皆さんのお宅にはどれだけ靴がありますか。
靴が好きでたくさん持っている方もいるでしょう。
靴は下駄箱に入れると思いますが、履いた後のだと臭いが付きやすいものでそうなると必然と下駄箱も臭ってきます。
そんな下駄箱の臭いを消し去る掃除方法をこれからご紹介します!
Contents
晴れた日に出来ることってある?脱いだ靴はすぐしまわない?カビが人体に与える影響って?
下駄箱の中にはいろいろなところを歩いた靴が何足も入っていますので、知らず知らずのうちに汚れが付いています。
下駄箱に付く汚れ
砂や泥
これは言うまでもありません。
それらは靴の底に付いたり内側に入り込むからです。
下駄箱に砂や泥が溜まるのは靴の裏に凹凸があるからなんです。
その隙間にくっ付いた砂や泥が下駄箱の中に溜まります。
何もしないで下駄箱に置いておくと、当然ながら下駄箱も砂だらけになってしまいます。
悪臭
下駄箱を開けるとムワッとした臭いに襲われたことないでしょうか。
そうした下駄箱からの悪臭は靴の雑菌が原因です。
靴を履いて歩くと人間の足から汗が出ます。
汗を掻いたシャツを放っておくと臭くなるのと同じで、汗を掻いた靴も放置し続けると雑菌の作用で臭いが出てきます。
そうやって発生した臭いが下駄箱全体に広がり、悪臭となっていくのです。
カビ
靴や下駄箱にカビはイメージできないかもしれませんが、下駄箱もカビが繁殖するのに最適なところなのです。
カビは湿度が高く、温度が20~30℃の環境で発生します。
先ほど靴と足の汗についてお伝えしましたが、靴に付いた水分を含んだままだと下駄箱の中は密閉空間となります。
さらに靴には履いた方の皮脂汚れや靴下のほこりも入っているため、カビの格好の棲み処となります。
下駄箱内に黒ずんでいる部分があったり、黒い点々や緑色の部分になっていたりしたらそれはカビです!
カビの種類として黒カビ、青カビ、白カビなどさまざまなカビがいます。
青カビだけでも300種類以上いるといわれています。
カビはシックハウス症候群の原因にもなります。
それに青カビの中には「マイコトキシン」というカビ毒を作る種類もあり、肝臓ガンや腎臓ガンの原因となる場合もあります。
白カビも一見するとほこりと見間違えそうですが、これもいろいろ種類があり、強力な毒素を持つものもいます。
胞子を吸い込めば喘息や鼻炎といったアレルギー症状を招くこともあります。
晴れた日にできること
カビの原因のところでもお伝えしたように、カビは湿度が高く通気性の悪いところが大好きです。
なので、カビが好む環境を作らないことが大切です。
晴れてカラッとした日には下駄箱を開けて十分な換気をしましょう。
また、靴を履いている足からは1日でコップ1杯分ともいわれる汗が出るそうです。
靴を脱いだらすぐしまわずに玄関やベランダで乾かした方が良いでしょう。
風通しの良い場所で陰干しするのが最適です。
直射日光が当たる場所だと靴が変色したり、劣化したりする恐れがあります。
陽が落ちてもしまうのを忘れてしまうと、靴が劣化しやすくなってしまうため寝る前には収納しましょう。
そうして半日~1日靴を出しっぱなしにしてからしまいましょう。
塩素系漂白剤、エタノールって使える?新聞紙で除湿出来る?
下駄箱の基本的な掃除方法はいたってシンプルです。
エタノール(アルコール)を使います。
下駄箱の掃除方法
- まず中に入っている靴を全て外に出して、下駄箱の中に溜まっているほこりや砂利などの汚れをほうきで掻き出す
- アルコール除菌スプレーを使って汚れを拭く
- 拭いた後は下駄箱の扉を開けっぱなしにして1時間ほど放置し、下駄箱の中を乾燥させる
- 下駄箱を乾かしている間に靴の裏を確認し、目立つ汚れなどがあれば捨てる布や歯ブラシなどで汚れを落としておく
- 下駄箱がしっかり乾いたら、出した靴を全て戻す
塩素系漂白剤を使う場合
塩素系漂白剤はエタノールを使っても汚れが落ちない場合に使います。
落ちない汚れはカビの可能性があります。
こうした場合は塩素系漂白剤を吹きつけて、数分放置してから汚れを拭き取ってください。
ただ塩素系漂白剤で使うと棚が色落ちする恐れもあるので、使う際は一度目立たない場所に吹きつけて色落ちしないか確認した後に使うようにしましょう。
そして、注意点としてエタノールと塩素系漂白剤を混ぜると危険物質が出るので混ぜないようにしてください。
混ぜるとクロロホルムという鎮静作用のある物質に変わり気絶することがあります。
ついでに靴掃除もおさらい。レザー靴、スニーカーのお手入れ方法って?
下駄箱の掃除を見ていきましたが、日頃の靴も気になりませんか。
“おしゃれは足元から”といわれますが、その靴は正しく手入れされていますか。
下駄箱をきれいにするなら、同時に皆さんが履いている日頃の靴の具合も点検してみましょう。
スニーカーのお手入れ方法
- 靴ブラシまたは歯ブラシ
- 中性洗剤(台所用など)または石鹸
1.靴紐と中敷きを外す
洗うときの邪魔になりますから、靴本体を洗う前に靴紐と中敷きを外しましょう。
ちなみに、靴紐と中敷きは洗濯機で洗うことができます。
しかし、靴紐を洗うときは色落ちしないかチェックを忘れないようにしましょう。
2.靴本体を洗う
中性洗剤や石鹸、それにブラシで靴本体をゴシゴシ洗います。
歯ブラシは靴の細かい隙間の汚れを落とすのにぴったりなのです。
使い古したものがあればそれを使ってみましょう。
3.洗剤を流す
洗い終わったら洗剤を流していきます。
靴だけでなくブラシもすすぎ残しがないように、しっかりきれいにしましょう。
洗剤残りは黄ばみの原因になってしまいますよ。
4.水気を取って干す
洗い終わったら、まずタオルなどで水気を取ります。
そして、風通しの良い日陰で干します。
しっかり乾かしましょう。
その場合も靴紐と中敷きは外して、靴用洗濯ネットを利用して洗濯機に入れてください。
通常コースで洗濯できます。
ここでも干すときは日陰で干しましょう。
そして、スニーカーの中にはレザー製のものもあります。
そうしたスニーカーは専用ブラシ、専用のクリーナー、いらない布、防水スプレーでお手入れできます。
はじめに、専用ブラシで汚れを落とします。
次に古いクリームやワックスを拭き取ったら新しいクリーム(乳化性クリームがおすすめ)を塗ります。
その後布を使って余分なクリームを落として、防水スプレーをかけてください。
レザー靴のお手入れ方法
レザー靴は外出するとほこりやチリが付着しますので、履いた後は簡単にケアします。
ブラシ(豚毛ブラシ)で表面をブラッシングしましょう。
そして、本格的なお手入れを月に1度行なって美しさを保ちましょう。
- 馬毛ブラシ(ほこり落とし用)
- 豚毛ブラシ(クリームをなじませる用)
- 汚れを落とすクリーナー
- シューズクリーム
- クロス(なければ古い布)
- 馬毛ブラシでほこりを落とす
- クリーナーで汚れを落とす
- シューズクリームを塗り込む(クリームは靴と同系色か少し薄い色が良い)
- 豚毛ブラシでなじませる
- 仕上げにさっきクリーナーを落とした布ではない別の布で、余分なクリームを取り除いてツヤを出す
下駄箱掃除おすすめグッズ、洗剤、シート、除湿剤
前項目は靴のお手入れの方法でしたが、今回の記事は下駄箱掃除についてなのでそれにおすすめなグッズを紹介していきます。
消毒用エタノール
- メーカー名:健栄製薬
- 商 品 名:消毒用エタノール
- 価 格:¥1,330(希望小売価格)
- 内 容 量:500ml
エタノール76.9~81.4vol%が含まれています。
物品の殺菌・消毒はもちろん、皮膚や器具にもお使いいただけます。
キッチン泡ハイター ハンディスプレー
- メーカー名:花王
- 商 品 名:キッチン泡ハイター ハンディスプレー
- 価 格:¥257(参考価格)
- 内 容 量:400ml
下駄箱のカビ取りにも使える台所用漂白剤です。
漂白なら5分、除菌・ウイルス除去だけなら手早く2分でできます。
シューズボックス用備長炭シート
- メーカー名:ニトリ
- 商 品 名:シューズボックス用備長炭シート
- 価 格:¥407(税込)
はさみで簡単に切れる靴箱用の備長炭シートです。
抗菌・消臭・防カビ加工をしており、靴箱内の収納物をいやな臭いやカビから守ります。
裏面にはズレにくい素材を使用してますから、安心して使えます。
効果は開封後約6ヶ月が目安です。
備長炭ドライペット 下駄箱用
- メーカー名:エステー
- 商 品 名:備長炭ドライペット 下駄箱用
- 価 格:¥280(参考価格)
備長炭と活性炭を特殊配合させた除湿剤で、湿気とにおいを除去します。
薬剤がゼリー状になるので、除湿効果がひとめでわかるようになっています。
場所も下駄箱のコーナーに収まるように作られています。
まとめ
下駄箱の掃除をお伝えしてきました。
下駄箱は湿気がこもりやすい場所なので、通気性良く使っていきましょう。
おすすめグッズでも挙げたように、備長炭の除湿グッズは効果があると思います。
これ一つで下駄箱内が清潔に保てるなら安価な費用で済みます。
そうしたグッズも活用してみてくださいね。
関連する記事はこちら
靴もペットの足裏もコレならキレイ!玄関タイル掃除のやり方!
そのまま新聞紙を丸めて下駄箱の棚の隅に置いておくだけで良いんです。
新聞紙は湿気を吸い取る効果があるから、そのままで下駄箱を清潔にできます。
ちなみに、履いた靴をすぐ下駄箱に戻さなければならない場合でも、靴の中に丸めた新聞紙を入れておくだけで悪臭予防になります。