英単語検定について

英単語検定について

今回は英単語検定という資格についてです。
以前は、英語は中学校から学校の教科に入ってきて勉強されてこられたと思います。
それが、2020年からは小学校の3年生から導入されるようになりました。
英語が必要な場面が多くなってきていることと思いますが、そうすると英単語を知っておくことは必須ともいえます。
学生はもちろん仕事でも英語が必要な場所が増えてきているので、英単語をどれだけ知っているか、使えるかを示す資格は意味を増してきているものと思います。

適用する仕事

通訳している人

英単語検定は、英単語の資格試験では日本で一番受験者数が多い試験です。
英単語というより、英語を活かした仕事はたくさんあります。

例を挙げると、次のようなものがあります。
旅行会社スタッフ(カウンターセールスなど)、ツアープランナー、ツアーコンダクター、ランドオペレーター、ホテルスタッフ、テーマパークスタッフ、グランドスタッフ、キャビンアテンダント、パイロット、航空管制官、入国審査官、ITエンジニア、英文事務、貿易営業/事務(通関士)、英語教材の企画営業/編集、外資系企業各職、バイヤー、マーチャンダイザー、ファンドマネージャー(資産運用/管理)、商社各職、企業の通訳/翻訳業務、コンサルタント(国際、経営系)、秘書(バイリンガルセクレタリー)、児童英語講師、英語保育園(保育士)、英会話スクール講師(社会人対象)、中学校・高校の英語教員、語学系専門学校・大学の英語教員、海外留学(留学生)サポート、特許技術者(事務員)、弁理士、公認会計士(国際部門)、英文速記者、通訳者、翻訳家(映画、本など)

グローバル化が進んでいる現在では、多くの仕事で英語が使われています。
日本企業においても、世界を見据えたビジネスが展開されているので仕事でも英語が必要になってきています。
企業でも、社内公用語に英語が採用されているところもあります。

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おおよその年収とキャリアパス

ビジネスとして英語を使うのであれば、求められる語彙数は約8,000~9,000語といわれています。
仕事で英語を使うのであれば、英単語検定の資格だと1級が欲しいです。
英語が充分に使えるのであれば、年収は1,500万円を超える場合もあります。

英語力と昇進ですが、関係する会社もあります。
ある大手の車メーカーでは、1回目の昇進にはTOEICで600点以上が必要とされているようです。
TOEICで600点以上必要となると、英単語検定の場合は準1級は欲しいです。

認可団体

認可団体
英単語検定は、財団法人の日本英会話協会が主催する英単語能力のみを測る資格検定試験です。
法人名は「一般財団法人日本英会話協会」です。
2009年7月2日に設立しました。

学校で学ぶ単語をベースとした試験内容なので、最近では年間のカリキュラムに組み込む中学校・高校・学習塾が増えてきています。

受験条件

特に条件はありません。誰でも申込をすれば受けることができます。

合格率

合否
合格率は以下の通りです。

5級:92%
4級:81%
3級:54%
準2級:41%
2級:39%
準1級:32%
1級:21%

1年当たりの試験実施回数

年に2回実施されているようです。

一般受験の開始予定時間は1級、2級、3級、5級が午前10時、準1級、準2級、4級は午前11時です。(開始予定時間はあくまで目安)

一般会場は北海道札幌市、宮城県仙台市、東京都23区内、千葉県千葉市、埼玉県さいたま市、神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、大阪府大阪市、広島県広島市、福岡県福岡市。
※会場は、上記またはその近郊になります。

試験科目

試験科目は、当然ですが英単語です。
問題例としては、英訳「次の日本語の言葉を英訳して、一番適した英単語を選びなさい」といったものがあります。
英訳だけではなく、和訳「問題の英単語を一番適した日本語に訳しなさい」といったものもあります。

また、英英問題として、英語で短い文章が書かれていて、それを示す英単語を選ぶようなものもあります。
その逆である、英単語があって、英語でのその説明文で最も適切なものを選ぶような問題も出ています。
級が上がるごとに、あまり使われない単語、難しい単語も増えてきます。

各級がどのくらいのレベルなのかを記しておきます。

5級:中学校低学年レベル(約400語)
4級:中学校高学年レベル(約800語)
3級:中学校卒業レベル(約1200語)
準2級:高校低学年レベル(約2200語)
2級:高校卒業レベル(約2600語)
準1級:大学生・社会人レベル(約7300語)
1級:ネイティブレベル(約12000語)

採点方式と合格基準

マークシート方式の試験

マークシート方式の四者択一なので、採点は正誤判定と思われます。
合格基準は、正解率70%程度です。

取得に必要な勉強などの費用

英単語検定の公式問題集が販売されています。
各級ごとに1,540円で販売されているようです。(2022年2月時点)

また、複数の級が合わさった問題集も販売されています。
こちらは古い出版で2012年3月1日から販売されています。

準1級・1級、準2級・2級、5級・4級・3級の3種類で、各2,420円です。

受験料

受験料は、一般受験と団体受験で異なります。
5級:3,900円(一般受験)、1,800円(団体受験)
4級:3,900円(一般受験)、1,800円(団体受験)
3級:4,500円(一般受験)、2,500円(団体受験)
準2級:4,500円(一般受験)、2,500円(団体受験)
2級:4,900円(一般受験)、3,000円(団体受験)
準1級:4,900円(一般受験)、団体受験はありません。
1級:5,400円(一般受験)、団体受験はありません。

受験料は、申込締切日時までに口座に振り込まなければなりません。
振込人名義は、必ず申込者本人である必要があります。
検定料振込口座は次に示す口座です。

三菱東京UFJ銀行 目白支店
普)0030917 ザイ)ニホンエイカイワキヨウカイ
三井住友銀行 目白支店
普)6850639 ザイ)ニホンエイカイワキヨウカイ

振込手数料がかかる場合は、受験生の負担となります。
申込後の、申込者の変更と受験料の返金はできません。

受験申込方法

英単語検定の公式ホームページを検索していただき、英単語検定申込フォームのところに記載されていることを入力します。

手順1

ホームページを見て検定に関する内容を確認してください。
確認できましたら、ホームページ上のフォームよりお申込みください。

手順2

申込が完了すると、自動返信メールで申込み受付完了メールが届きます。
メールが届いていることを確認してください。
届いた内容に誤りがないか確認をして、もし間違いがあったら連絡します。

手順3

申込み締切日までに検定料を振り込んでください。
その際、振込人名義は必ず申込者本人にしてください。
検定料振込口座は上に記載した受験料の項目にある口座です。

手順4

検定の10日くらい前までに受験票(葉書)で受験会場、受験時間、受験番号の案内がされます。
7日前になっても葉書が届かない場合は連絡してください。

検定当日

指定時間に指定会場に行き、受験します。
遅刻すると受験できない可能性があります。
くれぐれも時間厳守でお願い致します。

まとめ

資格である英単語検定についてでした。
学業でも仕事でも英語が必要になってきている現在、英語の単語力は欠かせないものです。
社内の公用語が英語になっている企業もあるので、英語が必要なケースは今後も増えるかもしれません。

英単語検定試験は、特に受験条件はなく、誰でも受けられる試験です。
また、1年に2回実施されている試験です。
5級から1級まで、準1級や準2級を含めれば7段階あります。
試験は四者択一のマークシートなので、受けやすい形式の試験だと思います。

 

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