妖怪と言ったら水木しげるさんを思い出しますよね。
妖怪には様々な種類がありますが、皆さんはどれくらい知っていますか?
そこで、今回は境港妖怪検定について触れていこうと思います。
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適用する仕事
境港妖怪検定は初級・中級・上級とありまして、直接仕事とはあまり関係がない検定です。
けれども、ではどのような方が受験されているのか見ていきましょう。
1人目
1人目の方は、妖怪タレントの方でイベント出演・妖怪スポットツアー・朗読会・妖怪グッズ市などをやっているそうです。
妖怪検定は初級・中級・上級すべて合格したそうです。
とくに上級合格はうれしかったそうです。
日々妖怪をそこまで好きじゃない方に興味を持ってもらえるように話をしていて、多くの方に話をしているのでそれが力になったのかもしれないとおっしゃられています。
2人目
2人目の方は、水木しげるさん92歳の誕生日をファンとしてお祝いするために受験したそうです。
境港には30回訪問されていて、ノスタルジックな雰囲気や街に潜んでいる何かの気配など妖怪好きが行けばテンションが上がるそうです。
幼いころから妖怪が好きで妖怪画を見て生活しているとのことで、妖怪図鑑を見ながら詩を綴っていく妖怪詩を数百作ほど作られているそうです。
その気持ちを3回試験の論文に使ってあこがれの上級試験に合格したそうです。
いずれは水木しげるロードのブロンズ像すべての妖怪を妖怪詩にしてみたいけれど、ブロンズ像もこれからますます増えていくので追いかけっこが楽しみともおっしゃっていました。
3人目
3人目の方は、家族4人で10時間かけて境港に出かけて初級・中級に合格した後に上級も合格したそうです。
長野県で蕎麦屋を経営しているそうですが、妖怪博士のいるお店と看板を出しており、妖怪についての話をしてくださるお客さんがいらっしゃるそうです。
4人目
4人目の方は上級に合格された方です。
小学生のころから『ゲゲゲの鬼太郎』が好きで、妖怪に惹きつけられていたようです。
アニメだけでは抑えきれず、週末になると図書館で水木しげるさんの妖怪図鑑を何度も借りて読んでいる子供だったようで、この時点から妖怪の魅力にとりつかれていたとおっしゃっています。
そして、今でもこのように妖怪に情熱をささげているのはキャラクターが好きなだけではないようです。
上級を受験するために妖怪について、しっかりと調べたり勉強する良い機会をもらえたとおっしゃっています。
そして、来年は試験に必死で見る余裕のなかった境港のブロンズ像を見て回りたいようです。
5人目
5人目の方は、友人からの勧めでなんとなく受けたそうです。
その時は妖怪は好きだけれど、ハマっているほどではなかったそうです。
初級を簡単に合格できたので、次の年の中級も簡単だと考えていたら予想以上に難しかったそうです。
ですが、上級まで初回で合格できたそうです。
受験勉強でテキストで勉強しているうちに、自分の周りにも意外と妖怪がいることに気が付いたようです。
そこで、辞書形式の地元の高知県の妖怪をまとめた50音順の本があればいいと考えて、小さなコピー本を作成しました。
図書館に行って、郷土資料を読んだりして準備を進めていきました。
地元の自費出版イベントであ行の冊子を販売したらかなり好評で、1巻目のみで50冊以上購入してもらえたそうです。
2012年に50音すべでの本を発刊して、今現在では地域別に分類したものを順次発行中とのこと、上級妖怪博士の称号に負けないように日々精進しているみたいです。
6人目
6人目の方は、大人になってから妖怪のファンになったそうです。
幼いころは妖怪図鑑のようなものを持っていなかったので、妖怪好きになり損ねたそうです。
初めて水木しげるさんの妖怪の本をしっかりと読んだのは、30代になってからのようです。
本を手にしてからはすぐに妖怪検定中級を受験して、その勢いで上級にも挑戦したそうです。
このようにしてあっという間に妖怪の世界へと進んだので、他の方も妖怪にハマるのには遅すぎるという事はないとおっしゃっています。
ちなみに妖怪好きにもいろいろなジャンルがあって、この方は物語の中の妖怪ではなくて江戸時代の妖怪目撃談が好きなようです。
合格した方々を見ると、趣味としてはもちろん仕事に絡めている方もいらっしゃいますね。
おおよその年収とキャリアパス
残念ながら、年収やキャリアにはつながらない資格です。
認可団体
認可団体は境港商工会議所・境港市観光協会です。
境港妖怪検定は、水木しげるさんの妖怪考察による日本各地に伝わるいろいろな妖怪などの伝承についての知識を認定する民間資格です。
『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な水木しげるさんは鳥取県境港市の出身で、町おこしの1つとして1993年に境港駅からアーケードまで800メートルに妖怪の銅像が立ち並ぶ水木しげるロードが作られました。
2018年には水木しげるロードが25周年を迎えて、リニューアルオープンしました。
妖怪ブロンズ像が133体から177体に増えて、夜中は演出証明で妖怪探索も楽しめます。
妖怪神社や妖怪ポストなどは、美しい日本の歩きたくなる道500選としても多くの観光客でにぎわっています。
妖怪フェスティバルや鬼太郎祭などのイベントも行われていて人気のある街です。
米子駅から境港駅をつなぐJR境線で、鬼太郎列車やねずみ男列車が運行されています。
境港駅のとなりにある「みなとさかい交流館」には妖怪巨大画があって、迫力もあります。
境港と水木しげるさんのタイアップが多く展開されているので、老若男女だけでなく世界中の方から注目されています。
検定を合格した方には、合格証書と妖怪博士ピンバッチがもらえます。
受験条件
初級と中級は学歴や年齢、性別や国籍現住所などの制限はないです。
指定の試験会場で受験可能な方のみとなります。
ただし、上級は中級試験に合格している方のみ受験可能です。
合格率
境港妖怪検定は初級は合格率8割程度と高いですが、中級では2割程度、上級は1割に満たない難易度となっています。
1年当たりの試験実施回数
1年に1回行われてます。
10月下旬に実施となります。
試験科目
初級と中級は公式テキストからだいたいが出題されます。
その他に、境港市と調布市に関係する基本的な問題も3問ほど出題されます。
上級は論文形式なので公式テキストなどはありません。
採点方式と合格基準
初級と中級は50問程度の問題を選択式、〇×式、部分記入、全記入方式となっています。
上級は指定されたテーマについて、1,200文字以内で論文を書く試験です。
合格基準は、100点満点のうち70点以上正解することで合格になります。
取得に必要な勉強などの費用
初級と中級用に認可団体から公式テキストが出ています。
初級は『水木しげるロードの妖怪たち6』が1,257円(税込)で販売されています。
中級は、『決定版日本妖怪大全妖怪・あの世・神様』が2,090円(税込)で販売されています。
ただし、『あの世』と『神様』からは出題されません。
受験料
受験料は初級で2,000円(税込)、中級で3,000円(税込)、上級で4,000円(税込)となっています。
受験申込方法
受験申込は公式サイトからできます。
実施概要を確認したら、公式サイトの申し込み画面に必要事項を記入してください。
決済方法はクレジットカード・コンビニエンスストア・ペイジーとなっています。
まとめ
仕事とはなかなか結び付きませんが、結構難易度の高い検定なのでやりごたえあるのではないでしょうか。
それに、個人経営のお店をやっている方で妖怪が好きな方などは、合格しておくとお客さんとの話題で盛り上がるはずです。
水木しげるさんのファンの方は挑戦して、認定証とピンバッチをゲットしてみてはどうでしょうか。
上級の論文形式は合格率が約1割と低めですが、その分合格した時の達成感はあると思うのでぜひ挑戦してみてください。
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