皆さんのお宅にはソファはありますか。
リビングにソファがあると、ついついくつろいじゃいますよね。
そこにテレビがあると、ついつい長居してダラダラと・・・
しかし、そのソファも夏・冬かまわず使っていると、知らず知らずのうちに汚れてきます。
ソファを綺麗にするにはどうすれば良いかを、今回見ていきます。
Contents
ソファを汚れたままにしておくデメリットって?ダニが湧いちゃう?ソファ掃除の頻度はどれくらい?
ソファの汚れの主な原因は、皮脂や手垢といった汚れの他に、口紅、ファンデーションなど様々です。
ソファの上でお菓子を食べたり、飲み物を飲むことで、その食べカスやこぼしてしまった飲み物でソファが汚れてしまうこともあります。
それに、皮脂や手垢といった汚れは酷くなるまで目につきづらいですが、確実に汚れてきます。
なかでも皮脂はダニのエサになってしまいます。
ダニは知らぬうちに繁殖してしまい、直接噛まれたり、ダニの死骸のせいでアレルギー性皮膚炎の原因になってしまうなど健康被害を及ぼす可能性もあります。
このようにソファの汚れは目につきやすい物だけでなく、目につかない汚れもあるので定期的に掃除をした方が良いです。
掃除はソファの劣化を防いで、長期間使うためでもあります。
ソファはパッと見て汚れが目立っている状態でなくても、週に1回くらいは掃除機でソファのホコリ取りをすることをおすすめします。
そして、それ以外でも本格的なソファ掃除の方法として、これから紹介する方法を月に1回くらいのペースで実践するようお願いします。
布、合皮、革での違いってある?気をつける点はある?メラミンスポンジって使っていい?
まず、ソファの材質から違いを見ていき、掃除方法のポイントをご説明していきます。
ソファの材質ごとの違い
布のソファ
表面がツルツルしている本革や合皮に対して、布はやわらかめです。
- 風合いが柔らかい
- たくさん色や柄ある
- カバーリング出来る物もある
- 安価
- 繊維の間にゴミが入りがち
- 汚れが染みつきやすい
- 毛玉になってしまう
つまり、食べこぼしや汗の匂いを吸収しやすいので、取り扱いやお手入れに注意です。
ほこりを吸い取り、ダニや食べこぼしなどが残らないようにすみずみまで丁寧に掃除機をかけましょう。
その後、消臭剤を吹きかければ匂いや除菌の対策ができます。
本革のソファ
- ダニやほこりが付きにくい
- 通気性と吸湿性に優れ、蒸れにくい
- 人の体温になじみ、暖かい
- 経年変化が良い
- クラシックで高級な雰囲気を演出することが可能
- 定期的なメンテナンスをする必要がある
- 置く場所が限られる
- 水に強くない
- 座ったとき冷たく感じる
- 布や合皮に比べて値段が高い
これらの特徴から水拭きは厳禁です。
本革には専用クリーナーを使うのが良いでしょう。
掃除をする時は皮の表面を傷つけないように、強くこすり過ぎないように行いましょう。
合皮のソファ
- 本革に比べると安い
- お手入れが簡単
- 色のバリエーションがたくさんある
- 吸湿性や通気性が劣ってしまう
- 本革よりも安っぽく見えてしまう
- 経年劣化してしまう
合皮のソファも本革のソファと同じく、傷が付く理由からこすりすぎはNGです。
同様に掃除機も傷が付きやすいため、かけすぎないようにしましょう。
布やモップで拭くときも、水を使ってしまうとひび割れや剥がれが生じることがあるので必ず乾拭きでやりましょう。
メラミンスポンジって使える?
メラミンスポンジが使えるソファの材質は「合皮ソファ」だけです。
布製ソファは材質が布なのでスポンジでこすっても意味ありません。
本革ソファは非常にデリケートな素材なので、水や洗剤を使用することはできません。
ですので、メラミンスポンジを使って掃除するのは合皮のソファだけにしてください。
それも水拭きで取れないガンコな汚れを落とすときに使いましょう。
重曹、中性洗剤、酸素系漂白剤、セスキ炭酸ソーダって使える?
掃除用具にはさまざまな洗剤が販売されています。
では、ソファ掃除にはどんな洗剤が良いのか見ていきましょう。
重曹
重曹はソファの掃除に使えます。
だけども、重曹が使えるソファは「布製ソファ」だけです。
布製ソファは合皮や本格ソファと違って、布地にゴミなどが絡みやすく臭いや湿気が吸収しやすいからです。
掃除の仕方は、はじめにソファのゴミを掃除機で取ります。
特にソファの座面は一番汚れやほこりが溜まりやすい場所なので、しっかり掃除機をかけます。
座面が取り外せるソファならば、取り外して行いましょう。
その次に重曹を振りかけます。
背もたれ部分の溝やひじ掛けの部分をかけましょう。
これは重曹の持つ消臭効果で臭いの元を吸着します。
そして、その状態をできれば一晩、無理なら数時間から半日放置しましょう。
これも消臭効果を発揮するためです。
放置したら掃除機で重曹を吸い取ります。
「ソファの布地に重曹が入り込んで、掃除が大変では?」と思うかもしれませんが、ソファの布地がよっぽど荒くない限り、重曹が入り込むことがないためご安心ください。
中性洗剤
中性洗剤もソファの掃除には効果的です。
布製ソファと合皮製ソファに使えます。
中性洗剤は特にシミ汚れを落とすのに優れていて、重曹と一緒に使うと効果を発揮します。
布製ソファの場合
まず洗剤を付ける前にソファの汚れを掃除機で吸い取っておきましょう。
そういったゴミがあると、洗剤を使ってシミを落とすときの邪魔になるからです。
- 中性洗剤と重曹を1:1の割合で混ぜて、それをぬるま湯100に対し3~5%の割合で入れて溶かし、洗剤水を作る。
- タオルに洗剤水を染み込ませて、汚れを上から叩く。
- ぬるま湯が含ませたタオルを固くしぼって、洗剤を拭き取る。
- 乾いたタオルで水分を拭き取る。
ポイントはタオルを左右に動かさないで、叩くように汚れを落とすということです。
左右に動かすと生地が毛羽立つので注意しましょう。
また、洗剤が残ってしまうと新たな染みの原因になりますから、洗剤水を使用したら濡れタオルで洗剤を取りましょう。
(方法の3番目のところですね)
合皮製ソファ
汚れが気になるときの掃除方法です。
用意するものは掃除機、衣類用中性洗剤、乾いた布3枚、キッチンペーパーです。
まずここでも洗剤を使う前に、掃除機やコロコロクリーナーを使ってソファの汚れやほこりを取り除きましょう。
取り除いたら、衣類用の中性洗剤を3~5%の濃度でぬるま湯で薄めて洗剤液を作ります。
これをキッチンペーパーで濡らし、汚れが気になる部分に貼ってしばらく放置します。
パックの要領です。
時間が経ってパックを外したら、今度は洗剤液を布に付けて固く絞ってソファ全体を拭きます。
拭いたら、次は水拭きです。
水で濡らして固く絞った布で、ソファ全体を拭きます。
最後に乾拭きで終了です。
だから布が3枚必要なわけです。
酸素系漂白剤
シミの汚れ落としには中性洗剤を紹介しましたが、コーヒー、チョコレート、ケチャップなどの頑固な汚れには酸素系漂白剤を使った方が良いです。
オキシクリーンは酸素系漂白剤です。
オキシクリーンは水洗い不可の本革やウール、シルク、麻といった天然素材には使用できません。
アルカリ性が強いのも特徴なので、使う際はゴム手袋をして手荒れを防ぎましょう。
- ぬるま湯1Lに対し、オキシクリーンを大さじ1~2杯を溶かして洗剤液を作る
- タオルを洗剤液に浸し、シミの部分を叩いて洗剤液をなじませて、そのまま1時間ぐらい放置する
- ぬるま湯を含ませたタオルを固くしぼって、洗剤液を拭き取る
- 乾いた布で叩くようにして水分を拭き取り完了!
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダと良いところは中毒性が低く、水で落としやすい点です。
そのため小さいお子さんやペットのいるご家庭には、洗剤を使うよりも安心です。
※しかし、セスキが使えるのは布製のソファのみです。
掃除の仕方(重曹のように使用)
- まんべんなく振りかける(薄汚れてしまった場所には重点的に)
- 2時間放置する(セスキ炭酸ソーダが汚れを吸い込む)
- 掃除機吸い上げる
シミを落とす場合
- 水500mlにセスキ大さじ1杯を入れ、混ぜてセスキ水を作る。(セスキ水があるならそれを使用しても良い)
- セスキ水をタオルに含ませ、シミの部分を叩いて落とす。
(汚れが酷い場合は、含ませるセスキ水を多めにする) - 乾いたタオルで、セスキ水と汚れを吸い取るようにに優しく押し当てる。
これを汚れが消えるまで繰り返す。 - 仕上げに、乾いたタオルで水分を拭き取れば完了!
セスキ水が含んだタオルで汚れを取る際は、ポンポンと叩くようにして、タオルに汚れを移すようにしましょう。
ゴシゴシ擦ると、汚れを逆に広めてしまったり生地を傷めてしまうので注意です。
また、セスキもアルカリ性が強い洗剤なので、素手で触れると手肌が荒れる可能性があります。
掃除をする際は、ゴム手袋を着けて作業するようにしましょう。
ソファ掃除おすすめグッズ、洗剤、道具
これまでさまざまな洗剤でソファの掃除方法を見てきましたが、具体的にどんな道具があれば良いのでしょうか。
おすすめグッズを紹介していきます。
自然にやさしい重曹
- メーカー名:マルフクケミファ
- 商 品 名:自然にやさしい重曹
- 価 格:¥341(参考価格)
- 容 量:1kg
毎日の暮らしの中でいろいろなところに使える重曹です。
油汚れや焦付きなどに使えます。
自然にやさしいので、浄化槽にもお使いいただけます。
オキシクリーン
- メーカー名:グラフィコ
- 商 品 名:オキシクリーン
- 価 格:1,480(税込)
- 容 量:1.5L
オキシクリーンはアメリカを始め、全世界で2000万本以上の販売を誇る、世界的ブランドです。
こちらでは掃除の場面でご紹介しましたが、お洗濯にも使えます。
塩素系漂白剤と違って、ツンとした刺激臭もありません。
レザーケアキット
- メーカー名:ニトリ
- 商 品 名:レザーケアキット
- 価 格:2,085円(税込)
- 容 量:50ml
こちらは本革のお手入れに使える商品で、革製品の予防メンテナンスが行える「レザープロテクションクリーム」とクリーニングに使用する「ソフトクリーナー」をセットにしたキットです。
汚れる前、汚れた後のどちらにも使えます。
まとめ
以上、ソファの掃除方法でした。
いかがでしたか?
ソファも掃除して常に綺麗にしたいですよね。
この記事を参考にソファの掃除をしてみてください。
この記事が読んでくださった方の役に立てたら嬉しいです。
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