どこまで自分でできる?電気代を変えるエアコン室外機掃除のやり方

どこまで自分でできる?電気代を変えるエアコン室外機掃除のやり方

皆様今日はエアコンのことについて、お伝えします。
エアコンは便利ですよね。
冬などの寒いときは暖かい温度設定にして、夏などの暑いときは冷たい温度設定にして快適に過ごせますよね。
特に給油をすることは必要なく、手間がかかりません。
ですが、これらの快適さは実は家の外で頑張っている室外機のおかげなんです。
寒い日も暑い日も雨の日も雪の日も風が強い日も、ずっと一人で回転し続けているからなのです。
そんな室外機も外にあるので、汚れたり劣化していき性能がだんだん落ちていってしまいますよね。
今回はこのエアコン室外機のお手入れの仕方について見ていきます。
なるべく故障が起きないように自分で手入れが出来ると良いですね。

室外機掃除はいつ?どれくらいの頻度で行えば良い?

さて、室外機にも掃除は必要になりますが、その頻度はどのくらいでしょう?

どれくらいの頻度でやるのか

実は年に1回・2回程度でいいんです。
室外機自体は当然建物の外なので、外での設置、稼動になります。
当然外での汚れは想定されています。

ですので、週に一回や月に一度といった頻繁な掃除をする必要はないんです。
年に1回や2回ほどで十分です。

時期としては本格的にエアコンを使う前が一番望ましいです。
5~6月や10~11月ごろですね。

なるべく砂埃が起きそうなところを掃除するとか、それ以外でも年2回掃除をしてほしいです。
性能はあまり変わらないかもしれませんが、やはり効率は掃除をしていないほうが落ちてしまうでしょうし、掃除しておいた方が故障の予防にもなります。

室外機の設置場所について

ちゃんと水平に設置されている2台のエアコン室外機室外機の設置場所ですが、水平の場所に設置しましょう。
角度がついていると騒音が出てくるかもしれませんし、振動が出て故障や劣化の遠因になってしまいます。

そして、室外機はお部屋を冷やすための特殊な液体にも気体にもなれる冷やすのに適した物質の「冷媒」(フロンなどの化合物がこの工程に適しているため使われている)を冷やす役割があるため、風通しの悪い場所ではいつまでも周囲に熱がこもり、熱交換機の部分が冷えづらくなってしまいます。

ですので、なるべく覆い被さるところがない涼しい場所に設置してほしいです。
冷えにくいということはそれだけで冷媒からの冷やされた室内機、エアコンなどの熱交換機という冷媒によって冷やされます。

そして、部屋の空気がそこに当たって、空気が冷えて部屋に戻るという部屋を冷やす冷たい空気を生産するのに時間がかかってしまうことになります。

そうなると効率が落ちて電力の消費も大きくなってしまいますから、風通しの良い遮蔽物(しゃへいぶつ)のない空間が最適です。
風通しが悪く日陰で遮蔽物がある場所などは、最終的にゴミや埃や砂の溜まる場所になります。
カビなども発生しますから掃除も面倒になってきますし、故障や効率の低下を招いてしまいます。

室外機はどの部分を掃除すれば良い?ドレンホース掃除で交換は自力で出来る?

汚れは放置すると故障や性能低下の元になります。
特に異音がする汚れが目立ってきたなど、そのような場合はすぐに掃除をした方が良いです。

1、外側の汚れ

室外機の周りにゴミなどが散乱されていると室外機内部に入り出して、故障の原因騒音、異音の原因になりますからしっかりと掃き掃除をしておきましょう。
空気の流れを遮ったりしてしまうので、性能効率が落ちてしまいます。
室外機の近くに、植木鉢や自転車、ポリタンクなどを置くのもやめましょう。

2、室外機のカバー部分の汚れ

フェンスのようになっている拡大されたエアコン室外機の外部汚れていると見栄えも悪いですし、雨で水はけが悪いと虫などが寄ってきたりと何かしら不具合があるかもしれません。
雑巾で綺麗にカバー部分をふき取っておきましょう。
空気の出入り口である網目状の部分は特に汚れが溜まりやすいですね。
ですので、使い古した歯ブラシなどで磨いておきましょう。

3、フィン

屋上に設置されているたくさんの室外機のフィンフィンは熱交換を行う部分です。
ここが汚れていたりすると、もろに温度変換効率に影響してしまいます。
ですので、ここもよく歯ブラシや掃除機で綺麗にしておいてください。

水を掛けても元々雨ざらしに対応する設計なため問題はないですが、フィンは柔らかいので勢いよくあてると曲がってしまったり内部の故障の原因になりますので静かに掛けてください。

また、使う水も水道水ではカルキが含まれています。
それが固まって影響を与えてしまうので、沸騰させてカルキ抜きした水で雑巾を濯いで拭くことができると良いでしょう。

4、ドレンホース

ドレンホースにつながれているエアコン室外機室内機のエアコンでチョロチョロチョロという音を聞いたことありませんか?
もしかしたらそれは凝固して水滴になってしまったエアコン内の水分を、ドレンホースが吸い取っている音かもしれません。

このドレンホースが結露した水分を吸い取ってくれていますが、汚れが詰まっていると故障の原因になってしまいます。

ドレンホースは自力で交換できます。
必要な道具はネットショップやホームセンターで手に入ります。

用意する物

  • 新しいドレンホース
  • ジョイント
  • 配管用テープ
  • カッターまたはハサミ
  • 手袋

ドレンホースを交換するには

ドレンホースの交換の手順
  1. 古いドレンホースを外す
  2. 新しいホースをつなげる(ジョイントを使う)
  3. ドレンホースを他の配管や柱などに固定する(配管用テープでまとめて固定するか結束バンドを使う)
  4. ホースの先端の長さを調節する

5,室外機の内部

室内機の中にも小さなゴミや薄い枯れ葉などが入ることがありえますね。
そういうものも詰まれば故障の原因になります。
ですが、分解方法が分かる人や自信がある人でないと出来ません。
出来ない人は業者の人に頼んだり、もしくは吸引力の強めの掃除機などで吸い取る程度でとどめておきましょう。

室外機掃除のメリットと危険性って?

メリットは先ほどお伝えしたとおり、故障の回避、そして効率アップです。
特に故障したらしょうがないですが、その前の段階で普段の効率が落ちているというのは問題です。

落ちているということはそれだけ部屋が冷える、温かくなるまでの時間がかかります。
それだけでお部屋が適温になるまで時間が掛かってつらいですし、想定されていない過稼働にもなるので電気代も余計掛かってしまいます。

家の電気代を表している電卓や電池の模型たち危険性については、しっかりと電源を切っておかないと回転するものですから、いきなり稼働してフィンで怪我したり、故障したり感電したりなどの大きな事故になる可能性があります。
なので、しっかりと電源を切って家族や一緒に作業している人に知らせておきましょう。

室外機は家の空調設備の心臓でもあります。
外で放置しても別に問題はありませんが、効率は落ちるのでしっかりと年2回はできれば掃除して丁寧に扱ってほしいと思います。

また、内部にも基盤があり機械ですから知識や経験がある人ならともかく知らない人が分解して、内部の更に内部まで掃除しようということは絶対にやめましょう。
怪我や故障の元です。
ここは素直に業者の方を呼ぶなどして下さい。

自分で行うと、故障してかえって修理代や購入費が掛かってしまう可能性もあります。

おすすめのドレンホース、ドレンホース吸引クリーナー、エアコンクリーニング業者

では、ここでおすすめのドレンホースや頼りになるエアコンクリーニング業者をご紹介したいと思います。

ドレンホース耐候性

ドレンホース耐候性
created by Rinker
  • メーカー名:因幡電工
  • 商 品 名:ドレンホース耐候性
  • 価   格:¥2,299(税込)

耐候性があり、50Mと安心の長さがあります。
紫外線にも強い性質です。
お客様からのレビュー評価も高めです。

ドレンつまり取りポンプ

ドレンつまり取りポンプ
created by Rinker
  • メーカー名:早川工業株式会社
  • 商 品 名:ドレンつまり取りポンプ
  • 価   格:¥820(参考価格)

頑丈で吸引力が強いお手軽簡単なポンプです。
ドレンの排水口に差し込み、押し引きしてドロの詰まりを解消します。
14~16mmのホースに対応しています。

エアコンクリーニング業者とは

おそうじ本舗
お客様からの評価も高く様々なお掃除内容があるため、空調関係以外でも頼れる業者さんです。
仕事内容も店舗のお掃除をするぐらいの技術と経験もあり安心です。
ちなみに、室外機の掃除価格は1台5,500円らしいです。
アイ・コーポレーション
関東や西日本に多く店舗を置く業者さんです。
エアコン分解洗浄も行なっています。
毎シーズン3万台以上の洗浄実績を誇っています。
1台4,730円ほどで行なっているようです。

まとめ

エアコンの室外機はあまり普段目にすることもないですが、月々の電気代や性能にも直結する心臓です。
時々気にかけて良い空調を目指してみてくださいね。

 

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