もありまして、その場合は12,000円です。
どちらにしても京都の詳細な勉強ができるのでお勧めです。
自己流で勉強をする場合は、テキストも販売されているのでそれで勉強できます。
テキストの種類と費用はこちらです。
新版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック
出版社名:淡交社
商品名:新版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック
価格:¥2,420(税込)
京都検定 問題と解説
出版社名:京都新聞出版センター
商品名:京都検定 問題と解説
価格:¥1,540(税込)(第11回~第17回)
3日でマスター!京都検定3級虎の巻
出版社名:京都新聞出版センター
商品名:3日でマスター!京都検定3級虎の巻
価格:¥1,100(税込)
受験料
3級は個人で3,850円です。
オリジナル御朱印帳付きだと5,450円となります。
団体で申し込む場合は一人3,080円、オリジナル御朱印帳付きだと4,680円で少しばかり安くなります。
個人都合による欠席は受験料は一切戻りませんので気をつけて申し込みください。
2級は4,950円、1級は7,700円となります。
受験の際に申し込むと、京都検定オリジナルの御朱印帳がもらえます。
御朱印帳が欲しい場合は御朱印帳付きの受験に申し込みましょう。
受験申込方法
インターネットで受験を申し込んでコンビニで代金を決済して申し込み完了となります。
また、コンビニ端末を使って受験申し込みをしてレジで支払っても申し込みができます。
郵送については受け付けていませんのでご注意ください。
申し込み後、受験票が発送されるので届くのを待ってから受験となります。
詳しい申し込み方法は京都・観光文化検定の公式ホームページを参考にしてください。
まとめ
京都のご当地検定について詳しく書いてきましたが、京都について知ると仕事だけではなく趣味としても面白くなりますし、京都に断片的に知っている場合にはこれで詳しく知ることっで詳細に知ることか可能になり、観光に行くときに楽しくなるでしょう。
京都のガイドなどの観光に携わる職種の方は取っておくと、知識として助けになります。
京都・観光文化検定を高得点で合格したり、複数回受けて合格すると表彰されたり、マイスターバッジの配布など受けるメリットが多数あります。
京都観光の際にも宿泊料の割引、観光地の拝観料の割引もしくは免除、オリジナルグッズが配布されるので自信がある方はぜひ取っておきたいです。
京都の名物や名所などを回りたいときに知識があると観光が楽しくなるので、勉強にも力が入るでしょう。
京都は日本人ならば知るべきことなので、歴史的背景なり興味があるならば、ぜひとも受けたい資格です。
資格に興味がある方にもメリットのある資格なので取りたいと思ったら、受けて京都の深みを感じられるのもいいかもしれませんよ。
関連する記事はこちら
京都フードマイスター検定について