東洋医学の「経絡」へのつぼ押し等と、西洋医学の「リンパ」へのマッサージの両方を取り入れている「経絡リンパマッサージ」はご存じでしょうか。
この記事では、経絡リンパマッサージのセルフケアインストラクターについて解説します。
Contents
適用する仕事
様々な場面において、経絡リンパマッサージの手技と知識を用いたセルフケアに関わる指導をすることが、セルフケアインストラクターの仕事になります。
そして、「セルフケアマネージャー」は、「経絡リンパマッサージ・セルフケアアドバイザー講座」を開くことができるほどのレベルです。
おおよその年収とキャリアパス
経絡リンパマッサージに限らず、マッサージ師の仕事の平均年収は、約380万円と言われています。
キャリアパスとしては、まず、自身で経絡リンパマッサージを行うか、身の周りの方々にアドバイスができる「セルフケアアドバイザー」の資格を取得することが必須条件です。
そうしたら、様々な場面において、経絡リンパマッサージに関して指導できる「セルフケアインストラクター」の資格を取得できます。
そして、最終的には、「経絡リンパマッサージ・セルフケアアドバイザー講座」を開くことができる最上位資格の「セルフケアマネージャー」を取得するところまでいけます。
認可団体
「セルフケアアドバイザー」「セルフケアインストラクター」「セルフケアマネージャー」の3つの認定試験を実施しているのは、「一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会」というところです。
上記3資格は、この認定試験に合格することで得られる民間資格です。
所在地:東京都中央区銀座3-7-16 銀座NSビル9F
受験条件
「セルフケアアドバイザー」の資格を持っている方が、受験できます。
また、セルフケアインストラクターの講座は、サロン等に勤務することができる年齢以上の方なら、どなたでも受講ができます。
合格率
合格率は公開されておりません。
しかし、繰り返しますが、まず、セルフケアアドバイザーの試験に合格して、経絡リンパマッサージ協会の会員になることが必須条件です。
それからセルフケアインストラクター講座を受講し、講座の最後にある試験に合格することで、セルフケアインストラクターの資格を取得できます。
1年当たりの試験実施回数
講座のカリキュラムの最後に試験があるため、講座の開催数だけ試験があります。
詳しくは、経絡リンパマッサージ協会へお問い合わせください。
試験科目
セルフケアインストラクターのカリキュラム例、および試験科目は以下のようになっています。
- インストラクター心得
- 心理学、解剖学
- 応用テクニック
- 全身マッサージ
- 生理学
- カウンセリング法
- 東洋医学
- 皮膚科学
- 衛生学
- 漢方学
- 臨床医学総論(重要疾患)
- 臨床医学各論(肩・膝・腰・婦人科系疾患)
- 主要な症状マッサージ
- 体質改善マッサージ
- 精神疲労改善マッサージ
- 心理学応用
- マナー基礎
- 全体のまとめ
採点方式と合格基準
試験は筆記・実技・面接とあります。
採点方式と合格基準は公開されておりません。
カリキュラム修了後の試験として
セルフケアインストラクターの場合は
実技試験10分・筆記試験90分・面接30分の配分です。
ちなみに
セルフケアアドバイザーは
実技試験5分・筆記試験45分
セルフケアマネージャーは
実技試験10分・筆記試験90分・面接30分
このような試験時間となっています。
取得に必要な勉強などの費用
経絡リンパマッサージ協会が指定しているスクール、もしくは認定しているスクールで開催されている講座でのみ勉強ができます。
セルフケアインストラクターの費用は、376,000円(登録料・受験料等を含む)です。
講座は合計54時間です。
セルフケアアドバイザーの費用は、122,000円(入会費・年会費・受験料・登録料等を含む)です。
ただし、別途、教材費が必要となります。
講座は合計20時間です。
セルフケアマネージャーの費用は、320,000円(登録料・受験料を含む)です。
講座は合計24時間です。
受験料
試験は、経絡リンパマッサージ協会の指定するスクール、もしくは認定しているスクールで開催される講座でのみ受験ができます。
受験料は受講料に含まれます。
ちなみに、経路リンパマッサージ・セルフケアアドバイザー資格取得と同時に、「経絡リンパマッサージ協会の個人会員」に入会しなければ、セルフケアインストラクターの受験資格は得ることできません。
受験申込方法
1.申込み
開講日の1週間前までに各会場に受講を申込みます。(各会場には、定員があるのでご注意ください。)
公式サイトのお申込みフォームから、必要事項を記載して送信します。
そしたら、予約確認のメールが届きます。
2.費用の納付
予約確認の連絡に記載されている指定の口座に、予約確認の連絡を受けてから1週間以内に費用を振り込みます。
3.講座の受講
申込完了のお知らせに記載されている日時、場所、持ち物などに従って講座を受講します。
4.受験
講座で案内がされますので、その案内に従って試験を受けます。
5.合否の通知
受験後、約30日後に合否通知が郵送されます。合格の場合には、認定証等が合格通知に同封されます。
不合格の場合は、別会場で試験のみを受験することができますが、改めて受験料が必要となります。
まとめ
この記事では、「経絡リンパマッサージ・セルフケアインストラクター」を中心に、「経絡リンパマッサージ・セルフケアアドバイザー」や「経絡リンパマッサージ・セルフケアマネージャー」までについても紹介しました。
経絡リンパマッサージ・セルフケアインストラクターは、様々な場面でセルフケアに関する指導ができます。
活動を通じて、人々の健康的な暮らしを実現できる資格です。
もちろん、この資格まででも、周りの人に教えることができる程度の知識を身に着けることができます。
まず、経絡リンパマッサージ・セルフケアアドバイザー資格を取得します。
そして「一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会」の会員になる必要があります。
ここまでの資格を取得するためには、講座を受けるためのまとまった時間と費用が必要となりますが、人々の疲れを癒したり、自分自身の健康的な暮らしを実現したりできることでしょう。
上記までがセルフケアインストラクターへの道筋ですが、さらにその上位資格である「経絡リンパマッサージ・セルフケアマネージャー」まで取得すると、「経絡リンパマッサージ・セルフケアアドバイザー講座」を開くことができます。
もし、経絡リンパマッサージの知識と手技を使用したセルフケアに関心がある方が受講できる「経絡リンパマッサージ・セルフケアアドバイザー講座」を開いてみたい人には、さらなる受講が必要になります。
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