幼稚園教諭普通免許状は、その名の通り幼稚園で先生になり子供たちに教えるために必要な資格です。
保育園での保育士資格とは異なりますので気を付けて下さい。
この資格は、専修免許状・一種免許状・二種免許状があり、それぞれに受験条件があります。
幼稚園教諭普通免許状は国家資格です。
幼稚園の先生は、子供の成長をサポートするとても大切な仕事です。
各自治体が幼稚園教員採用候補者選考を実施していますので、これに合格する必要があります。
また、この選考は幼稚園採用試験を兼ねていることがあります。
このため試験の勉強をするというよりは、幼稚園教諭になるための専門学校などに通って卒業することが重要となります。
専門学校で必要な単位と実習を行い卒業すればよいのですが、最低でも2年はかかります。
この幼稚園教諭普通免許状について述べたいと思います。
Contents
適用する仕事
公立もしくは私立の幼稚園に勤務することになります。
仕事の基本は、満3歳児から就学前の子供たちの先生となることです。
幼稚園の活動はカリキュラムに従って行われています。
カリキュラムは幼稚園教育要領、及び幼稚園ごとに設けられている教育方針により作られています。
幼稚園の子供を預かる時間は平均4時間です。
この時間は先生として過ごしますが、それ以外にも沢山の仕事があります。
おおよその年収とキャリアパス
女性が活躍している職種ですが、最近は男性も増加しています。
初任給
20代前半で初任給は月給平均約19.2万円とのデータがあります。
多忙で責任も重い仕事ですが、最初のうちの年収は250万円以下である場合が殆どです。
初任給はサラリーマンの平均収入と変わらないか、若干低いようです。
平均年収
平均年収は300~350万円です。
年収は幼稚園の規模により、差があります。
短大の新卒よりも、大学の新卒の方が給与は高くなる傾向があります。
どちらを卒業しても仕事内容は変わりません。
人気
人気の仕事で、募集倍率は3倍以上です。
この厳しい倍率に勝ち残った方が、幼稚園教諭になれるのです。
収入は決して高くありませんが、仕事の魅力が非常に高いと言えるでしょう。
また、専門家は今後約20年にわたって、保育園需要は増加するとみています。
なぜなら、2019年10月より保育の無償化が始まるので、潜在的需要があるからです。
公立と私立
公立幼稚園は公務員なので、一定の昇給があり、平均給与は高くなりますし、福利厚生も充実しています。
私立幼稚園は各幼稚園ごとで給与も異なります。
長期間勤める方はやはり公立の方が多いです。
自身の求職活動をする年に、希望する幼稚園が求人を出しているか事前に調べた方が良いでしょう。
国立幼稚園
更に狭き門ですが、国立幼稚園を希望することも出来ます。
全国で50園程度しかないため、募集人数はかなり少ないです。
キャリアパス
一般企業同様に経験で給与が上昇していきますので、15年以上働けば給与の上昇は高いです。
しかし、女性が多く働くため、結婚・妊娠などで休職・退職する方が多いです。
長い期間勤める方は少ないようです。
幼稚園教諭の平均勤続年数は約10年です。
園長先生になる条件は専修免許状、もしくは一種免許状有していて教育の実務経験が5年以上ある方、または教育の実務経験が10年以上ある方です。
認可団体
幼稚園教諭普通免許状を取得するために、単位・学位をえられるのは大学・専門学校等です。
幼稚園教諭普通免許状を授与するのは、都道府県の教育委員会です。
特別区人事・厚生事務組合 教育委員会事務局人事企画課採用選考担当
TEL:03-5210-9857
もしくは各都道府県の教育委員会に問い合わせて下さい。
受験条件
各免許には条件があります。
専修免許状
一種免許状を取得した後、大学院で修士号の学位を取得している方で、専門科目の必要単位を修得している方です。
一種免許状を取得した後、教職経験を3年以上持ち、更に大学・認定講習等で必要単位を修得し、教員委員会が行う教育職員検定に合格している方です。
一種免許状
4年制大学などで、所定の単位と専門科目を修得して学士号を取得している方です。
二種免許状を取得した後、教職経験を5年以上持ち、更に大学・認定講習等で必要単位を修得し、教員委員会が行う教育職員検定に合格している方です。
二種免許状
短期大学、もしくは専門学校で所定の単位と専門科目を修得している方です。
臨時免許取得後、教員経験を6年以上している方です。
教員試験に合格した方です。
二種免許から一種免許を修得する時など、勤務年数により大学等での必要単位は少なくなります。
この様に受験条件は変わってきますから、詳しくは各自治体に問い合わせて下さい。
保育士資格を持っている方
保育士の資格を持っている方で幼稚園教諭免許が欲しい方は、一定の条件で取得が認められます。
実務経験が3年以上ある方で、大学において必要な8単位を修得して各都道府県教育委員会の教員資格認定試験に合格することが条件です。
この制度は2025年度末まで認められます。
但し、教員資格認定試験の合格率は発表されていません。
ですが、かなり低いようです。
保育士のキャリアアップとしての試験と、位置付けられていると思われます。
合格率
受験する地域により異なります。
東京23区の場合の公立幼稚園の採用試験は、受験者数710名で採用者63名でしたので約9%の合格率です。
1年当たりの試験実施回数
実施日程や試験実施会場は受験する地域により、異なります。
試験科目
こちらも受験する地域により異なります。
参考までに、ある地域の公立幼稚園教員採用候補者選考方法の試験科目について見てみたいと思います。
1次
試験日は8月下旬頃です。
教職・専門教養
択一式で40問の制限時間は90分です。
小論文
課題式で1200字程度で制限時間は90分です。
2次
試験日は9月下旬頃です。
実技
模擬保育・キーボード演奏・歌など
個人面接
スピーチ・自己PRなど
採点方式と合格基準
これも受験する地域により、異なります。
取得に必要な勉強などの費用
各免許に対する学校の費用などを見ていきたいと思います。
負担になるようでしたら、奨学金制度や授業料の免除制度などがありますので、希望の学校へ問い合わせてみて下さい。
なお、下記の金額には、交通費・生活費は含まれていません。
各免許習得に必要な費用
二種、一種、専修とかかる費用を見てみましょう。
二種免許取得にかかる短大及び専門学校の費用
2年制の短大及び専門学校でかかる費用は、200万円以上です。
一種免許取得にかかる大学の費用
大学の場合は公立と私立で差はありますが、約400万円です。
教育及び保育系の大学などでは、幼稚園教諭免許と小学校教諭免許など、2種類の免許が取得できるようになっているところが多くあります。
将来のやりたい仕事を若いうちから考え、自身の希望に合う学校を受験すると良いでしょう。
専修免許取得にかかる大学院の費用
一種免許を大学で取得してから大学院でかかる費用は、約200万円です。
入学後や、工学部の方の資格習得など
入学後のことや、その他通信制や工学部の資格習得についてご紹介します。
専門学校・大学へ入学後
専門学校や大学などで所定の養成課程を修了すれば、取得できます。
幼稚園はある先生が1科目について専門的に教えるということはしませんので、何でも教えられる幅広い知識が必要になってきます。
そのため、幅の広い単位を取ることが重要になってきます。
まず、教科についての科目では国語・算数・理科・社会・音楽・図画工作などです。
更に教職についての科目で、教育心理学・教育実習・各種演習・教育相談・幼児教育論・学校論・教育論なども勉強する必要があります。
通信制
既に社会人の方や、負担を軽減したいのであれば通信制がおすすめです。
通信制大学は約160万円程で卒業できます。
大学院もあり80万円程度かかりますので、興味のある方は調べてみて下さい。
但し、免許取得可能な単位の大学か教育委員会に確認して下さい。
他の大学を卒業した方の取得方法
大学の工学部などを卒業した場合でも、学士号を持っているのであれば、二種免許を得る方法があります。
この場合、通信教育課程を設立している大学などで、足りない単位を取得すればよいのです。
受験料
受験料は受験する地域により異なります。
受験申込方法
幼稚園教諭普通免許状は、学校で指定する科目を履修して卒業すれば取得できます。
こちらは、採用試験での申込方法をお伝えしていきます。
申込期間は受験する地域により、異なります。
・公立幼稚園の場合、各市区町村で採用試験を実施します。
試験の詳しい内容は、毎年4月に各市区町村から発表される採用案内を調べてみて下さい。
・私立幼稚園の場合、求人は各都道府県の私立幼稚園連合会のホームページでチェックすることが出来ます。
希望の幼稚園があれば、問い合わせて下さい。
・国立幼稚園の場合、各国立大学及び全国国立大学付属学校連盟のホームページで確認できます。
まとめ
現代では、幼保連携型認定こども園なども設立されているため、これからは幼稚園教諭免許のみではなく保育士の資格も持っていると、更にニーズが高まると思われます。
男女平等な社会を目指しているため、女性の社会進出は目覚ましいものがあります。
そのため保育の需要は増加していますので、保育士の需要が高まると思います。
幼稚園で働く魅力といえば、やりがいでしょう。
競争力が厳しいので決して簡単に就職できるわけではありませんが、他では味わえない仕事が待っています。
そのために挑戦してみてもいいのではないですか?
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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など