皆様日が経つのは早いもので、だんだん暑くなってくると冷たい物が飲みたくなりますよね。
のどが渇いてキンキンに冷えた物が飲みたい時に、氷を入れますよね。
氷はぬるい物や温かい物を冷やしたり、ゆでた野菜を色どめさせたり、あるいは熱やケガをした際に使うなどいろいろ役に立ちます。
製氷機は水を入れておくだけで氷が作られますが、清潔が一番です。
氷は飲み物に使う際口に入るものですから、ぜひ製氷機の掃除の仕方を覚えておきましょう。
Contents
汚れたままにしておくとどうなる?分解して洗える?クエン酸は使える?
製氷機は水を入れておくだけで、自動で氷が出来てしまう便利な機械です。
ですが、長い間製氷機を洗わない状態でいると、タンク内部がぬるつき、カビが発生していきます。
もっとひどいと氷にカビのにおいが移る場合もあります。
製氷機の中にカビがあると、そのカビを気付かずに食べてしまう恐れがあります。
カビを長い間摂取しすぎると、感染症やアレルギー、中毒症などを発症する危険もありますよ。
製氷機の構造
製氷機は給水タンク、製氷皿、貯氷タンクの3つのパーツから成り立っています。
給水タンク
給水タンクは氷を作るための水を入れておくパーツです。
ですが、常に水と空気に触れている箇所でもあるため、3つのパーツの中ではもっともカビが発生しやすい部分です。
給水タンクは冷蔵庫内に設置されていますから、そこの温度は3~5℃の環境です。
カビは10℃以下の環境でも発生します。
製氷皿
製氷皿は給水タンクから水が入れられる容器です。
こちらは冷蔵庫の中で常に氷点下に保たれている場所なので、カビが発生しにくいところだそうです。
貯氷タンク
貯氷タンクは出来上がった氷を貯めて保管する場所です。
冷蔵庫の引き出しを開けて氷が保存されているところで「貯氷ケース」と呼んでいるメーカーもあります。
何もしないでいると、どんどん古い氷が溜まりますよね。
ここも温度が氷点下に保たれている部分なのでカビは発生しにくいです。
しかし、氷を出す際に頻繁に空気に触れている部分でもあるため、空気中のほこりが入りやすいです。
製氷機は分解して洗える?
分解というと大掛かりに聞こえますが、先ほど述べた各パーツごとに取り外して掃除することができます。
給水タンクは冷蔵庫からタンクを取り外して水洗いだけです。
スポンジではタンクに傷がついたり、破損してしまう恐れがあるので使わないようにしましょう。
製氷皿は機種によりますが、取り外せるものなら入っている氷を捨ててから流水で丸洗いします。
貯氷タンクの掃除の仕方は、クエン酸を使用した方法がおすすめです。
製氷機に付く水垢の汚れはアルカリ性なので、酸性のクエン酸を使うことで中和されて汚れが取れます。
- 氷を捨てて貯氷タンクの中を空にする
- スプレーボトルに水100mlとクエン酸小さじ2分の1を入れて、振って溶かして「クエン酸水」」を作る
- 貯氷タンクの汚れにクエン酸水を吹き付け、しばらく置いて拭き取って汚れを落とす
製氷機掃除する時誤って食べないよう、製氷機を食紅とかで着色しておいた方が良い?
この問題の意味はこの掃除方法にあります。
- 給水タンクのフィルターを外して、水道水300mlに対してクエン酸大さじ1程度を混ぜて入れる
- タンクの中に食紅を入れ、クエン酸を溶かすようにかき混ぜる
- 自動製氷機を稼働させてピンク色の氷ができたか確認する
- クエン酸入りの氷ができたらすぐに捨てて、その後2、3回は氷を作って・捨てるを繰り返す
- 給水タンクを洗い、水を入れて再びセットする
- 完全に白い氷が出てきたら、掃除終了
食紅を使うのはクエン酸水が残っていないことを目で確認しやすくし、誤飲を防ぐためです。
もちろん食紅がなくても掃除はできます。
食紅がなくても掃除中であることを自分や家族が解ればいいわけだし、メモを貼っておいたり、家族に口頭で知らせる方法でも良いです。
注意として、クエン酸は食べても良い「食用クエン酸」と「掃除用クエン酸」があります。
「掃除用クエン酸」は食べることを想定していない作りになっているため、食べないようお願いします。
なので、食紅だったり、「掃除中」の合図は欠かせませんね。
ただお酢の場合はある程度希釈して使ったとしても、お酢特有の匂いが発生してしまいます。
ということは、製氷機内部も臭くなってしまいますね。
だからクエン酸を薦めるわけですが、小さな子供がいるご家庭ではお子さんが間違ってクエン酸入り氷を食べてしまうケースも想定されます。
小さな子供がいる状況の時には、お酢を使った方が安心ですね。
製氷機に熱湯を入れてはいけない?水道水、浄水、ミネラルウォーターは入れていい?
簡潔に言うと、製氷に使うのは水道水(60℃以下)をおすすめします。
これは水道から出ている水というのは雑菌の繁殖を防ぐために、塩素が含まれているからです。
なので、どちらかというと氷が日持ちします。
同じ水ならミネラルウォーターでも良いのでは?と考える方もいるでしょう。
現在では、たくさんのミネラルウォーターが販売されていますが、ミネラルウォーターの水は水道水よりもカビが発生しやすくなります。
ミネラルウォーターには塩素が含まれていないために、製氷機に使った場合はカビが生えるのが早いです。
浄水器や一度沸騰させた水も同様です。
要は殺菌されているかどうかが大事なのです。
それにミネラルウォーターにも種類があります。
硬度が高めなミネラルウォーターを使用した場合、カルシウムなどのミネラル分が凝固し、それが蓄積されて最悪の場合には製氷機が故障してしまう可能性もあります。
最近の製氷機にはミネラルウォーターや浄水器の水でも対応できるようになりましたが、それは常に「清潔にしておく」というのが条件なのです。
ミネラルウォーターや浄水器の水を使いたい場合は、頻繁に給水タンクの水を交換したり、掃除もこまめに行うのが必要です。
他にも注意点として、お茶やジュース類を製氷に使うのも製氷不良や故障の原因になるので、使わないようにしましょう。
製氷機掃除おすすめクリーナー
ここまで製氷機の掃除の仕方をお伝えしてきました。
製氷機の掃除にはどんな道具が必要になるのでしょうか。
おすすめのグッズを紹介していきます。
自動製氷機洗浄剤 おいしい氷
- メーカー名:ハートハンド
- 商 品 名:自動製氷機洗浄剤 おいしい氷
- 価 格:¥530(参考価格)
クエン酸配合の洗浄剤です。
使い方はこれを入れるだけです。
粉末タイプでお得な3回分が入っています。
自動製氷洗浄剤 氷キレイ
- メーカー名:ニーズ
- 商 品 名:自動製氷洗浄剤 氷キレイ
- 価 格:¥522(参考価格)
こちらもクエン酸を配合した洗浄剤で、製氷機内を簡単に除菌・洗浄します。
こちらの使用方法も給水タンクに入れるだけなので簡単です。
自動製氷機の洗浄剤
- メーカー名:木村石鹸
- 商 品 名:自動製氷機の洗浄剤
- 価 格:¥858(税込)
こちらの商品は食品添加物にも使用されているクエン酸、梅果汁抽出物のみで作られた製氷機クリーナーです。
使い方は洗浄剤を入れてしばらく放置するだけです。
しかも、この洗浄剤は除菌までしてくれるので、雑菌やカビの繁殖からも守ってくれます。
自動製氷機クリーナー 2回用
- メーカー名:東京企画販売
- 商 品 名:自動製氷機クリーナー 2回用
- 価 格:¥697(参考価格)
こちらも給水タンクにそのまま注ぎ入れるだけのクリーナーです。
食品にも使用されているクエン酸やリンゴ酸を配合していますので、安全性が高いといえます。
冷蔵庫の自動製氷機のタンクから、普段見えないパイプなどの経路の中まで洗浄・除菌してくれます。
2回分使えてお得です!
まとめ
今日は製氷機の掃除についてお伝えしてきました。
製氷機は便利な機械ですが、放置すると知らず知らずのうちにカビが発生しやすくなります。
やはり氷も口に入れるものですから、清潔にしたいですね。
メーカーにもよりますが、製氷機は分解できます。
こちらの記事での掃除方法でも良いですが、製品に同封されている説明書の掃除の仕方で行なってみてください。
また、製氷機に入れるのは水道水(60℃以下)の方が良いです。
氷の日持ちの点でいうと、頻繁な掃除が億劫な方には水道水を入れておけば間違いないでしょう。
製氷機は永久的な氷の保存容器ではないので、たまには面倒を見てあげましょう。
皆さんも、きれいにした製氷機でおいしい氷を味わいましょう。