今年の夏も暑かったですね。
冷房をつけても扇風機の出番もあったかと思います。
でも、扇風機の掃除をしっかり行なっている方は少ないのではないでしょうか?
そこで、今回は扇風機掃除の基本について見ていきたいと思います。
Contents
扇風機が風を送り込む仕組みって?扇風機のどこにほこりが溜まりがち?
扇風機には大きく分けて3つの種類があります。それぞれ風を送り込む仕組みは違います。
リビングファン
1つ目はリビングファンと呼ばれるものです。
一般的な扇風機がこれに該当します。
羽根、モーター、支持部で構成されていて、モーターの力により羽根を回転させて風を起こす仕組みとなっています。
羽根に回転方向に対しての角度があり、これで風が前に向かって広がって押し出されます。
首振りの機能があるものは、羽根を回転させる水平軸の力を内側に組み込まれているウォームギアにより垂直軸に伝達しています。
タワーファン
2つ目はタワーファンと呼ばれるものです。
こちらは、本体が縦型でシロッコファンというものが組み込まれている扇風機です。
デザインがスマートなので、設置できる場所が広く取れない時・インテリアのデザインをを崩したくない場合に使われます。
シロッコファンは換気扇でも使われており、音が静かで風を出すパワーも強いのが特徴です。
以前は内部の掃除ができないものが多かったですが、最近のものはファンを外して手入れができるものも出てきています。
羽根なし扇風機
3つ目は羽根なし扇風機です。
羽根がない扇風機の別名はエアマルチプライヤーです。
中央に穴が空いていて風をどのようにして出しているのかわからない方も多いと思われます。
羽根がない扇風機は本体の中に羽根があります。
本体の側面にある穴から空気を取り込んで、羽根とモーターで上へと送って後方にあるスリットから風を出すことで送風します。
送風のパワーにより風の通り道の気圧を下げて、周りの空気を巻き込んで風の量を確保しているのです。
扇風機はプロペラを回転させて風を送り込むのですが、この際プロペラ部分の背面から空気を取り込んで前へと押し出しますが、同時に空気中のほこりも吸い込んでしまうのです。
そして羽のカバー部分にほこりが溜まっていきます。
キッチンで使うと油汚れがつく?溜まったほこり、油汚れに重曹が有効?
キッチンで扇風機を使用すると、油がはねて油汚れになります。
こうなってしまった場合は重曹のスプレーを使うと良いです。
重曹スプレーの作り方を紹介していきます。
重曹スプレーは、水:重曹を100ミリリットル:小さじ一杯の割合で作ります。
重曹スプレーを作ったら、油汚れが目立つ部分にシュッと吹きかけて20分程度待ちます。
その後スポンジでこすり汚れを落とします。
それが終わったらぬるま湯ですすぎ、重曹と汚れを洗い流して完了です。
あとは風通しが良い場所で干します。
扇風機掃除の頻度はどれくらい?扇風機掃除に使える道具、洗剤って?分解して掃除できる?
扇風機の掃除の頻度はシーズンなどによって変わります。
もっと言えば、ほこりが溜まる間隔は使用する頻度や部屋の状態で違ってくるので、ほこりなどに気が付いたら掃除をすると良いです。その場合、分解しなくてもカバーに溜まっているほこりをモップでササっと拭くと汚れが悪化するのを防げます。
ここで手を抜くと保管期間にほこりがこびりついてしまったり、カビが発生してしまいます。
パーツを分解し、全体を掃除してモーター・カバーの隙間などの部分に溜まったほこりを丁寧に掃除しましょう。
そして、扇風機も日々のお手入れと徹底的な掃除で掃除の仕方が異なります。
日々の掃除方法
まずは、日々の簡単な掃除方法から見ていきましょう。
用意するものはハンディモップ、布、ドライバーです。
扇風機の電源をコンセントから抜いて、取扱説明書に書いてある通りにカバーとプロペラを外します。
ハンディモップでほこりを拭いて、残ったほこりを布で拭きます。
カバーと本体にあるほこりもハンディモップ・布で拭き取りましょう。
各種パーツを元に戻して完了です。
モーターやカバーにある隙間のような細かい部分にほこりが溜まっているときは、綿棒などでほこりを取ります。
壊れやすいので丁寧に掃除しましょう。
徹底的な掃除方法
次は、徹底的な掃除を見ていきましょう。
用意するものは、台所用中性洗剤、水、洗面器、布数枚、掃除機、ドライバーです。
こちらでも扇風機の電源をコンセントから抜いて、取扱説明書に書いてある通りにカバーとプロペラを外します。
次に洗面器に水を入れて、台所用中性洗剤をほんの数滴入れて洗浄用の液体を作ります。
各種パーツのほこりを掃除機で吸い取った後、洗浄用の液体を布に吸い込ませてしっかりとしぼり、各種パーツを拭きます。
そして、他の布を水に濡らし、しぼった後洗剤を拭き取るように水拭きをします。
それが終わったらもう1枚布を用意して乾拭きをします。
そして、各種パーツを元にもどして取り付けます。
台所用中性洗剤の代わりに重曹を使っても大丈夫です。
タワーファン型の場合
タワーファン型の扇風機の場合は分解できないので、水に入れてしっかりとしぼった雑巾で扇風機を拭いて掃除します。
隙間にある細かい汚れには、綿棒などでかき出すと良いです。
取扱説明書に掃除方法が載っていたら、それを実行した方がもちろん良いです。
掃除機で吸えそうなほこりなら掃除機を使いましょう。
台所用中性洗剤を使った拭き掃除は、たいていの場合は行なっても大丈夫ですが、その場合水拭き、乾拭きもしっかりと行いましょう。こちらも取扱説明書の通りにやったほうが良いです。
収納の仕方も大事
掃除をしっかりとした扇風機は、その後の収納方法も大事です。
しっかりと掃除をしても、収納方法がしっかりとできていないとほこりが溜まってしまうこともあります。
ひと工夫で済むのでやっておきましょう。
不織布の袋をかぶせて箱に収納するのがおすすめです。
扇風機をそのままの状態で収納するとほこりをかぶるので、使う前の掃除が手間になってしまいます。
わりと大きい袋で覆って箱に入れて保管してください。
不織布は通気性がいいので特におすすめです。
また、分解した状態で箱や袋に入れて保管するのも良いです。
収納場所の節約になるのはもちろん、使う前の掃除の時に分解しなくて済むのでおすすめです。
扇風機掃除おすすめグッズ
ここからは扇風機掃除の時に役に立つグッズを紹介していきます。
あっちこっちおそうじ手袋
- メーカー名:TEIJIN
- 商 品 名:あっちこっちおそうじ手袋
- 価 格:¥738(参考価格)
形が手袋状になっている掃除グッズです。
表面にとても細かい線がついているので、手袋を手にはめてなぞることでほこりを多く取ることができます。
扇風機掃除以外にもブラインド・照明のほこりを取る時にも使えるので買っておくととても便利です。
色はグリーンとピンクの2色です。
扇風機用 ホコリ取りフィルター
- メーカー名:アーランド
- 商 品 名:扇風機用 ホコリ取りフィルター
- 価 格:¥1,814(参考価格)
扇風機を分解して掃除するのが面倒な方やついつい掃除を忘れてしまう方には、扇風機カバーを利用してみるのがおすすめです。
空気を吸い込んでいく後ろ側にまでフィルターが掃除機を覆うので、ほこりが扇風機の中に入ってくるのを防ぎます。
扇風機を分解する必要がなくなるので、とても掃除が楽になります。
ホコリごっそり扇風機ボールブラシ
- メーカー名:コジット
- 商 品 名:ホコリごっそり扇風機ボールブラシ
- 価 格:¥748(参考価格)
日々しっかりと扇風機掃除をするには、このハンディモップがとても有効です。
ササッとなでるだけでほこりを吸着します。
羽根は挟み込むことで裏と表の両方を一緒に掃除することができます。
ハンディモップが汚れてしまっても、洗えば何度でも使用できるのでお財布にもやさしいグッズです。
まとめ
同じ扇風機でも種類によって手軽に分解できるものとできないものがあり、掃除の方法も変わってくることがわかりました。
使い始める前、使っているシーズンの時、シーズンの終わりとこまめに掃除する必要があります。
少し大変ですが頑張っていきたいですね。
扇風機をしっかりきれいにしてこの次も快適な夏を過ごしましょう。
長期に収納していた扇風機を組み立てる前に、薄めた中性洗剤で拭き掃除をして保管していた期間のほこりを取り除きます。