アルミニウム溶接技術検定について

アルミニウム溶接技術検定について

皆様今日は「アルミニウム溶接技術検定」という資格をご紹介してまいります。
アルミ溶接は知っていますか?アルミというのは今現在の社会や生活の一部で浸透しており、加工したものを利用しています。
身近な日用品、車から硬貨、缶ジュースの容器など色々身近に存在しており、広く使われています。
機械化も進んで自動生産もよくされていますが、まだまだ精密で複雑な作業は人よる加工が必要です。
ここではまだ工場からの需要もあり、社会に役に立つ「アルミニウム溶接技術検定」についてご説明します。

適用する仕事

適用する仕事は溶接工です。
アルミニウム溶接技能検定は専門の技術がない方だと失敗しやすく、アルミニウム自体が溶けやすく酸化しやすく脆いためこの資格を持っていると様々な加工現場で役に立ちます。

一例として、自動車関連の工場建築関連などの溶接工の人が取得して仕事に活用しています。
溶接の基礎的な知識や資格を持っていることが基本ですが、アルミニウム溶接技能検定資格を所持している方はまだまだニーズがあります。

特に団塊世代などの高齢な方が増えてきて若い人が少ないのが現状な為、若くて「アルミニウム溶接技能検定資格」を持っている方は就職活動にも有利で重宝されるでしょう。

おおよその年収とキャリアパス

アルミニウムの溶接をやっている工場の風景おおよその年収は男性で年400万円前後、女性で年300万円前後が平均です。
女性の方が年収が低めですが、元々工場現場で力仕事を要求されたり、女性の場合は妊娠・出産等の理由で若干不利ではありますが、継続的なキャリアを積む事で年々年収が上がります。
他の溶接工に適切な資格を取る事で優遇されるため、やる気次第でどんどん年収は上がっていきます。

本記事の「アルミ溶接技術検定」以外にも様々な資格を取り経験を積むことで、溶接工から管理部や営業部に回る方、加工して造る側から開発して創る側に回る方など様々です。
また、そのまま溶接工のままの地位でも50代の半ばまでは年収が上がっていくのが平均的です。

認可団体

一般社団法人 軽金属溶接協会のロゴマーク一般社団法人 軽金属溶接協会
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町4丁目20番 溶接会館6F
電話:03-3863-5545  FAX:03-3864-8707

JR 山手線、京浜東北線、総武線 秋葉原駅 昭和通口から 徒歩約8分
東京メトロ 日比谷線 秋葉原駅 1番出口から 徒歩約7分
都営新宿線 岩本町駅 A4出口から徒歩約12分

本協会は目的を達成するため、次の事業を行う
  • 軽金属の溶接・接合に関する技術の調査、試験及び研究
  • 軽金属の溶接・接合に関する規格・基準の作成及び普及
  • 講演会・講習会の開催、資料の作成・提供等による軽金属の溶接・接合に関する技術の指導・奨励
  • 軽金属の溶接・接合に関する技術の検定及び認証
  • 軽金属溶接構造物の製造に関する事業所認定
  • その他、本協会の目的を達成するために必要な事業

事業は、本邦及び海外において行うものとする。

受験条件

資格には条件が2つあります。

基礎級
1か月以上アルミニウムの溶接技能を習得した満15歳以上の者。
別口として講習会も開かれており、受ければ受験資格を得られます。
そして、講習会修了日の翌日に実施される試験で学科試験が免除されます。
専門級
3か月以上アルミニウムの溶接技能を習得した満15歳以上で、受験種類に対応する基本級の資格を所有する者。
条件として基礎級も同時に受けて合格することが前提です。

上位の級ですが条件もだいぶ緩く取りやすいので、基礎級を取れたならすぐ専門級まで取得することをオススメします。
後々のキャリアに活かしやすいですし、まだまだ需要がある技術です。
民間資格ということもあり比較的簡単な方ではありますが、しっかり知識と経験を身に着けて挑んで下さい。

合格率

近年毎年約80%前後の合格率です。
取りやすいですが代金を頂いて工事しますから、トラブルもあります。
安全で高品質な製品のためにしっかりと学んでください。

1年当たりの試験実施回数

コルクボードの上に置かれた日本地図月にだいたい2回~4回ほど開催されています。
これは各地方や首都圏に満遍なく開催されるためです。

東京などでは月に1回~2回のペースで開催されますが、地方では良くて月に1度近隣の県で開催されるかもしれないという感じです。
検定受験を希望する地方にいる方は、なるべくチャンスを逃さないようにしてください。

試験科目

学科試験
  1. 溶接用のアルミニウム合金材料の概要
  2. 容加材と溶接部の性質の概要
  3. 溶接施行法の概要
  4. 溶接災害防止法 など
実技試験
  1. 薄板、中板、厚板、パイプ(薄肉、中肉、厚肉)の突合せ溶接
  2. 試験材の表曲げ、裏曲げ、側面曲げ試験

採点方式と合格基準

詳しい記載はありませんが、実地試験ではミグとティグ溶接をしてもらいます。
各項目で採点基準は決まっているようです。
学科試験は記述がありません。

取得に必要な勉強などの費用

「アルミニウム溶接技術検定」は学科試験と実技試験がありますが、学科については試験用の講座などは設けられていないため、独学で知識を得ると思ってください。
検定に役に立ちそうな参考書・問題集をご紹介します。

おすすめ参考書・問題集

図解入門 現場で役立つ溶接の知識と技術

図解入門 現場で役立つ溶接の知識と技術
created by Rinker
  • 出版社名:秀和システム
  • 商品名:図解入門 現場で役立つ溶接の知識と技術
  • 価格:¥1,760(税込)

こちらは現場で役立つ溶接の知識と技術を豊富な図表を使って解説した溶接入門書になっています。
教科書と現場を橋渡しするような溶接の原理から実際の作業のポイントまでを解説しています。

溶接のメカニズムや種類、特徴、溶接ができる人になるための教育、材料や特性を意識した施工など実践的なトピックを豊富に取り上げています。
資格取得のための優れた参考書となることでしょう。

わかる!使える!溶接入門

わかる!使える!溶接入門
created by Rinker
  • 出版社名:日刊工業新聞
  • 商品名:わかる!使える!溶接入門
  • 価格:¥1,980(税込)

こちらは溶接の「基礎知識」「段取り」「実作業」の“これだけは知ってほしい知識”を体系的にわかりやすく解説した実務に役立つ入門書です。
「実作業に即した段取り」にも焦点を当てているため、実作業を効率よく行えるように工夫されております。

実技試験対策の場合

実技試験では対策講座を設けています。
そこで知識や経験を得ましょう。

Aコース

5083P-0、 3mm薄板
アルミ協会会員の方は79,420円の費用が掛かります。
協賛団体会員の方は93,720円の費用が掛かります。
一般の方は99,220円の費用が掛かります。

Bコース

5083P-0、 8mm中板
アルミ協会会員の方は106,150円の費用が掛かります。
協賛団体会員の方は127,270円の費用が掛かります。
一般の方は132,770円の費用が掛かります。

ABコース

5083P-0、 3,8mm薄板及び中板
アルミ協会会員の方は93,720円の費用が掛かります。
協賛団体会員の方は111,540円の費用が掛かります。
一般の方は117,150円の費用が掛かります。

Cコース

5083P-0、 8,20mm中板及び厚板
アルミ協会会員の方は130,900円の費用が掛かります。
協賛団体会員の方は158,180円の費用が掛かります。
一般の方は163,680円の費用が掛かります。

コースについては応相談しましょう。
定員数は10名(定員を超過した場合申し込みの順番に次回の講習に参加していただきます。)
職場などで溶接技能を学んだ方は一日だけ検定前の確認や訓練を受けることができます。

受験料

  • 学科試験:1,130円
  • 実技試験:ティグ溶接:8,040円~、ミグ溶接:8,290円~

ですが、実技はその時の状況や受験内容によって若干変動します。

受験申込方法

オレンジの鉛筆が一緒に置いてある9月のカレンダー願書を提出し、現金を持参するか銀行振込あるいは現金書留で郵送していただきます。
締め切りは試験開催日の一か月前です。
なるべく余裕を持って参加準備をしていただけるとスムーズに受けられます。

まとめ

以上がアルミニウム溶接技能検定についてです。
今溶接工の仕事を持たれている方、まだやり始めて新人の方、これから溶接関係の仕事に就職を目指す方は「アルミニウム溶接技能検定」を取得してみてはいかがですか?

多くの需要があり、様々な現場で生かすことができます。
また溶接に携わる方の年齢層も高齢化しており、若い方は特に需要があるので就職面でも有利になります。
溶接関係で仕事をされる方は是非この「アルミニウム溶接技能検定」の取得を目指してみてくださいね。