民間資格「ヘルスケアプランナー検定」についてです。
健康維持のために、行動の選択や判断を行える知識や能力を持っていて、加えて健康の自己管理が計画的に出来る人をヘルスケアプランナーと定義しています。
この資格「ヘルスケアプランナー検定」では、自身や家族の健康管理から、医療資格者との橋渡し役まで、自身や周りの人の健康維持、管理、指導を行うことなど、健康管理指導能力を評価する全国共通の検定試験です。
医療、健康、介護、福祉などの分野に興味のある人や、キャリアアップを考えている医療資格者、または医療業界関係者などがこの試験の受験対象者として推奨されます。
Contents
適用する仕事
企業などで、健康関連のお仕事をされている方には欲しい資格です。
また、以下のような仕事をされていたり、目指されている方にもあった方が良い資格です。
もちろん仕事でなくても、次のような方に役立ちます。
- ご自身や家族の健康が気になる方
- ヘルスケアに興味がある学生
- 企業などで健康関連のお仕事をされている方
- 介護福祉のお仕事をされている、またはそれを目指されている方
- 医療関係のお仕事をされている、またはそれを目指されている方
この資格を適用する仕事には、看護師が挙げられます。
例えば、保育園の看護師の場合、子どもと職員の健康管理や安全管理のほか、労働環境の整備なども役割です。
子どもの心身には、家庭環境が大きく影響します。
保護者の相談に乗ったり、必要に応じて適宜アドバイスする力が求められます。
おおよその年収とキャリアパス
正社員としてこの資格を活かして働く仕事には、月収20万円+インセンティブ月平均4~5万円くらいのところがあります。
会社によっては、インセンティブだけで月に10万円稼ぐ方もいるようです。
まとめると、年収は200万円台後半~300万円くらいになるところが多いと思われます。
ヘルスケアプランナー検定を取得すると、当然ですがヘルスケアプランナー検定の有資格者として活動できるようになります。
取得する時に身につけた知識を活かして、自分や家族などの健康管理から、様々な健康にかかわるお仕事などで役立てることが出来ます。
認可団体
特定非営利活動法人 日本医学交流協会医療団の主催です。
日本医学交流協会医療団は2002年7月3日に認証された団体で、この団体の特定非営利活動の種類は以下の通りです。
- 保健、医療又は福祉の増進を図る活動
- 社会教育の推進を図る活動
- 災害救援活動
- 環境の保全を図る活動
- 国際協力の活動
- 情報化社会の活性化を図る活動
- 経済活動の活性化を図る活動
- 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
- 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
受験条件
ヘルスケアプランナー検定については、ホームヘルスケアプランナーとヘルスケアプランナーの2種類があります。
どちらも受験する際の制限は特にありません。
合格率
合格率は2017年なので、少々古めのデータです。
ホームヘルスケアプランナー
e-検定
第1回:100%
第2回:50%
第3回:100%
在宅通信検定
第1回(3月16日 ~22日):75%
第2回(7月13日~ 19日):100%
第3回(11月16日~22日):100%
ヘルスケアプランナー
e-検定
第1回:66.7%
第2回:85.7%
第3回:75%
在宅通信検定
第1回(3月16日 ~22日):83.3%
第2回(7月13日~ 19日):100%
第3回(11月16日~22日):100%
1年当たりの試験実施回数
年3回実施です。
検定月は、3月、7月、11月です。
在宅通信検定は、検定月内の協会が指定した期間(1週間)での受験になります。
試験問題の返送は当日消印有効です。
試験科目
オンライン受験:50問/90分
在宅通信検定:100問/1週間以内に返送
①人体の仕組み
➁病気の知識
この2つの科目を中心に出題されます。
採点方式と合格基準
ヘルスケアプランナーの合格基準は以下の通りです。
オンライン受験:70点以上で合格となります。(100点満点の試験です)
在宅通信検定:80点以上で合格となります。(100点満点の試験です)
取得に必要な勉強などの費用
公式サイトから教本と問題集が販売されています。
ヘルスケアプランナー教本 | 6,000円(税込) |
問題集(ホームヘルスケアプランナー問題集) | 550円(税込) |
問題集(ヘルスケアプランナー問題集) | 1,100円(税込) |
受験料
在宅通信受験の検定料は16,500円です。
支払方法はクレジットカード、指定口座(ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行)へのお振り込みです。
e-検定(オンライン受験)の検定料は11,000円です。
支払方法は、クレジットカードか銀行振り込みです。
また、ヘルスケアプランナーの資格期間は3年間です。
次のうち、いずれかの課題を選択して提出すると、資格が3年間更新されます。
「セミナー受講報告書」「ヘルスケアプランナー活動報告書」「論文」のいずれか1つの提出が必要です。
更新料として5,400円(税込)かかります。
受験申込方法
こちらの資格の取得方法として、e-検定(オンライン受験)と在宅通信検定がありますのでそれぞれお伝えします。
e-検定
まず、受験者IDを取得します。
JJSのサイトで「JJS-ID」を取得します。
登録すると、ID・パスワードが記載された確認メールが送信されます。
JJSは公式サイト内にリンクが貼ってあります。
そして、受験される試験科目(ホームヘルスケアプランナー検定など)を選択します。
注意していただきたいのは事前の受験日予約はできないということです。
申し込み当日が受験日となります。
試験科目を選択したら、検定料を支払います。(クレジットカード、銀行振込から選択)
入金が確認されたらe受験チケット番号と有効期限が案内されるので入力します。
クレジットカードの場合はオンライン決済で、銀行振込の場合は事前のお振り込みが必要です。
検定申込では、確認書にオンライン試験専用URLが記載されていますのでアクセスして受験します。
試験開始時間の制約はありませんので、いつでも受験が可能です。
在宅通信検定
まず、フォームを記入します。
申込フォームを送信したら、お支払いについてのメールが届きます。
なお、ヘルスケアプランナー検定を受験する方は、認定カード作成のための顔写真のアップロードが必要となりますので準備しましょう。
そして、次は検定料を支払います。
支払ったら、試験期間前日までに検定問題一式が郵送されます。
期間内に解答し、期日までに同協会まで郵便でお送りください。
いちご四谷四丁目ビル11階
一般社団法人 ヘルスケアプランナー検定協会
まとめ
民間資格「ヘルスケアプランナー検定」についてでした。
ご自身の健康であったり、家族や周りの人、介護する相手の健康管理をする人には縁のある資格だと思います。
介護福祉や医療関係、企業で健康関連のお仕事をされている人にもそうですね。
介護福祉や医療関係の仕事に就かれていたり、企業などで健康関連のお仕事をされている方には欲しい資格です。
特に受験条件がないので、受験しやすい資格だと思います。
関連する記事はこちら
THP指導者について
「医療」「健康」「福祉」「介護」などに関するセミナーを受講し、 その報告を当検定指定の報告書にまとめて提出していただきます。
受講するセミナーは、基本的に資格者の方が受講しやすいものを自主的に選択します。
ヘルスケアプランナーの学習で得た知識を活用した活動について、当検定指定の報告書にまとめて提出します。
「健康について」等のテーマで論文を作成し、提出します。(400字以上)