クラウドファンディング能力検定(クラファン検定)について

クラウドファンディング能力検定(クラファン検定)について

皆さんはクラウドファンディングを行なったことはありますか。
クラウドファンディングとは「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンティング)」を組み合わせた造語で「インターネットを介して不特定多数の人々から少量ずつ資金を調達する方法のことです。
今回はその検定試験があることをお伝えしていきます。
これはクラウドファンディングを広く普及させる目的で、幅広く知識を身に付けることができる検定試験です。
その内容をご紹介していきましょう。

適用する仕事

本記事のクラウドファンディング能力検定(クラファン検定)は、将来クラウドファンディングがますます重要視されるのを見据えて、一般の方はもとより、クラファン事業企業クラファン起案企業の社員研修のために始まったのが主なきっかけです。

日本でのクラウドファンディングの種類
  • 購入型(起案されたプロジェクトに対して支援者がお金を支援し、支援者はその見返りとしてモノやサービスを得る仕組み)
  • 寄付型(起案されたプロジェクトに対して支援者がお金を寄付する仕組み)
  • 融資型(事業者が仲介し資産運用したい個人投資家から小口の資金を集めて、大口化して借り手企業に融資する)
  • 株式型(企業がおこなう資金調達の1つで、個人投資家へ未公開株を提供する代わりに資金を募る仕組み)
  • ファンド型(特定の事業に対して個人投資家から出資を募る仕組み)
  • ふるさと納税型(自治体が解決したい課題を具体的にプロジェクト化して、そのプロジェクトに共感した人からふるさと納税によって寄付を募る仕組み)

このクラウドファンディングはアメリカが発祥地です。
アメリカでは自分ひとりでクラウドファンディングを活用する人はほとんどいないそうです。

ではどうするかというと、クラウドファンディングで資金を集めるためのノウハウを持ったアドバイザーやコンサルタントに依頼するのが普通のようです。

まだ日本ではピンと来ないかもしれませんが、そのアドバイザーになることがこの「クラウドファンディング能力検定」に対しての適する仕事かと思われます。

そうしたアドバイザーやコンサルタントはクラウドファンディングのプラットフォームと起案者の間に立ち、アドバイスを行い、経済活動を良くしていきます。

近い将来日本でも、クラウドファンディングの市場が拡大しそうした専門のアドバイザーやコンサルタントが必要になるときがやってくると思います。

あとは会社や企業でクラウドファンディング担当部署の方やクラウドファンディング事業会社を顧客とする企業の従業員の方などは、この検定を勉強しておいて損は無いと思います。

おおよその年収とキャリアパス

事務所で打ち合わせをしているコンサルタントたち先ほどの項目でクラウドファンディングのコンサルタントやそれに関連した事業会社のことを紹介しましたが、実際のところ年収は高いです。

前者のコンサルタントは年収800万円稼げる方もいます。
後者の事業会社においても会社数は一部だけになりますが、それでも求人情報を見ると「経験者で年収700万円」の年収例を挙げているものもあります。

コンサルタントのキャリアパス

これはクラウドファンディングの分野だけでなく、コンサルタント全般にいえることかもしれません。

役職へのキャリアパス

コンサルタントという地位が下位だったとしたら、そこから上り詰めるパターンです。

シニアコンサルタント→マネージャー→シニアマネージャー→パートナーといった具合でしょう。

  • コンサルタントやシニアコンサルタント→勤続年数3年以上
  • マネージャーやシニアマネージャー→勤続年数5年以上
  • パートナー→最上位の職位で勤続年数10年以上

事業会社

近年では事業会社でグローバル化やM&A、IT化、新規事業の立ち上げなどが活発になっています。
人気の転職先の1つです。

他のコンサルティングファーム

いわゆる他のコンサルへの転職です。
より高いレベルへの挑戦だったり、引き抜き、高い水準の待遇などでそういった転職へとなる方もいます。

PEファンド・投資銀行

投資家ということでしょうか。
コンサルと同等、またはそれ以上の高い水準の待遇に加えて、より深く経営に関わることができるというのが主な理由です。
投資に成功すれば、結果に見合った報酬も得られるので人気の選択肢のようです。

起業・フリーコンサルタント

独立ですね。
現在では、ネットで案件を探すこともできるため、自己管理をしっかり行うことができれば、どこかに所属するよりも高い収入を得ながらワークライフバランスを保って働くことができます。

はじめから起業を見据えてコンサルタントになる方も多いようです。

事業会社所属からのキャリアパス

こちらは会社の一員として所属しているのをスタート地点とみているので、チームリーダーなど役職へのキャリアパスが考えられます。
あとは上記で触れたようにコンサルタントを目指したり、会社で培った知識を活かして「PEファンド・投資銀行」へ移るといったルートも考えられますね。

認可団体

クラファン株式会社のロゴマーク「クラウドファンディング能力検定」を主催している団体はクラファン株式会社というところです。

設立日:2015年4月20日

東京本社:〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-2-12 WARMLIGHTビル3階

佐賀本店:〒840-0815 佐賀県佐賀市天神1-2-57 Global Labo BLD.1F

そもそもこちらの代表の方が1995年ニューヨークで起業したのが始まりとされています。
クラウドファンディングに関する研究やセミナーをニューヨークで開催し、起案、またコンサルティングを始めて、2015年設立に至ります。

こちらの団体の事業は以下の3つです。

事業内容
  1. 検定事業(クラウドファンディング能力検定)
  2. プラットフォーム運営(支援者が世界水準の10%手数料[税別]で利用できるプラットフォーム。より多くのお金を活動資金に充てることが可能)
  3. 海外進出コンサルティング事業(アメリカでの会社設立代行・アメリカ進出企業のサポート全般)

受験条件

学歴・年齢・性別・国籍どれも制限なく、どなたでも受験できます。

合格率

合格率は2020年7月末現在の調査で、100%となっています。

1年当たりの試験実施回数

随時
インターネットでの受験なので、在宅で受験できます。

試験科目

木漏れ日を背景に置いてあるQ&A

  1. クラウドファンディングの用語
  2. 歴史から利用のための知識
  3. 支援や起案の基本
  4. 応募資格と禁止事項など

問題は「クラウドファンディング能力検定」の公式サイトにサンプル問題が載っていますので、事前に問題を見ることができます。

採点方式と合格基準

全50問の選択方式で実施されます。
解答時間は60分間です。
70%以上の正解で合格です。

取得に必要な勉強などの費用

出題内容は検定監督者である板越ジョージ氏が執筆した本から出題されます。

日本人のための クラウドファンディング入門

日本人のための クラウドファンディング入門
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  • 出版社名:フォレスト出版
  • 商品名:日本人のための クラウドファンディング入門
  • 価格:¥990(税込)

クラウドファンディングの潮流から、超基礎知識、活用法までとてもわかりやすく書かれているクラウドファンディング超入門本です。

日本における「クラウドファンディング」研究の第一人者が、クラウドファンディングをまったく知らない人や聞いたことがあるというレベルの方に向けてわかりやすく丁寧に解説します。
成功のポイントやQ&Aも掲載!

クラウドファンディングで夢をかなえる本

クラウドファンディングで夢をかなえる本
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  • 出版社名:ダイヤモンド社
  • 商品名:クラウドファンディングで夢をかなえる本
  • 価格:¥1,540(税込)

こちらの本もクラウドファンディングをやる上での方法と成功するための秘訣が書かれてあります。
日本での成功事例を184件ものデータを一挙に公開し、論じています。
なんとクラウドファンディング運営会社は世界に500社以上もあるんです!

「ショッピング」の新しいカタチ クラウドファンディングでおトク生活

「ショッピング」の新しいカタチ クラウドファンディングでおトク生活
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  • 出版社名:ゴマブックス
  • 商品名:「ショッピング」の新しいカタチ クラウドファンディングでおトク生活
  • 価格:¥1,430(税込)

クラウドファンディングだけにしかないアイテムをクラファンだからこその特別価格で誰よりも早くお得にゲットできる、そんな情報を掲載しています。
クラウドファンディング第一人者が徹底解説します!
登録・支援の仕方賢い使い方などが掲載されています。

受験料

5,500円(税込)
※教材は別途お買い求めください。

受験申込方法

受験したい場合はインターネットで申し込みます。
「クラウドファンディング能力検定」の公式サイトを行けば「申し込む」のボタンがあるので、そこから申し込んで下さい。

そして、検定料を支払います。
支払方法はクレジットカード(VISA、MASTERCARD、AMERICANEXPRESS、JCB、Diners Club、Discover)、コンビニ払い、銀行振り込みです。
申し込みした日から10日以内に支払ってください。

認可団体で毎月、月末締めで入金を確認していますので、その翌月10日より順次試験問題をご自宅に送付します。

試験問題が到着したら3ヶ月以内に解答して、返送しましょう。

まとめ

スマホから映し出されるクラウドファンディングの世界ここまで「クラウドファンディング能力検定」についてお伝えしてきました。
まだまだ未知の世界でもあるクラウドファンディングはこれからその可能性をもっと広げるかと思われます。
その際どんな仕組みなのか、勉強したくありませんか。

何もコンサルタントを目指せと言っているのではありません。
クラウドファンディングに興味ある方、専門学校・大学在籍、または卒業予定でクラウドファンディング知識を希望する学生など、受験への対象者は広いです。

クラウドファンディングがきっかけで会社を興す方も出てくるでしょう。
新しい形のビジネスをクラウドファンディングで学んでみませんか。

 

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