皆様こんにちは。今回は、ファイナンシャル・プランニング技能検定についてお伝えします。
Contents
- 1 適用する仕事
- 2 おおよその年収とキャリアパス
- 3 認可団体
- 4 受験条件
- 5 合格率
- 6 一年当たりの受験実施回数
- 7 試験科目
- 8 採点方式と合格基準
- 9 取得に必要な勉強などの費用
- 9.1 『FP2級・AFP過去問題集 ファイナンシャル・プランニング技能検定 ’22-’23年版学科試験編』
- 9.2 『FP2級・AFP過去問題集 ファイナンシャル・プランニング技能検定 ’22-’23年版実技試験編』
- 9.3 『’22~’23年版 合格ターゲット1級FP技能士特訓テキスト・学科』
- 9.4 『’22~’23年版 2級FP技能士(学科)精選問題解説集』
- 9.5 『2級FP技能士実技個人資産相談業務精選問題解説集 ’22〜’23年版』
- 9.6 『2級FP技能士実技中小事業主資産相談業務精選問題解説集 ’22〜’23年版』
- 9.7 『2級FP技能士実技生保・損保顧客資産相談業務精選問題解説集 ’22〜’23年版』
- 9.8 『3級FP技能士実技個人・保険顧客資産相談業務精選問題解説集 ’22〜’23年版』
- 9.9 『3級FP技能士学科精選問題解説集 ’22〜’23年版』
- 10 受験料
- 11 受験申込方法
- 12 まとめ
適用する仕事
ファイナンシャルプランナーとして活躍できる可能性があります。
ファイナンシャルプランニング技能検定資格保有者は、周囲に「私はお金について網羅的に理解している」ことをアピールできます。
金融に関する知見を広げ、経済の動向に対する高いリテラシーを有していることは、信頼のおける人材としてみなされるでしょう。
ファイナンシャルプランナーとして活躍できるチャンスが多い場面は、おもに金融系の業界にみられます。
銀行、保険会社、証券会社といった職場で、ファイナンシャルプランニング技能検定資格保有者は歓迎されます。
顧客の家族構成や収支を手がかりに、顧客に財産・資産の管理(借り入れ、万が一のこと[命の危機等]に備えた生命・医療・保険・保障サービス、子どものための学資金保険など)を提案するのがファイナンシャルプランナーの役割です。
法人顧客の場合、運用方法、株式・債券・投資信託といった金融商品を提案したり、マーケット調査・分析をして得た情報を顧客に提供したりする機会があります。
営業職なので、資産運用に係る助言はもちろん、それだけでなく、売り込むスキルが求められます。
『社内FP』
会社に所属するファイナンシャルプランナーです。
信用金庫、地方銀行、証券会社など、所属する会社の金融商品を売り込みます。
『独立系FP』
ファイナンシャルプランナーの事務所を立ち上げたり、フリーランスファイナンシャルプランナーとして活動したりして、独立して活動するファイナンシャルプランナーです。
『不動産』
不動産業界ではファイナンシャルプランナーが求められます。
不動産業界のファイナンシャルプランナーは、顧客に、住宅ローン返済シュミレーション、土地活用プラン、事業継承などを提案できます。
『副業』
ファイナンシャルプランニング技能検定の講師や、ファイナンシャルプランニングについての記事を執筆するWebライターとして活動できるでしょう。
おおよその年収とキャリアパス
ファイナンシャルプランナーとしての求人とおおよその給与は、下記のとおりです。
- 月給30万円 金融個人営業としてのファイナンシャルプランナー
- 月給30万円 東証一部上場企業の不動産ファイナンシャルプランナー
- 月給20万円 新卒採用の金融ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーのキャリアパス
入社後の研修期間は二週間になることが多いです。
先輩社員に営業の同行をして学びます。
中途の場合、証券会社での営業経験、金融商品仲介業としての証券取扱経験、保険営業の経験や乗合代理店での経験を有する者が優遇されます。
新卒の場合、誰かのためになる仕事がしたい、聞き上手であり人と話すのが好き、ファイナンシャルプランナーに関する資格を持っていると、アピールポイントになります。
お金を扱うシビアな仕事です。不安を抱きやすい顧客を安心させるコミュニケーション能力が必須でしょう。
『社内ファイナンシャルプランナー』
新卒者は、金融機関や保険会社に正社員で入ることが多いです。
『金融関連職への就職』
保険会社、銀行、証券会社などです。
『AFP』
最新の知識を常に取り入れるための研修です。
二年ごとに更新する必要がある資格なので、最新の知識を取り入れられるわけですね。
また、AFPは協会の倫理規程を遵守している証明となります。
AFPは、認定教育機関にて随時実施されます。
認定教育機関ごとに受講料金が異なります。基本課程に限り受講条件はありません。
ですが、ファイナンシャルプランニング技能検定三級合格者か、ファイナンシャルプランナーの実務経験が「二年」以上である場合、基本課程より短期間で修了できる技能士課程が受けられるようになります。
学習科目は、提案書の作成、金融資産運用設計、相続・事業承継設計、不動産運用設計、タックスプランニング、ファイナンシャルプランナー基礎、リスクと保険、ライフプランニング・リタイアメントプランニングです。
申込方法は最寄りの認定教育機関に問い合わせてください。
『CFP』
世界基準のファイナンシャルプランニング資格です。
日本だけでなく、アメリカ、中国、カナダ、ブラジル、オーストラリア、南アフリカ、香港、韓国、オランダ、マレーシア、台湾、インド、インドネシア、ドイツ、シンガポール、イギリス、アイルランド、フランス、タイ、オーストリア、スイス、ニュージーランド、イスラエル、コロンビア、トルコで導入されています。
CFPは、一年に二回あります。受験料27,500円です。
受験条件は、AFPの基本課程か、技能士課程のどちらかを修了した認定者で、加えて、CFP認定教育プログラムを提供している協会指定大学院の所定課程を修了しているか、ファイナンシャルプランナーの実務経験が「三年」以上必要です。
試験科目は、ライフプランニング・リタイアメントプランニング、金融資産運用設計提案書の作成、リスクと保険、ファイナンシャルプランナー基礎、不動産運用設計、相続・事業承継設計、タックスプランニングです。
採点方式と合格基準は、四肢択一の全50問、配点は1問2点の100点満点です。
インターネット申込、願書申込可です。
世界基準で認められているため、対外的に実力をアピールできます。
認可団体
「一般社団法人 金融財政事情研究会」
「特定非営利活動法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会」
です。
認可団体が二つある、珍しい検定試験です。
二つの団体が実施する形態のことを「複数指定試験機関方式」といいます。
受験条件
級ごとに見てみましょう。
『一級学科』
二級合格者は、実務経験が一年以上あれば受けられます。
二級合格者でない場合、実務経験が五年以上あれば受けられます。
『一級実技』
一級学科試験を合格した者、または、CFP試験を合格した者です。
『二級』
三級試験を合格した者、または、ファイナンシャルプランナーに関する実務経験が二年以上、あるいは、AFP研修の基本課程を修了した者です。
『三級』
受験資格はありません。
就職・転職・従事に役立つ本格的な知識が登場するのは、二級からといわれています。
そのため、履歴書に記載するなら、三級より二級以上の方が有利です。
合格率
公表されていません。
一年当たりの受験実施回数
二回
試験科目
それぞれ見てみましょう。
『一級学科』
四肢択一式のマークシートが配られます。マークシートは「全50問」です。
記述式が5問出題されます。
『一級実技』
面接という形で口述試験が行なわれます。面接は二回で、設例が二つ出題されます。
審査員は、「ファイナンシャルプランニング」「顧客のニーズの把握」「顧客の抱える問題の、解決策の検討と分析」「顧客の視点に立てるかどうか」といった観点からジャッジします。
受験者は、面接開始の15分前になると、出題される設例の内容を手渡されます。
各回の面接時間は12分前後です。
『二級』
四肢択一式のマークシートが配られます。マークシートは「全60問」です。
『三級』
○×式と三者択一式が、全60問出題されます。
採点方式と合格基準
一級学科、二級、三級の採点方式は公表されてません。
一級実技の採点方式は、一回目と二回目、どちらも各100点で、200点満点中120点以上で合格です。
一級学科、実技は、200点満点/120点以上
二級は、50点満点/30点以上
三級は、60点満点/36点以上
取得に必要な勉強などの費用
『FP2級・AFP過去問題集 ファイナンシャル・プランニング技能検定 ’22-’23年版学科試験編』
出版社:建築資料研究社
書籍名:FP2級・AFP過去問題集 ファイナンシャル・プランニング技能検定 ’22-’23年版学科試験編
価格:¥2,200(税込)
『FP2級・AFP過去問題集 ファイナンシャル・プランニング技能検定 ’22-’23年版実技試験編』
出版社:建築資料研究社
書籍名:FP2級・AFP過去問題集 ファイナンシャル・プランニング技能検定 ’22-’23年版実技試験編
価格:¥2,200(税込)
『’22~’23年版 合格ターゲット1級FP技能士特訓テキスト・学科』
出版社:きんざい
書籍名:’22~’23年版 合格ターゲット1級FP技能士特訓テキスト・学科
価格:¥4,950(税込)
『’22~’23年版 2級FP技能士(学科)精選問題解説集』
出版社:きんざい
書籍名:’22~’23年版 2級FP技能士(学科)精選問題解説集
価格:2,305円(税込)
『2級FP技能士実技個人資産相談業務精選問題解説集 ’22〜’23年版』
出版社:きんざい
書籍名:2級FP技能士実技個人資産相談業務精選問題解説集 ’22〜’23年版
価格:1,760円(税込)
『2級FP技能士実技中小事業主資産相談業務精選問題解説集 ’22〜’23年版』
出版社:きんざい
書籍名:2級FP技能士実技中小事業主資産相談業務精選問題解説集 ’22〜’23年版
価格:1,760円(税込)
『2級FP技能士実技生保・損保顧客資産相談業務精選問題解説集 ’22〜’23年版』
出版社:きんざい
書籍名:2級FP技能士実技生保・損保顧客資産相談業務精選問題解説集 ’22〜’23年版
価格:1,760円(税込)
『3級FP技能士実技個人・保険顧客資産相談業務精選問題解説集 ’22〜’23年版』
出版社:きんざい
書籍名:3級FP技能士実技個人・保険顧客資産相談業務精選問題解説集 ’22〜’23年版
価格:1,650円(税込)
『3級FP技能士学科精選問題解説集 ’22〜’23年版』
出版社:きんざい
書籍名:3級FP技能士学科精選問題解説集 ’22〜’23年版
価格:2,084円(税込)
受験料
一級 | 8,900円(非課税) |
二級学科 | 4,200円(非課税) |
二級実技個人資産相談業務 | 4,500円(非課税) |
二級実技生保顧客資産相談業務 | 4,500円(非課税) |
三級学科 | 3,000円(非課税) |
三級実技個人資産相談業務 | 3,000円(非課税) |
三級実技保険顧客資産相談業務 | 3,000円(非課税) |
受験申込方法
申込はインターネットでできます。
支払方法はコンビニ決済やクレジットカード決済でできます。
まとめ
皆様も、ファイナンシャル・プランニング技能検定資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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協会は、ファイナンシャルプランニング技能検定のほかに、AFP研修・CFP資格の二つがあります。
のちに説明しますが、二級受験条件に、AFPの基本課程を修了することが含まれています。
さらに、一級実技受験条件に、CFP資格試験の合格者であることが含まれています。