靴はきちんと正しい手入れをし続ければ長く履くことができます。
よく履く靴であれば履いたその日にこまめにケアすることが理想です。
特に仕事などで毎日履いているとダメージも大きいので、毎日のケアでその日の疲れを労わってあげましょう。
Contents
繁殖したカビが、人体に与える影響って?水、カビ退治用アイテムで洗ってはいけない?
靴に生えたカビからの感染で、水虫やアレルギー性鼻炎などを引き起こす可能性があります。
靴にカビが生えてしまう原因は主に湿気です。
特に汗をかきやすい足の裏が直接触れている中敷きに発生します。
汗や湿気まみれの靴をそのままシューズボックスに入れてしまうとカビやにおいの原因になってしまうし、シューズボックスの中も臭くなってしまいます。
そんなシューボックスに靴を入れていると、カビの生えてない靴までも臭くなってしまったりカビが生えてしまったりします。
ですので、シューボックスは締め切ったままにしないで換気をし、湿気がこもらないように靴と靴との間隔を取り、しっかり乾燥させましょう。
中のほこりはミニ箒を使って取り除き、その後濡らした雑巾で拭きましょう。
カビの生えた靴は種類によって洗い方が異なります。
スニーカーのカビの場合
スニーカーのカビは重曹を使って落とすのがおすすめです。
カビだけでなく重曹のアルカリ成分が嫌な臭いも落としてくれます。
手順はまず埃やごみなど目立つ汚れを靴用のたわしで落として、50℃程の湯に靴を完全に浸からせて重曹を大さじ2杯分入れてかき混ぜ3時間ほど置きます。
その後、靴用石鹸を表面に擦りつけて靴用たわしで水洗いをして天日干して1、2日ほど乾かします。
スエードの靴のカビの場合
スエードの靴にカビがついたら、デリケートな素材のためアルコールを使うのが基本です。
革と同じで扱いが難しく、強く擦らないようにしましょう。
まずスエード用ブラシを使い、靴の表面の汚れを取り、アルコールスプレーを靴の内外から吹き付け、湿らせた布でやさしく拭きます。
そして、陰干しで2~3日干します。
完全に乾いたら最後の仕上げに防水スプレーを吹きかけましょう。
靴掃除の頻度はどれくらい?天候によっても変わる?
靴には目に見えている汚れだけでなく目には見えない汚れもついているので、正しい頻度で洗わないとそれらが蓄積されていやなにおいの原因になります。
大人の場合はサイズが変わることもないので買ったら長く履き続けると思います。
毎日履く靴もあれば、たまにしか履かない靴もあると思います。
また、大人の場合はそれほど靴を汚すこともないので特にスニーカーの場合などには3か月に1回程度、それよりも履く頻度の低いものについては汚れやにおいが気になるようならばその都度程度でいいでしょう。
子供の靴については裸足で靴を履いたり、汚れを全く気にしなかったりと、汚れるので汚れが目立つのであればその都度、そうでなければ最低週1回きれいに洗うことをおすすめします。
また、子供の靴は2足の靴をローテーションして履きまわすと長持ちするのでおすすめです。
革靴の場合は履いたその日に軽く手入れをすることが理想的です。
そうすることでその靴を何年も履き続けることができます。
革靴が雨に濡れてしまった場合は、水や汚れをふき取り、靴にティッシュでくるんだ新聞紙を詰めて半日ほど風通しのいい日陰で乾かしましょう。
靴に詰めた新聞紙はそのままにしておくと湿気や水気を吸ってかえって乾きにくくなる場合もあるので、できれば小まめに取り換えましょう。
靴が乾いたらクリーナーで汚れを落とし、雨によってダメージを受けた革にクリームを塗り、栄養を与えて磨きます。
そして、靴底に少しミンクオイルを塗り、撥水スプレーをかけて完了です。
直射日光や直火での乾燥はひび割れの原因になるので厳禁です。
また、革や汗の塩分が出た白いシミ(塩吹きという)はクリーナーで特に丁寧にふき取りましょう。
そして、保管するときはシュウーキーパーを靴の中に入れておくと型崩れを防ぐのでおすすめです。
ドライヤーを使うことは厳禁です。
特に革靴はドライヤーを使うことによってひび割れを起こすことがあります。
スニーカーはどうしたらいい?レザーはどうしたらいい?日頃の革靴のお手入れって?
これから順番に3種類の靴の掃除方法をご紹介します。
スニーカー
布製のスニーカーの汚れには水洗いが効果的です。
水と洗剤で洗うだけでも汚れは落ちますが紐をすべて外し、バケツに40~45℃のお湯を入れ、洗剤を溶かし靴と靴ひもを入れてブラシで擦り洗いします。
細かい部分は歯ブラシを使うとよく落ちます。
洗い終わったらよくすすぎ、水を切り陰干しして乾燥させるときれいに汚れが落ちます。
ブーツ
ブーツについても履き始める前に防水スプレーを全体に吹きかけておきましょう。
ブーツは秋や冬の悪天候時にも履く機会が多いので水漏れ防止に気をつけましょう。
革靴
革靴は購入してすぐ(できれば履き始める前に)靴クリームを一度塗っておきましょう。
靴の表面に保護膜ができて汚れや傷から靴を守るとともに、その後のケアがしやすくなります。
革靴は週1回程度のサイクルで靴クリーナーでの手入れをして、表面をきれいにしてクリームを塗っておきましょう。
靴掃除おすすめグッズ、道具、洗剤
靴用クリーナーは靴表面の汚れを落とすのに欠かすことのできないアイテムです。
チューブ入りのクリームタイプや乳液状のローションタイプ、泡状スプレーのムースタイプの3種類があります。
落とすことができるのは汚れだけではありません。
靴に付着した古いワックス成分なども落として革を素の状態に戻して通気性を保ちながら、新しく塗るクリームやワックスの効果を良くする便利なグッズもあります。
そうしたグッズの場合は、専用のクロスに染み込ませて強く擦らないように気を付けながら汚れを拭き取っていきましょう。
その他にも靴用消臭剤や防水スプレーなどがあります。
スムースレザー用で、スエードやヌバック、爬虫類などのエキゾチックレザーには使用できませんがご紹介します。
モウブレイ ステインリムーバー
メーカー名:銀座大賀靴工房
商品名:モウブレイ ステインリムーバー
価格:¥660(税込)
内容量:60ml
革靴の汚れ落としの商品の中では、最も人気の製品で防カビ剤を配合し軟水をベースとした水性の洗浄剤です。
べたつきが少なく、さらっとした靴に優しくソフトな仕上がりになります。
大きいサイズだと300ml(¥2,200)と500ml(¥3,300)が販売されています。
shoes SAVON シューズシャボン ボトル単品
メーカー名:株式会社メイダイ
商品名: shoes SAVON シューズシャボン ボトル単品
価格:¥1,980(税込)
こちらは水を使わないで靴掃除ができる商品です。
泡状フォームを直接つけて専用ブラシでこするだけで、水はいりません。
ユニバーサルローション
メーカー名:Saphir
商品名:ユニバーサルローション
価格:¥1,760(税込)
汚れ落としや皮革に栄養と柔軟性を与える効果があり、劣化やヒビから革を守り自然な光沢を与えてくれるローションです。
汚れ落としだけでなく保湿とツヤ出しが同時にでき、靴だけでなく他の革製品にも使用できます。
甘い薬品の香りがします。
まとめ
靴にカビが生えてしまう原因は主に湿気です。
特に汗をかきやすい足の裏に直接触れている中敷きに発生します。
カビは臭いのもとになります。
カビの生えた靴は種類によって洗い方が異なりますが、きちんと材質に合わせた方法できれいにしましょう。
足元が汚れていたら、第一印象も良く思われないかもしれません。
ぜひお手持ちの靴をきれいにして、長く使えるようにしましょう!
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