皆様こんにちは。今日は米びつについてお伝えします。
皆様はお米は好きですか?ついつい食べ過ぎることありますよね。
皆様も炊飯はしたことあると思います。
お米を買ったり、もらったりした場合はどうやって保存しておきますか。
大部分の方は「米びつ」を使用すると思います。
今回はその米びつのお手入れの仕方です。
口に入るお米の衛生面にも関わってきますよ。
Contents
古い米を残さず注ぎ足したほうがいい?
米びつを使うとき、ついつい古い米の上に新しい米を出して入れてしまいます。
無洗米もありますが、米は洗うものだと思って米を注ぎ足してしまうものです。
ですが、米びつというのも汚れてきます。
主にぬかや米がかなり乾燥・酸化して「粉」になったものが多いです。
そうした汚れは米びつの内側全面と四隅、それに計量機能付きの米びつでは、加えて計量口の中と後ろにつくので注意が必要です。
そのような汚れて古くなった米と一緒に、新しい米を入れると米ぬかを掃除する機会がないゆえ、底の方に古くて味の落ちた米が残ってしまいます。
それに古い米と新しい米を同居させると、古い米の方が新しい米に悪さをして劣化を進め、虫を湧かせてしまいます。
古い米ぬかには虫が湧きやすいです。
また、カビも発生しやすくなります。
口に入れるお米の中にカビや虫が入っていたら良い気持ちはしないし、健康にも悪いと感じてしまいますよね。
害虫の湧く時期っていつごろ?一度害虫の湧いたお米を食べるにはどうしたらいい?
前項目で虫の話をしましたが、米びつにやってくる虫にはどのような対策が必要なのでしょうか。
害虫について
米びつに湧く虫は複数いますが、主に挙げるとコクゾウムシとノシメマダラメイガです。
コクゾウムシは小さい黒い甲虫で、米粒に穴をあけて卵を産み付けます。
ノシメマダラメイガは小さな芋虫の幼虫の時にお米にいて、育って蛾となって成虫になったらそこから出ていきます。
幼虫は米袋を食い破る力があります。
米に湧く虫は主に4~10月頃、高温多湿の環境で活発になります。
- 収穫時にそのまま紛れ込んでしまう(米に産み付けられた虫の卵は取り除くのが難しい)
- 通気穴から繁殖(お米の袋は通気のための小さな穴が空いているので、そこから侵入)
- ぬかが溜まっている(栄養として成長)
害虫が湧いたお米は食べられる?
一度害虫が湧いてもすぐに捨てることはありません。
虫を取り除けば良いのです。
取り除けば普段通りにお米を研いで調理して食べられます。
お米は加熱しますからね。
- 物理的に目視しながら取り除く
- 水を入れて少し待って虫を浮かせる
- ザルでふるいにかける
- 虫を取り除いた米を陰干しする(日向はNG)
ただどうしても風味の点からは落ちてしまうかもしれません。
その場合は味をつけて調理して、お米本来の味が気にならない方法で食べましょう。
しかし、アレルギーを持っている方はアレルギー症状を引き起こすかもしれません。
特に甲殻類アレルギーの方は要注意です。
それにダニアレルギーや蛾のアレルギーのある方も症状が出てしまうかもしれません。
当てはまる方はそのようなお米は避けた方が良いです。
材質の違いって?水洗い出来ない場合どうしたらいい?鷹の爪による防虫効果って?
米びつのにも色々な違いがあり、それぞれ利点があります。
主なのはプラスティック、木材、ガラスの3種類です。
米びつの材質
プラスティック
プラスティックにも多種多様なものがあります。
例えば市販で売っている容器です。
一緒に計量カップがついていることがありますし、ある程度の耐久性や軽量さを備えていてそれなりに中身も見渡せます。
また、市販のものでなくても再利用することができます。
例えばペットボトルです。
市販の飲料用ペットボトルなら、ある程度サイズも選べます。
ただ底が洗いにくい・手が届きにくいと言うのが難点ですね。
他には容量こそ小さいですが、プラスティックと同じ材料で作られているシートパックもあります。
木製
木製は質感がなめらかで温かみがあり、頑丈です。
特に桐の木材は防虫性があります。
また、調湿性にも優れています。
湿気が増えると米びつに開いている穴から水分を吸収し、乾燥していると水分を吐き出します。
香りが良いので、見た目や匂いとしても美味しく感じさせてくれます。
炊いたお米を入れるおひつとしてもおすすめですね。
難点なのは多少傷みやすく、重めなところです。
ガラス
ガラスは透明であることが多いため、内部も見やすいうえ残りの量を確認することもできます。
そして、耐冷・耐熱性に優れています。
材質的にも見た目よりも頑丈にできています。
何か尖ったものがぶつかっても傷つきにくく、ぶつけてもあまり周りを気を付けなくて済みます。
ただ落とすなどの衝撃には若干不安があります。
重みもあるため、持ち運びの際は注意してください。
この中でお勧めなのはプラスティックの材質の類です。
安価なうえ多く市販されております。
色々融通が利くので、まず迷ったらそれを使用してほしいです。
そのうえでまた別の目的がある場合、他2種や別の材質を選んでいただきたいと思います。
米びつが水洗いできない場合は?
米びつの掃除の仕方は水洗いが基本です。
基本的には洗えないということはないですが、木材容器の場合は水洗いすると傷みの原因になりますから、代わりに湿らせた布巾で米ぬかを拭き取り、1日ほど天日干しにすると良いでしょう。
そして、新たに米を入れる時、米びつの湿気が取れていることを確認するようにしましょう。
問題なのが決まった量の米が出てくるワンプッシュ型の米びつの掃除です。
そのタイプの米びつでもいったん米を全て取り出して、米びつ内側についている細かなぬかを軽く絞った濡れ布巾で隅々までよく拭き取ってください。
そして、乾布巾で乾くまでよく拭き取ります。
お米の排出口付近は歯ブラシなどを駆使して米ぬかを落としてください。
鷹の爪と防虫効果
お米や米びつには虫が入らないようにしたいですよね。
防虫効果に鷹の爪(唐辛子)は効果あるようです。
鷹の爪にはテルペノイド化合物という物質が存在しています。
テルペノイド化合物は植物由来の柑橘系の香りの成分が含まれていて、この成分が揮発することによってお米の虫が逃げていきます。
植物由来で柑橘系の匂いなので、人やお米には害がありません。
ただ唐辛子といっても、生の唐辛子だと余計な水分も含まれているため、カビが発生する可能性があります。
ですので、生の唐辛子を乾燥させればカビの心配がなくなります。
その際はお米の入っている容器に、乾燥した生の唐辛子をそのまま入れてください。
種やそれ以外の部分がお米に混ざってしまうのが心配だという方は、きれいなお茶パックやだしパックの中に唐辛子を入れてから米の上に置きましょう。
一方、乾燥した唐辛子は保存に便利です。
けれども乾燥させる過程で成分が揮発してしまうので生の唐辛子と比べて持続時間が短いです。
それに乾燥唐辛子の米びつへのコクゾウムシ成虫の侵入防止効果は、たったの1ヶ月しか持たないそうです。
これは食料・農業・農村に関する研究開発を行なっている農研機構での実験で明らかになっています。
生の唐辛子を使うのに抵抗ある方は、米びつ防虫剤を使うと良いでしょう。
米びつお手入れおすすめグッズ
米びつをきれいに保つのに役立つグッズがあるので、ご紹介しましょう。
米唐番
- メーカー名:エステー
- 商 品 名:米唐番
- 価 格:¥341(参考価格)/5kgタイプ
天然唐辛子と酒精(発酵アルコール)、それにクミンアルデヒド(香辛料由来成分)が入っているため、この唐辛子ゼリーがお米を守ります。
唐辛子ゼリーの大きさで交換時期がわかります。
10kgタイプや無洗米タイプもあります。
無洗米タイプは青唐辛子で配合されています。
一年米びつくん
- メーカー名:LEC
- 商 品 名:一年米びつくん
- 価 格:¥1,000(税込)
天然わさび成分や天然からし成分が発生するコクゾウムシなどの害虫に強力に効果を発揮します。
お米に発生するカビも防ぎます。
使用目安は開封後約1年です。
40kgまでの米びつまで効果があります。
冷蔵庫米びつ 2kg
- メーカー名:ニトリ
- 商 品 名:冷蔵庫米びつ 2kg
- 価 格:¥599(税込)
冷蔵庫で使用できるお米の容器です。
重すぎず丁度良いサイズで2kg入ります。
また使い易いカップ容器もついており透明なため、中を見渡せます。
冷蔵庫で保管できるので衛生面においてもお勧めです。
米びつ 計量
- メーカー名:アスベル
- 商 品 名:米びつ 計量
- 価 格:¥4,680(参考価格)
レバーを下げて簡単に計量!残量が見える目盛り付き、洗える米びつです。
オールプラスティックなので丸ごと洗えて錆びません。
移動に便利なキャスターも付いている機能性抜群な米びつです。
12kgまでのお米を入れられます。
まとめ
以上がお米保存容器についてでした。
食べ物の衛生環境はとても大事ですし、夏前後は特に食べ物類は影響を受けやすいです。
秋には新米も出てきますし、ぜひ主食のお米に注意を払って快適な食生活をしてくださいね。