社会人常識マナー検定(旧:社会常識能力検定)について

社会人常識マナー検定(旧:社会常識能力検定)について

常識と聞いて身構えしてしまいませんか?
意外と知らない、そして赤面する場面、そんな想像つきませんか?
そんな事にならないように「社会人常識マナー検定」をご紹介します。

適用する仕事

常識の有用性を確認し、どのような仕事に活きてくるのか見てみましょう。

常識の有用性

例えば芸能界というと常識に捕らわれない世界に思えますが、大御所と呼ばれる人でも舞台裏ではとても真摯な人が多いそうです。
ましてや一般人が働く世界となると、どの業界、どの職種も「常識」は問われてきます。

逆に言えば、この「常識」というものが表面上だけでなく、体に染みつくレベルまで身につけば、上役や同僚、また、お取引先から一目置かれることでしょう。

『礼に始まり礼に終わる』はなにも武道の世界だけではありません。
ビジネスという戦場に置いても、「常識」という「礼」は武器になり、どのような仕事でこの資格が役に立つかと言えば、限定される仕事ではなく、広く一般に求められ通用します。

紳士

常識が求めれる仕事の参考例

キャリアパスの項でも申しますが、大まかに言って働き方はサラリーマン自営(経営含む)になるかと思います。
サラリーマンと言えば、業界や職種は広く、ざっと数えると以下が挙げられます。

業界(サラリーマン)

などがあり、どの業界も会社組織で運営しており、その運営がスムーズにいくように様々な決まり事や作法があることでしょう。

職種(サラリーマン)

100種類以上の職種があります。
代表的な職種を述べますと

などです。
一部クリエイティブや企画など、常識よりも発想などが求められる職種もありますが、上記で述べたように会社というのは組織で運営されているので、常識が必要のない職種はないと言っていいでしょう。

サラリーマン

業界、職種(自営など)

自営というとその当人は経営者であり、人を雇っている場合もあるでしょう。
人を雇う立場の経営者とサラリーマンに主に求められるものは違うとはいえ、経営者に常識が必要ないかと言えばもちろんそうではありません。
銀行との交渉、税理士、弁護士、社員のマネージメントなど、やることは数えたらキリがありません。

ですので、一般社員よりも人と接する場面は多いのではないでしょうか?
大胆な経営戦略や斬新なアイデアだけが求められるものではなく、日常において常識は求められますよ。

おおよその年収とキャリアパス

上記したように常識は限定された仕事で役に立つものではなく、働くうえで広く一般に求められるスキルです。
つきまして、サラリーマンの年収とキャリアパスについて常識が強く求められる「業界」「職種」について一部ですが選びましたので、事例をご紹介します。

年収

東京の賃金による調べです。

営業

上下関係が厳しかったり、人と相対する仕事は「常識」は強く求められるでしょう。
年収ベースで250万円~1000万円オーバーまでと営業の仕事は賃金レンジが広いです。
マネージャークラスになると、500~600万円を超えてくるのが1つの相場でしょう。

営業マン

コールセンター、お客様相談室

コールセンターやお客様相談室なども、直接に人と接するので話し方といった「常識」が求められるでしょう。
アルバイトや契約社員が多く、時給は1100~1700円あたりです。
月給ですと、25~30万円あたりが相場のようです。

秘書

秘書にとって「常識」は基礎のキでしょう。
社員形態ですと、300~600万円というレンジになります。

エンジニア

エンジニアも社内の様々な部や課と関わることの多い職種です。
その仕事を進める中で、常識的に振る舞った方がスムーズでしょう。

一般エンジニアは月給ですと25万円程度から始まり、管理職待遇の部下なし技師になると(会社にもよりますが)年収で800万円位もらってるケースもあります。
エンジニアはその職人性や専門性で意外な好待遇がありますよ。

キャリアパス

サラリーマンの順当なステップアップは、契約社員→一般社員→係長→課長→部長→平の役員→上級役員と上がっていくことでしょう。
自営の場合は、人員増員事業拡大、店舗数拡大、フランチャイズといった展開が想定されます。

認可団体

全国経理教育協会

公益社団法人 全国経理教育協会

受験条件

性別、年齢、学歴、国籍等の制限はなく、誰でも受けられます。

合格率

直近の2021年度の合格率を見てみましょう

1級 59.5%
2級 64.8%
3級 80.0%

1年あたりの試験実施回数

2022年度の実地回数は6回です。

数字の6

試験科目

一般常識、会社の知識、仕事の進め方、話す書くといったコミュニケーションマナー、会議などが出題されます。

採点方法と合格基準

  • 1級 記述式:90分
  • 2級 多肢選択式:60分
  • 3級 多肢選択式:60分
  • Japan Basic 多肢選択式:60分

合格基準は70点以上/100点満点です。

取得に必要な勉強などの費用

参考書をご紹介します。

社会人常識マナー検定試験過去問題集1級(令和4年度版) (全経過去問題シリーズ)

社会人常識マナー検定試験過去問題集1級(令和4年度版) (全経過去問題シリーズ)
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出版社:清水書院
書籍名:社会人常識マナー検定試験過去問題集1級(令和4年度版) (全経過去問題シリーズ)
価格:1,430円(税込)

社会人常識マナー検定試験過去問題集2級(令和4年度版) (全経過去問題シリーズ)

社会人常識マナー検定試験過去問題集2級(令和4年度版) (全経過去問題シリーズ)
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出版社:清水書院
書籍名:社会人常識マナー検定試験過去問題集2級(令和4年度版) (全経過去問題シリーズ)
価格:1,100円(税込)

社会人常識マナー検定試験過去問題集3級(令和4年度版) (全経過去問題シリーズ)

社会人常識マナー検定試験過去問題集3級(令和4年度版) (全経過去問題シリーズ)
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出版社:清水書院
書籍名:社会人常識マナー検定試験過去問題集3級(令和4年度版) (全経過去問題シリーズ)
価格:990円(税込)

受験料

1級:4,200円
2級:2,700円
3級:2,200円
Japan Basic:2,000円

受験申込方法

協会ホームページの申込サイトにアクセスし,メールアドレスを登録してください。
マイページにログインするためのIDとパスワードが発行されます。
マイページの検定実施一覧から検定試験の申し込みを行なってください。
受験は2つの級を受けることもできます。

申し込み後、コンビニ・ペイジー・ネットバンキング・クレジットカード・キャリア決済・プリペイドのいずれかの方法で受験料をお支払ください。

受験票をマイページから印刷し、試験当日に持参してください。
試験実施日の2週間前から印刷が可能です。

まとめ

常識的な2人

いかがでしたでしょうか?
社会人常識マナー検定(旧:社会常識能力検定)は広く通用する常識について学べる資格です。
特定の仕事に対して有用な資格ではなく、たとえば面接で強くて良い印象を与えることが出来る資格です。
しかし、その身についた常識は広い世界で通用することでしょう。

また、常識とは意外と身についていないものです。
この資格で自分で当たり前と思っていたことが本当に世間で当たり前か、そんな視点で受験してみるのもアリですね。
ぜひご検討ください。

 

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