長崎歴史文化観光検定(長崎検定)について

長崎歴史文化観光検定(長崎検定)について

長崎は外国への開かれた窓として知られており、色々なものが貿易されました。
キリスト教の信者が多い都市でもあり、幕府や政府の権力者によってキリシタンは大弾圧を受けたことで有名です。
また、太平洋戦争で原爆が落とされた都市としても知られています。
長崎の検定とは、どういうものなのかを解説します。

適用する仕事

適用する仕事はあまりありませんが、タクシードライバーやバスガイドなど観光に関する仕事で利用できます。
長崎に観光で興味を持ったり、地元の事を詳しく知りたい人に適した資格となっています。

また、旅行客に観光地を聞かれた時に、オススメの名所などを案内する時に役立ちます。
長崎の歴史を知ることで、出島やキシリタンなどの当時の外国との関係や宗教にまつわる事が理解できますよ。

神社検定(神道文化検定)について

おおよその年収とキャリアパス

観光のガイドをするビジネスウーマン特に年収には大きな影響はありません。
ボランティアガイドなどで、観光地を案内する時に知識があると詳しく説明できます。
長崎の歴史や地理を詳しく知ることで、旅行などが楽しく過ごせます。

認可団体

長崎商工会会議所のロゴマーク長崎商工会議所が実施しております。
長崎に興味を持たせる、長崎の知識を広める目的で行なっており、長崎の観光などの産業を活性化させる目的で資格を認可しています。

長崎の歴史を知ることで、長崎市内の博物館や記念館などの名所の観光促進にも繋がります。
観光客が増えることで長崎に活気が出て、長崎市内の売り上げ増加にも繋がります。

受験条件

特に受験に関する制限はありません。
ただし、1級を受ける場合は、2級を合格しなければなりません。

1級を申し込みの際には、2級合格の証明として合格証の郵送が必要になってきます。
また、1級受験の際は、写真付き証明書などの個人を証明出来るものが必要になってきます。
東京会場のみ人数制限があり、3級30名、2級20名、1級10名となり先着順となります。
注意事項をよく読んでから、申し込むようにしてください。

合格率

基本的に合格率は公表されておりません。
受験者全員には合否通知を、合格者には合格証が郵送されます。

1年当たりの試験実施回数

年に1回の頻度で2月に実施されます。
長崎商工会議所を中心に行われています。
東京でも行われますが、人数制限により受けられない場合もあります。

試験科目

リンパマッサージを勉強している女性長崎にまつわる知識など、公式テキストに載っている内容から出題されます。
3級は、テキストの7割で基本的な知識を要求されます。
2級は、テキストの5割からの出題でやや高度な内容です。
また、公式テキストだけでなく、参考文献からも一部出題されます。

主な内容は、長崎市を中心とした歴史、文化、観光などです。
方言など長崎の独特の地域に関することも出題されます。
なかには、オランダで生まれた有名キャラクターに関する意外な問題も出題されます。

さらには、番外編も設定されていて、それに関するテーマを詳しく知る必要があります。
2023年はシーボルトが課題です。シーボルトは日本通でたくさんのコレクションで有名です。
シーボルトについての内容を理解する必要があります。

過去問もあるので、問題を読み解いておけば出題されるところに当たるでしょう。
キリスト教の伝来された地であり、キリシタンが多いことで知られていますので、キリスト教に関することが出題されるでしょう。

採点方式と合格基準

3級と2級は四択選択式で70%以上、1級は記述式・穴埋め・論文で80%以上の点数を取らなくてはなりません。
1級は読解力、文章力、知識が要求されるので、難易度は高いです。

取得に必要な勉強などの費用

検定公式テキストは1,980円で、長崎県内の書店で取り扱っています。
これは長崎県内でしか取り扱っておりません。
もし他県で手に入らない場合は、送料520円とテキスト代を払い込むことで、商工会議所から直接郵送してもらうことが出来ます。

また、商工会議所から4回~17回の過去問も販売されていて、1冊に付き220円かかります。
送料としては、1~2冊で140円、3冊で210円、4~6冊で250円、7~13冊で370円、14冊になると520円かかります。
テキストと過去問の両方を申し込む場合は、520円で済みます。

公式テキスト

長崎歴史文化観光検定公式テキストブック

発行元:長崎商工会議所
商品名:長崎歴史文化観光検定公式テキストブック(2020年版)
価格:1,980円(税込)

試験の出題範囲となるテキストです。
概論&問題編と解答&解説編が1セットになっています。

長崎にまつわる内容で、1章から16章までが載っていて熟読することが必須となってきます。
長崎に関する歴史、自然、戦争、文化財、食の内容が載っています。
キリシタンが潜伏して信仰していたことで知られている、隠れキリシタンも多く存在していて、長崎はキリスト教と深い関係があります。

長崎の地理や地形、離島、気候も特徴で、海に近いので気温もあまり変わりにくいのが特徴です。
長崎くんちや、長崎ランタンフェスティバルなどの長崎の祭りも多くあります。
こちらの内容から出題されますので、読むだけでも合格が可能です。

また、他にも長崎を知る上での読み物としても面白い内容です。
大浦天主堂の教会、グラバー邸などの洋風建物が文化財や国宝に指定され、重要な歴史の象徴になっています。

受験対策講座

講座を受けている女性の手元受験対策講座もあります。
1日かけて長崎について学ぶことが出来ます。
級によって受講内容が変わります。
2~3級は共通の3つの講座内容、1級は4つの応用の内容になっております。

受講料は2~3級は3,300円、1級は8,800円です。
対策講座は長崎県でしか受けることが出来ませんので、申し込む際は気をつけてください。

受験料

3級は2,200円、2級は3,300円、1級は5,500円です。
そして1級のみですが、再試験の場合は4,400円となります。
払込方法は、次の項目で説明します。

受験申込方法

受験申込には、いくつかの方法があります。

インターネット

蛍光色の青っぽい画面をしているパソコンインターネットは、公式サイトのトップページから申し込みます。
受験料を支払う際は、クレジットカード決済コンビニ決済のどちらかを選びます。
ただし、決済の時にはシステム利用料として550円かかります。

会議所窓口または現金書留

会議所窓口

指定の申込書(公式サイトに掲載)に、必要事項を記入して受験料を添えて「長崎商工会議所業務課検定係」に申し込みます。
受付時間は平日の9時~17時30分までです。

現金書留

こちらも指定の申込書(公式サイトに掲載)に、必要事項を記入して受験料を添えて、現金書留で郵送します。

宛先
〒850-8541
長崎県長崎市桜町4-1
長崎商工会議所 業務課検定係

郵便振込

指定の払込取扱票に必要事項を記入して、受験料を払い込みます。
払込手数料が生じますので、ご負担願います。
受領証は払い込みの証拠となりますので、受験票が届くまで大切に保管しましょう。

まとめ

長崎県のグラバー園合格すると、資料館などの入場料の割引や無料となる特典が受けられます。
重要文化財が多く、眼鏡橋、グラバー邸などの外国人が住んでいた洋風建築が多く、江戸時代にしては近代的なものが多いです。
日本初の輸入品が多く、鎖国をしていた日本全国に色々なものをもたらしました。

また、出島からもたらされた医術や学術も多く、いろんな技術が発展しました。
鎖国中だった日本でも長崎で貿易することが許されていたので、唯一外国人が多かった地域です。
他にも、太平洋戦争で原爆が落ちた地としても有名で、戦争の悲惨さを今も皆さんに語り掛けています。

このように、長崎は歴史の中で進化を続けてきた場所であり、日本の発展にも関係してきた都市です。
交通の面でも路面電車やバスがメインなので、他の都市ではあまり見かけない光景があります。

以上のように、長崎には深い歴史があり、そこから生まれたものも多々あります。
資格を通して、歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

 

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