フォークダンス指導者試験を取得すれば、教育機関や老人向け福祉施設でフォークダンス教室を開催できる機会に恵まれるかもしれません。
周りの動きと音楽に合わせられます。
協調性が養えます。
さらにこだわるなら、女性の場合は西洋風なドッキングワンピースに身を包んで臨んでも良いでしょう。
今回はフォークダンスを指導する資格について見ていきます。
Contents
適用する仕事
こちらの資格はフォークダンス教室でフォークダンスを教えるのに適用します。
受講者に振り付けだけでなく、アメリカのバージニア・リールやレッド・リバー・バレー、スコットランドのジェイ・ビー・ミルンなど、様々な歌謡曲の意味合いや歴史を解説し、楽しませる必要があります。
フォークダンス教室は、老人ホームの中に開講されている場合もあります。
老人ホームで働きたいとき、フォークダンス指導者試験としての知識がアピールポイントとなるかもしれません。
ダンスの種類には様々なものがあります。
特定の文化に特化した雰囲気の教室を目指し、演出することで、他所のダンス教室と差別化を図れます。
このとき、フォークダンス教室指導者試験で得た知識が役立つかもしれません。
また、フォークダンスは義務教育課程で児童生徒らに教えるときも役立ちます。
教師として、カリキュラム内容の目的を読み解くのにも役立つでしょう。
近年子どもにダンスを習わせる親が増えています。
フォークダンス教室は、これからも一定の需要があるとみて良いでしょう。
ただし、学校教育の面ではフォークダンスだけでなく、やっていて楽しいストリートダンスやジャズダンスもカリキュラム内容に織り交ぜてほしいのが本音です。
おおよその年収とキャリアパス
まず、以下のようなワードでは求人検索をかけてもヒットしませんでした。
フォークダンス指導者試験
フォークダンス公認指導者
フォークダンス公認指導者試験
フォークダンス検定
そこで、「フォークダンス」で検索してみたところ、ヒットしました。
「月給22.6万円:正社員 認可保育園 保育士」
「月給32万円:正社員 有料老人ホーム 看護業務」
フォークダンス指導者試験資格取得者の一般的なキャリアパス
フォークダンス指導者試験3級取得者です。
スクエアダンス歴15年です。うち、指導歴は10年です。
中学生にスクエアダンスを教えていました。
保健体育授業内でのスクエアダンス指導を、1年間で25校時分行なったことがあります。
成人に対しての指導も行なったことがあります。
ここで挙げているスクエアダンスとは、アメリカで生まれたダンスです。
さらに、源流は西部開拓時代に持ち込まれたもので、イギリスのカントリーダンス(コントルダンス)やフランスの宮廷舞踊(クヮドリール)が発展したものといわれています。
日本へは、進駐軍の民間教育担当官であるニブロという人物によってもたらされた『モダンスクエアダンス』が広まり、こんにちに至ります。
スクエアダンスは、軽快なウエスタンミュージックなどを流しながら、男女ペア4組で進めていきます。
スクエアダンスには、コーラーと呼ばれる指揮者がいます。
コーラーが「サークルレフト」と言ったら輪になって左に回る必要があり、「パススルー」向かいの人とすれ違って通る必要があり、「ユーターンバック」と言われたらその場で180度身体の向きを変える必要があります。
スクエアダンスは世界中で愛されています。
国際スクエアダンスコーラーズ協会では、旅行者や移民がどの国であっても同じように踊れるよう、基本動作が学べるカリキュラムを発信しています。
このカリキュラムは日本でも採用されています。
フォークダンス指導者試験を生かして介護施設向けダンス教室講師に転職したキャリアパス
プロダンサーとして、フォークダンス指導者試験も取得しました。
フォークダンス教室の講師やフィットネスクラブのインストラクターに従事しました。
それから、自分だけのダンス教室も開校しました。
しかし、あるとき大怪我を負ってしまいましたので引退を余儀なくされました。
世間一般的に、ダンサーの平均活動寿命は45歳前後であることを、このとき初めて知りました。
それでも、ダンス無しの生活は考えられませんでした。
そのとき、介護施設ではフォークダンス教室を開催することがあると知りました。
認知症を患う旦那の母を介護する目的で介護職員初任者研修に通っていたので、介護施設でフォークダンスを教えたいと強く望むようになり、それを叶えました。
認可団体
フォークダンス指導者試験を主催している団体は、公益社団法人 日本フォークダンス連盟です。
受験条件
― | 年齢 | 指導経験年数 | フォークダンス経験年数 |
4級 | 18歳以上 | 1年以上 | 2年以上 |
3級 | 25歳以上 | 3年以上 | 5年以上 |
2級 | 28歳以上 | 5年以上 | 7年以上 |
1級 | 35歳以上 | 7年以上 | 10年以上 |
合格率
公表されていません。
1年当たりの試験実施回数
具体的に何回とは言い難いです。
試験日は各都道府県支部によって変わります。
認可団体の「講習会・イベントスケジュール」の欄をクリックすると、支部の行事予定の一覧が見られます。
※ちなみに、次回の「全国フォークダンス公認指導者講習会」は2022年3月に東京と兵庫で開催されました。
試験科目
4級、3級、2級は、筆記試験と実技試験です。
1級は支部や連盟からの推薦・任命を受けて、認定となります。
4級、3級、2級の筆記試験は、共通です。
4級の実技試験は、基本ステップと課題曲の実演です。
3級の実技試験は、指導方法についての実演です。課題曲の中から受験者側が選択できます。
2級の実務経験は、指導方法についての実演です。課題曲の中から運営側が指定します。
課題曲は、フォークダンス、日本民謡、スクエアダンス、ラウンドダンス、レクリエーションダンスの5つがあります。
2級と1級は、400字詰原稿用紙で7枚半(3000字以上)の論文を提出する必要があります。
採点方式と合格基準
公表されてません。
取得に必要な勉強などの費用
取得に必要な勉強などの費用ですが、具体的にいくら掛かるのかその費用については公表されてません。
2020年は指導者資格講習会が実施されていました。
認可団体の公式サイトには、公式販売資料が明記されていますが廃版のものも多いようです。
また、同サイトのオンラインショップの欄はエラーが起こっていてつながりません。
ですので、価格もわかりません。
詳しくは認可団体へお尋ねください。
就業時間 9:30~17:30 土日祝日はお休み
受験料
受験料、申請料、公認料の3つが必要です。
3級は、受験料1,500円(税込)、申請料2,000円(税込)、公認料8,000円(税込)
2級は、受験料2,000円(税込)、申請料3,000円(税込)、公認料13,000円(税込)
1級は、申請料5,000円(税込)、公認料25,000円(税込)
受験申込方法
まず、資格を取得するには「日本フォークダンス連盟」の会員になることです。
そして、日連または支部主催の各講習会やスクールで、指導者資格を取得するための検定資格が実施されていますので申し込んで受験します。
合格者は指導員資格取得の申請をすることができるようになっています。
まとめ
フォークダンスにも指導者を生み出す検定試験があります。
こちらの認可団体は唯一のフォークダンスの協会だそうです。
こちらのホームページを辿っていき、入会すれば講習会などの情報が手に入り、指導者の道が開けるでしょう。
ぜひこちらの記事や認可団体のサイトを参考にしていただき、フォークダンスの勉強をしてみてくださいね。
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