コミュニケーション能力は、人と接する上で必要なものですね。
家族や友人と話すときにも必要なものですし、仕事をするうえでも必要になってきます。
また、コミュニケーション能力は上達することができるものです。
ある人がどのくらいのコミュニケーション能力を持っているかは、外からは非常にわかりにくいものです。
そこでJCAAコミュニケーション能力の資格を持っていることで、自分がどのくらいのコミュニケーション能力を有しているかを外に示すことができます。
どんな認定試験なのか見ていきましょう。
Contents
適用する仕事
ほとんどの仕事で、コミュニケーション能力は必要になってきます。
企業が人員を採用するときに、コミュニケーション能力はよく見られています。
また、企業では昇進に関しても、コミュニケーション能力の高さを評価する傾向にあります。
仕事を進める際にはチームで行うことが多いので、コミュニケーションを取ってスムーズに業務を進めることのできる能力は多くの仕事で求められます。
コミュニ―ケーションはこう活きる
仕事では次のような状況で、コミュニケーション能力が活きます。
- 正確に情報を伝える
- 相手のニーズを読み取る
- トラブルに柔軟に対応する
- 信頼関係を築く
コミュニケーションが活きる職業
コミュニケーション能力が活きる仕事は色々ありますが、特に活きる仕事を8つ挙げさせて頂きます。
営業職
営業職は、コミュニケーション能力が活きる仕事です。
相手が契約してくれるかどうかも、話の仕方で大きく変わってきます。
接客業
接客業も、お客様と接する上でコミュニケーション能力は大事です。
教師
教師は、生徒との信頼関係を築く上でも大事ですし、そもそも授業をする時にどうやって授業の内容を生徒に伝えるかは、コミュニケーションの部分もあります。
保育士
保育士は子供と接することの多い職業です。
子供相手だからと油断することは絶対に出来ませんし、コミュニケーションの力は接し方に影響することと思います。
美容師
美容室でカットしてもらっている間は、美容師さんと話していることがほとんどだと思います。
カットの腕はもちろん大事ですが、美容師さんも仕事の上でコミュニケーションの力は大きいです。
介護福祉士
介護が必要な人、及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを仕事とするので、その方々とのコミュニケーションは必要になってくるでしょう。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーとは、お金の扱い方に関する資格です。
この職業は節約や税金、投資、住宅ローン、老後、相続から、不動産、教育まで、お金の扱いをアドバイスするエキスパートの事です。
銀行や保険、証券などの金融業界や不動産業界でお客様とのやりとりには、コミュニケーション能力は必要なものと思います。
ITエンジニア
IT業界は、コミュニケーション能力と結びつかない方も居られるのではないでしょうか。
もちろん、プログラムを作成する仕事でしたらプログラミングの力は必要でしょうが、その前段階としてコミュニケーション能力は必要になります。
プログラミングをする前に、クライアントが期待しているものを知ることが必要です。
それを読み取るためのコミュニケーション能力は必要なものとなります。
おおよその年収とキャリアパス
とあるところの調査によると、コミュニケーション能力の差で年収が2倍になるというデータがあります。
アンケートでも企業が採用時に重視する要素で、1位がコミュニケーション能力です。
採用時に重視するものでコミュニケーション能力が1位になるのは、10年間続いています。
この資格を取得する人は10代から80代まで幅広く年代・職業職種・性別も様々なので、コミュニケーション能力認定をお持ちの方の年収を一概に云うことはできません。
キャリアパスとは、企業の人材育成制度の中でどのような職務にどのような立場で就くか、またそこに到達するためにどのような経験を積んで、どのようなスキルを身につけるかといった道筋のことをいいます。
企業の中での異動や昇進の道のことです。
この資格は管理職になる人に欲しい資格ではありますが、管理職になると部下の状態をいち早く察知して全体をいい状態に持っていくのに、積極的なコミュニケーションで信頼関係を構築することが必要です。
管理職になるのであればこの資格は役に立つと思います。
認可団体
認可団体は「日本コミュケーション能力認定協会」です。
英文名:Japan Communication Ability Association
運営事務局は、株式会社シンクロニシティー内に置かれています。
受験条件
日本語で受講可能な18歳以上の人。
年齢は受講日の時点で18歳以上なら問題ありません。
受講日当日までに18歳以上になるのであれば、申し込み時点では17歳の方でも申し込めます。
ただし、トレーナー育成コースへの受講参加はコース初日の時点で「コミュニケーション能力2級・準1級認定講座」の認定を受けている方が対象です。
そして、トレーナー育成コース修了のためには、1級資格認定を受けていることが必須条件です。
コース初日から半年以内に1級認定を受けるようにしてください。
合格率
2級・準1級講座の合格率は、約99%です。
1級講座の合格率も約95%です。
1年当たりの試験実施回数
- 東京や大阪の会場では、2021年度では2回実施されています。
- オンラインでは、1ヶ月に1回から2回ほど実施されています。
試験科目
こちらの記事で扱う資格は、次に挙げるものです。
- JCAAコミュニケーション能力2級
- JCAAコミュニケーション能力準1級
- JCAAコミュニケーション能力1級
加えて、認定コミュニケーション・トレーナー育成コースにも触れます。
試験科目というよりは、認定講座が設けられているのでそれを受講するのみです。
採点方式と合格基準
2級・準1級講座は、すべての講義とエクササイズ(実習)に積極的に取り組むことが合格基準です。
今のところ、2級・準1級講座に筆記試験はありません。
講義中に、実習への参加姿勢や参加状況をトレーナーが確認しています。
1級講座では、すべての講義とエクササイズ(実習)に積極的に取り組むことと、学習レポートへの記述で、理解度や実践力の基準を満たすことが合格基準です。
この講座は試験で合格点を取ることだけでなく、いかに日常で実践できるかに重点を置いていますので、実習の参加姿勢が積極的でなかったり、他の受講生の方との協力姿勢がなかったりすると、トレーナーから注意されたり、あるいは不合格になることがあります。
取得に必要な勉強などの費用
講義と実習に取り組み、学習レポートを提出することで得られる資格なので、講義を受ける受験料が取得するために必要な費用に当たります。
受験料
数々の料金体系をご用意しております。
2級講座
29,000円(税込31,900円)テキスト代・資格認定料を含む
準1級講座
50,000円(税込55,000円)テキスト代・資格認定料を含む
コミュニケーション資格 集中取得コース
①基礎~中級レベルを学ぶ『2級+準1級』一括コース
通常価格:79,000円(税込86,900円) → 一括コース価格:71,000円(税込78,100円)
②中級~上級レベルを学ぶ『準1級+1級』一括コース
通常価格:107,500円(税込118,250円) → 一括コース価格:96,750円(税込106,425円)
③基礎~上級までトータルで学ぶ『2級+準1級+1級』一括コース
通常価格:136,500円(税込150,150円) → 一括コース価格:122,850円(税込135,135円)
④トレーナーレベルまで徹底して学ぶ
『2級+準1級+1級+トレーナー育成』一括コース
通常価格:586,500円(税込645,150円) → 一括コース価格:527,850円(税込580,635円)
受験申込方法
日本コミュニケーション能力認定協会のホームページのお申込みボタンから、お申し込みページへ進むことができます。
そこで必要事項をご記入することで申し込めます。
満席になってしまうことがあるので、申し込まれる場合は早いうちに申し込んだ方が良いです。
申し込まれると、自動返信メールで内容を確認できます。
当日の会場や時間などの詳細を記載したページへアクセスできます。
お支払いは、銀行振り込みでお支払いの方へは自動返信メール内に振込先のご案内がございます。
1週間以内に手続きをするのがいいです。
お振込み後に事務局より入金確認のメールが来ることになっています。
お支払方法によって違いますが、カード決済の場合は決済完了のメールが来た時点で受付完了となります。
銀行振り込みの場合は、事務局からの入金確認のメールが来た時点で受付は完了しています。
当日に会場の受付でお名前をお伝えください。
まとめ
コミュニケーション能力認定という資格についてでした。
仕事でもプライベートでも、高いコミュニケーション能力を有していると強みになることと思います。
ですが、人がどのくらいのコミュニケーション能力を持っているかは外からはわかりにくいものです。
そこで、コミュニケーション能力認定を持っていれば、コミュニケーション能力があることを客観的に示すことができます。
社会の中で役立つこの認定試験の参加を考えてみてはいかがでしょうか。
関連する記事はこちら
HSK(漢語水平考試)試験について
プレゼンテーションを中心に、コミュニケーション能力認定講座を開催するトレーナーになるために必要なことを学びます。