皆さんは、普段フローリングの掃除をどのように行っていますか。
掃除機を数日ごとにかけるだけ、という方も多いのでは?
実は、フローリング掃除でいきなり掃除機をかけてはいけないのです。
この記事ではその理由と、フローリング掃除の仕方、頻度のめやすやおすすめ洗剤、グッズなどを紹介いたします。
掃除法を見直して床をきれいに保ちましょう!
Contents
フローリング掃除の手順
床に置いてある物を片付ける・落ちている大きなゴミを捨てる
フローリングを掃除する前段階として、まず床に置いている物、落ちている物を片付けましょう。
片付けながら掃除をするのは思っている以上に疲れるうえに、時間もかかります。
夜疲れて帰ってきたときに、服を床に放りだしてしまったり、バッグの中身を置きっぱなしにしてしまうこともあるでしょう。
子どものおもちゃなども、つい片付けるのを忘れてしまうことがあります。
そうした物はできるだけ寝る前に片付け、翌朝の掃除がスムーズにできるようにしましょう。
できれば普段から床に物を置かないよう、物を置く位置を決めておくことを心掛けたいですね。
朝一番に乾拭きする
普段家で生活していても、ホコリが空気中に舞っていることを意識することは少ないかもしれません。
でも実は、細かいホコリは生活空間の中を漂い、空気が流れるたびに舞っているのです。
夜、人やペットが寝静まり、窓も閉めきっている状態が長時間続くと、ホコリは床に落ちていきます。
朝、まだ家の中で誰も活動していないうちに乾拭きすることで、ホコリや小さなゴミ、髪の毛などをきれいに片づけてしまいましょう。
雑巾や古布だけでなく、ドライタイプのフローリングシートもおすすめ。
フロアワイパーに取り付ければ、立ったまま掃除ができるので楽ですね。
フローリングの木目に沿って、ホコリを一か所に集めるように拭いていきます。
雑巾の場合は左から右、フロアワイパーの場合は自分の奥から手前へ、と決めて手を動かすとホコリを集めやすいです。
集めたゴミは掃除機で吸い取ると楽に捨てられます。
掃除機をかける
乾拭きしたあとも、小さな塵などがフローリングの目地などに入りこんでいます。
掃除機を木目に沿ってかけることで塵もきれいに吸い取ることができます。
日常的なお掃除は以上の3つで十分です。
毎日やるのが理想ですが、生活習慣や体調などに応じて、無理のない範囲で取り組んでみてください。
水拭きをする
余裕があるときは、乾拭き+掃除機に加えて水拭きをしてみてください。
乾拭きだけでは落ちない油汚れや皮脂汚れなどを落とすことができます。
こちらも雑巾でもウェットタイプのフロアシートでもOK。
雑巾の方が手に力が入れやすく、汚れを落としやすいですが、固くしぼることが肝心。
短時間でささっと済ませて、フローリングに水分が残らないようにしてください。
水分が残ると雑菌が繁殖してしまいます。
気になるようなら最後に乾拭きしてください。
ウェットシートは楽に掃除できる分、汚れが落ちにくいというデメリットがあります。
ご自身の余裕に合わせて、変えてみるのもいいかもしれません。
あまり根詰めずに続けていけることを目指しましょう。
頑固な汚れには
べたつき、黒ずみなどの汚れの正体は、食べかすや飲み物のこぼれたもの、カビ、皮脂汚れです。
これらの汚れを落とすには、水拭きの際に、水に中性洗剤を混ぜることをおすすめします。
アルカリ性はワックスが剥がれることがあるので注意が必要です。
中性洗剤を使った場合は必ずあとで乾拭きをしましょう。
汚れ別おすすめの洗剤
べたつき汚れには食器用洗剤
水1ℓに対し中性洗剤5滴程度を混ぜてください。
フローリングのべたつきがよく落ちます。
黒ずみ汚れには重曹+クエン酸
頑固な黒ずみは少し手間をかけて掃除しましょう。
まず40℃程度のお湯に重曹を溶かします。
重曹は冷水では溶けにくく、熱いお湯では強アルカリ性となってしまうのでお湯の温度には気を付けてください。
重曹の量は1ℓのお湯に対して小さじ2.5杯です。
多いと溶けきらないうえ、ワックスを溶かしてしまうことがあるので、しっかり計って重曹水を作ることをおすすめします。
また、作りすぎると重曹が固くなってしまうので、使う分だけ作るようにしてください。
雑巾を重曹水に浸したら、固くしぼって黒ずみ部分の上に置きます。
少し時間をおいてから、優しく拭き取るようにしましょう。
重曹水は弱アルカリ性ですので、汚れの原因となっている酸性の油汚れや皮脂と反応し、よく落ちます。
弱アルカリ性ですので、あまり重曹水が多かったり、ゴシゴシこすってしまうと床を傷つけてしまうので気を付けてください。
重曹水を使って拭いた箇所に、白い拭き残しが残っていなければ、あとは乾拭きして完了です。
重曹は水に溶けにくいため、拭いた後床が白くなってしまうことがあります。
そんな時はクエン酸水で落としましょう。
ぬるま湯100㎖に対し小さじ1/2溶かします。
重曹水を作るときに一緒に作っておくと便利ですね。
スプレーボトルに入れて振ると簡単に作れます。
重曹水で使った雑巾をよくすすいでクエン酸水を吹きかけ、拭いていきます。
最後に乾拭きをして完了です。
お掃除溶液を作るのが面倒なら
市販のスプレータイプの洗剤を使いましょう。
おすすめをご紹介します。
ウタマロクリーナー
油汚れも皮脂汚れもしっかり落とす中性洗剤。
フローリングだけでなく、キッチンやお風呂、トイレや家具にまで使えます。
刺激が少なく、手荒れが気になる方や赤ちゃんがいるご家庭でも安心です。
暮らしの重曹せっけん 泡スプレー
こちらも家中どこでも使えるうえに、泡で出てくるので扱いやすいです。
洗濯にも使えます。
優しいユーカリの香りでリラックス効果も期待できます。
かんたん マイペット ハンディスプレー
二度拭きなしで使え、除菌効果もあります。
使い心地はさらっとしていて、家具や家電などにも使えます。
あちこちを短時間でお掃除したいときに便利ですね。
フローリング掃除に使える便利グッズ
アウロ No.431 天然床ワックス メンテナンス用
掃除とワックスがけが同時にできる優れものです。
液を30倍に薄めて雑巾で拭くと、汚れが落ちるうえに劣化したワックスを補強することができるのです。
水拭き感覚でワックスがけができるのは嬉しいですね。
オレンジオイルをベースとした100%天然原料なのも安心です。
スコッチ・ブライト™ マイクロファイバーモップ FM-F1J
水拭き・乾拭き両用のモップです。
マイクロファイバーは、タオル地に比べホコリや汚れをキャッチすることに優れています。
ヘッドが180度回転するので、隙間も簡単にお掃除できます。
ヘッドを立てて力を入れてこすることも可能です。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
フローリングは面積が大きいため掃除は面倒に感じるかもしれませんが、日々の片づけと便利グッズの活用で、無理なく続けられそうでしょうか。
最近はダイニングテーブルやラグを使う家庭も多く、床に座る機会が少ないかもしれません。
するとついフローリング掃除を後回しにしてしまいがちですが、床がピカピカで綺麗だと気持ちがいいですよね。
毎日少しの時間で掃除をしつつ、綺麗なフローリングを保っていきましょう。
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