デリケートゾーンにノズルの清潔は必須!温水洗浄便座(ウォシュレット)掃除のコツを伝授!

デリケートゾーンにノズルの清潔は必須!温水洗浄便座(ウォシュレット)掃除のコツを伝授!

特に家庭には今日、温水便座が搭載されています。
便利な温水便座ですが、使い続けているうちに汚れが溜まっていきます。
汚れはそのまま放置せずに小まめに掃除しましょう。

ノズルはとくに汚れがたまりやすい?温水洗浄便座掃除の頻度はどれくらい?

トイレの掃除を怠り続けると、ウォシュレットに黒ずみや黄ばみがついたりすることがあります。
ウォシュレットの主な汚れは水垢、カビ、尿石の3種類です。
この汚れが溜まると、トイレのイヤなにおいの原因にもなります。

また、ノズルの汚れを放置し、使用していると細菌が溜まり続けます。
肛門に傷がある場合は細菌がそこから侵入し、肛門湿疹や切れ痔になることもあります。

特に、女性はデリケートゾーンの細菌性炎症や膀胱炎になる恐れもあります。
温水洗浄便座は特にノズルの部分に汚れが溜まりやすく、水垢、尿石、そしてそれらによって発生するカビが主な汚れです。
これが溜まると、トイレのイヤな匂いの原因にもなります。

ウォシュレットのノズル

ですので、温水便座の掃除はノズルの掃除が主になります。
ノズルはボタンがあればそれで出すか、ない場合は手でつまんで引き出しお掃除シートで吹きあげます。
落ちにくい汚れにはシートに中性洗剤をつけてこすり落としましょう。

しかし、強くしすぎるとノズルが壊れてしまうのでその点は注意しましょう。
しっかりと掃除したい方はノズルに中性洗剤かクエン酸スプレーをかけて、水を放出する部分の汚れを使わなくなった歯ブラシで擦ります。
強く擦りすぎると故障の原因にもなりますので、力を入れすぎることなく擦りましょう。
そして、最後に汚れをお掃除シートで拭き取りましょう。

どうしてもノズルに触りたくないという方はノズル専用のスプレーがお勧めです。
スプレーして泡が落ちきるまで放置しておくだけの便利なアイテムです。
ノズルの汚れを放置していると細菌が溜まり続け、肛門に傷がある場合、そこから侵入し肛門湿疹や切れ痔になる場合もあります。

また、女性の場合にはデリケートゾーンの細菌性炎症や膀胱炎になることもありますので、ノズルの部分はしっかりと掃除しましょう。
そして、トイレ掃除はウォシュレットの部分だけではないので床や壁、フタやフチ掃除なども忘れずにしっかりやりましょう。

ウォシュレットのノズルを掃除したら、1年に1~2回ほど収納口も掃除しましょう。
比較的新しい機種だと、ノズル収納部のシャッターが取り外せて簡単に掃除ができます。
シャッター内につまみがあるので、手前に引っ張ってカバーを外し、トイレクリーナで内部を拭けば完了です。

最近では、トイレを汚したらすぐに消毒できるトイレットペーパーにつけるアルコールも販売されています。
ウォシュレットは自動で洗浄されているように思われますが、掃除をしなければ水垢やカビなどの汚れがついています。
放っておくとカビや雑菌が繁殖してしまうので、月に一回のペースで掃除することをおすすめします。

温水洗浄便座掃除で使える洗剤って?尿石、黄ばみを落とすには?

中性洗剤をかけ、汚れが薄い場合ならば2~3分放置しお掃除シートでふき取ります。
汚れが厚い場合にはトイレットペーパーを貼り、さらに中性洗剤をかけてそのまま1時間程放置し、お掃除シートでふき取ります。

脱臭フィルターって?便座と便器の隙間に溜まった汚れって?便座って簡単に取り外せる?

ティッシュでノズル掃除

ウォシュレットつきのトイレには脱臭フィルターがあります。
収納されている場所はトイレにより異なりますが、その名の通り、臭いにおいを取り除きます。

取り出してみると埃でびっしりなんてこともあり、そういうときにはティッシュで汚れを取り除きましょう。
便座自体にも汚れはつきますのでしっかりと拭きましょう。
床や壁、フタはお掃除シートで、フチはクエン酸とブラシでしっかり落としましょう。

温水洗浄便座掃除おすすめグッズ、道具、洗剤、おすすめ温水洗浄便座

温水洗浄便座の掃除の仕方を説明してきましたが、どのようなグッズなどがおすすめなのでしょうか。

おすすめする温水洗浄便座を紹介します。

温水洗浄便座とは

温水洗浄便座の取り付けには色々と条件があります。
また温水洗浄便座には「貯湯式」と「瞬間式」という2種類のタイプがあり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。

どちらが向いているかは家族構成などを参考しましょう。
家族が多いほど瞬間式がおすすめです。
その一方で、独り暮らしや家族が少ないなら貯湯式がお勧めです。

温水洗浄便座のリモコン

貯湯式とは

貯湯式は初期費用がかからず、また古い住宅で生活してアンペア数が少ない場合でも瞬間式ではブレーカーが落ちる心配もありません。

また、本体操作パネルではなく壁リモコンタイプは取り付けとなると大掛かりな工事が必要になる場合もありますので、温水洗浄便座のタイプ設置条件などはしっかりと調べておきましょう。

貯湯式のタイプはお湯を溜めるタンクを内蔵しています。
タンクに水を溜めて設定温度まで温め、洗浄時に噴出する仕組みの温水便座です。
常に水を温めているため、使用するときは消費電力が少なく済みます。
ブレーカーが落ちる心配もなく費用も瞬間式よりも安いものが多く、温水が出るまでの時間が早く水量が多いため使い心地が良いのがメリットです。

ですが、その反面タンクを内蔵するためデザインに厚みがあり水を保温し続けるため、水道水に含まれる塩素が失われタンク内に雑菌が繁殖しやすいです。
また、温水を使い切ると洗浄水が常温になるので連続使用に向いてはおらず、瞬間式より電気代がかかってしまうのがデメリットです。

瞬間式とは

一方、瞬間式は内部にタンクを内蔵してはおらず、瞬間的に水を温水ヒーターで温めて洗浄水を噴出する仕組みです。
タンクを内蔵しないためすっきりとした薄型のデザインで貯湯式と比べ雑菌が繁殖しにくいため、衛生的ですし連続使用でもその都度水を温める溜め湯が切れることがないため、貯湯式よりも電気代がかからないのがメリットです。

ですが、瞬時に水を温めるため約1,000~1,300Wの電力が必要でブレーカーが落ちる可能性があり、貯湯式よりも本体価格が高いのがデメリットです。

掃除の道具としてはトイレ用洗剤(中性洗剤)、トイレ用ふき取りシートは当然ですが小さいノズルの汚れを落とすには小さな歯ブラシを使うことが効果的です。

そのような仕組みを理解したうえで、おすすめする温水便座をご紹介します。

TOTO「ウォシュレットKシリーズ」TCF8GK34

TOTO「ウォシュレットKシリーズ」TCF8GK34
created by Rinker

メーカー名:TOTO
商    品    名:TOTO「ウォシュレットKシリーズ」TCF8GK34
価            格:¥36,190(参考価格)

脱臭機能を搭載しています。
汚れを防ぐ効果のあるクリーン樹脂を使用しています。
掃除のときは便座本体とフタを取り外すことができますので、きれいに保つことができます。

Panasonic DL-ENX20

Panasonic DL-ENX20
created by Rinker

メーカー名:Panasonic
商    品    名:Panasonic DL-ENX20
価            格:¥20,900(参考価格)

多くの洗浄メニューがあり、水流で強弱の刺激を与えるリズム洗浄や、広い範囲を洗浄するムーブ洗浄などがあります。
オート脱臭を採用しており、便座に座ると脱臭が自動で始まります。

TOSHIBA SCS-T160

TOSHIBA SCS-T160
created by Rinker

メーカー名:TOSHIBA
商    品    名:TOSHIBA SCS-T160
価            格:¥15,470(参考価格)

こちらも座ると自動で脱臭が始まります。
気泡入りのお湯でやさしく洗うエアインマイルド洗浄という洗浄機能を採用しています。
ノズルの掃除が気になるところですが、オートノズルクリーニング機能が搭載されているのであんしんです。

まとめ

まとめになりますが「ウォシュレット」は固有名詞でTOTOの商品名です。
LIXILは「シャワートイレ」です。
それらをまとめて温水洗浄便座といいます。

Panasonicや東芝も生産しています。
温水便座はLIXILが1967年に発売されましたが、十分な完成度ではなかったため当時は普及しませんでした。

一方、現TOTOは1964年にアメリカのビデ社から温水便座を輸入販売し後に特許を取得し温水の温度、水量、ノズルの位置、座り心地などを改良し最良な洗浄条件を開発し、1980年に「ウォシュレット」と命名して発売しました。

以上、温水便座の歴史も含めてお伝えしてきました。
皆さんもこの記事を機会に温水便座の掃除をやってみてくださいね!

 

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