【その着せ替え人形は恋をする】あらすじ感想|コスプレ&デート三昧の夏休み!【10~12話】

【その着せ替え人形は恋をする】あらすじ感想|コスプレ&デート三昧の夏休み!【10~12話】

10話『誰にでも色々あるんです』

あらすじ

前回までの続きでフラワープリンセス烈!!の合わせの撮影のシーンから始まります。

心寿は撮影になるととても饒舌になるようです。

 

原作に出てくる、シオンがブラックリリィに初めて変身してネオン(プラックロベリア)が本当に仲間になったの確認するシーンを再現することに。

海夢と沙寿叶が向き合うと、海夢は一気に表情を変え、ブラックロベリアが憑依したかのようになります。
沙寿叶はその雰囲気に飲み込まれそうになりますが、楽しさのあまりすぐに素の笑顔に戻ってしまいます。

 

沙寿叶は新菜と二人になったタイミングで心寿のこと気遣ってくれてありがとうとお礼を言います。

 

帰宅後、撮った写真を各々確認する4人。

 

沙寿叶は新菜の衣装に一目惚れしたと思っていたけど、その衣装を着こなす海夢にも惹かれていたことに気が付きます。
沙寿叶だからできるコスプレと、心寿だからできるコスプレは違い、お互い羨ましく思っているという本音を語り合う乾姉妹。

心寿は今回の合わせをきっかけに高校生になったらコスプレをすると決意をします。

 

海夢と新菜は電話をしながら、届いたデータを確認します。心寿と二人で会って準備したことを知り、嫉妬してしまうのでした。

 

夏休みで、時間がたくさんあるため、次の衣装づくりに取り掛かります。今回挑戦するキャラクターは対戦型格闘ゲーム『KILLING GIGS』に登場する、懲役6万年の囚人でジト目、褐色、下乳露出、ギザ歯が特徴のキャラクター、ベロニカ

 

海夢は”ベロニカてゃ”と呼んでいます。「健康的な下乳をみると健康になれる」と海夢節炸裂。
布面積も小さく、シンプルな衣装のため「この衣装ならすぐ作れますよ」と了承します。

 

後日衣装づくりをしていると、家に海夢が遊びに来ます。
玄関をあけるとそこには黒肌の海夢が立っています。日サロで焼いてきた、と新菜をからかいますが、実際は黒いファンでを塗って来たそう。

 

海夢は新菜のお風呂を借ります。
お風呂上がりの海夢は新菜の体操着着ており、新菜のボディソープを使っているので、「喜多川さんから俺の匂いがする」とドキドキしてしまう新菜。

 

そして海夢が買ってきた鎖、リメイクの壁紙、ファンデを広げ、新菜はネイルチップで自作した付け歯を披露します。

 

また試着をしてみようと、ファンデ塗ろうとする海夢ですが、足に鎖を付けていたことを忘れ、転んでたんこぶができてしまい、結局試着は後日になりました。

 

日付は変わり、二人は渋谷でデートをします。

 

いつも作務衣を着ていて、洋服を持っていないという新菜に海夢は洋服を選んであげようとします。

 

新菜を試着室に連れていき、あれこれ着せてみる海夢ですが、そのセンスはさすが海夢というか、独特。

海夢は「ぜんぶだいしゅきすぎる♡」と大興奮ですが、新菜はよくわかっていないようだし、店員は少し引き気味です。

 

その後、ラーメンを食べたり、クレープを食べます。

 

そして、ベロニカのコスプレの話題になりますが、新菜は「今回は喜多川さん一人でやってください。」と遠慮します。何か気に障ることをしてしまったのかと海夢は不安になりますが、理由を聞くと、「胸の部分の布の面積が小さいので見れません。」とのこと。

 

自分がベロニカのコスプレをしているところを想像して照れてしまった新菜に海夢はまたきゅんとします。

「次から考えてキャラ選ぶね」と海夢は言い、一瞬気まずくなった二人の空気は元に戻ります。

 

ここで10話は終わります。

感想

新菜のはたらきかけのおかげで乾姉妹が本音で話すことができ、さらに仲が深まったところはそれぞれのキャラクターの成長を感じます。

お互いこうあらなきゃ、とか絶対無理だと、最初から決めつけて本当の気持ちを言えずにいただけに、弱音を吐けたり、本当にしたいことを口に出したりして、勇気をもらった視聴者も多いのではないかと思います。

11話『俺は今、ラブホテルにいます』

あらすじ

 

「暑~い!!」

またとある日、新菜と海夢の二人はデートをしていますが、さすがの炎天下で歩き続けるのが限界になり、二人は漫画喫茶に入ることになりました。

フラットシートが思ったよりも狭く、二人並んで座るとかなり密着してしまうことにドキドキする新菜。

海夢は気にすることなく漫画を持ってきます。

 

そのタイトルは『超売れっ子高校生ラノベ作家の俺が毎晩サキュバスに迫られて困っています』。通称『サバこま』。
強烈な言葉の羅列に「今の全部タイトルですか」と思わずツッコむ新菜。

 

『サバこま』はそのタイトルとは裏腹に中身は日常系4コマとなっていて、平和な癒し系の内容。

 

海夢はその登場人物、リズが好きだと言います。リズは、主人公をあの手この手で眠らせようとしてくるサキュバスで、デフォルメされたキャラクターなので、特にエロい要素はなく、ハーフツインの髪型が特徴のキャラクターです。海夢はリズきゅんと呼んでいます。

 

当然、コスプレしてみようという話になりますが、「ハーフツインって可愛すぎてキャラじゃないかな」と珍しく遠慮します。

しかし新菜は海夢をじっと見つめた後、「似合うと思いますけどダメなんですか?俺はいいと思いますよ」と言います。「五条くんがそう言うならしちゃおっかな〜?」と照れながら次のコスプレをリズにすることを決定しました。

 

サキュバスを初めて知って、やや不安そうに漫画を読む新菜でしたが、読み終わるころには完全に癒されます。

 

しかし、コスプレの衣装をつくる目線で改めて漫画を読んでみると、簡略化された絵なので服がどうなってるのかわかりません。「今までもわからない部分はあったけどその比じゃない、背中なんて全部隠れて全くわからない」と困惑してしまいます。そして自分で考えて作る決心をします。

 

その日新菜は本屋でサバこまを買って帰ります。

 

 

数日後、「爺ちゃん、俺は今ラブホテルにいます」と急展開。

 

リズの衣装の準備が終わり、撮影をスタジオで行おうという話だったのですが、海夢がネットで見つけた安くて近くて撮影OKのスタジオが、行ってみるとラブホテルだったのです。「素で間違えたぴえん」と言いつつも受付を済まし中へ入っていきます。

 

部屋に入ってみるとイメージとぴったりだとはしゃぐ海夢。しかし、新菜は憧れの海夢とラブホテルに来ていることに慌てふためいてしまいます。

しかし、スタジオ代もったいないからと気にしない様子で着替えに行く海夢。

 

ガチガチに緊張しながら待っていると、海夢の着替えが終わります。

 

「なんなのこれ可愛すぎて沸いた!控えめに言って天才!」とまたもや大絶賛。
デフォルメされすぎていてわからなかった後ろの襟の部分はハート型にし、ボタンはパールにしたそう。

 

「所詮俺の想像でかにみそ先生の原作と合っているのかと言われるとその衣装は間違いといいますか…」と自信なさげな新菜に「全然ありでしょ!」と太鼓判を押します。

 

「ハーフツイン、マジで変じゃない?」と気にする海夢ですが、「変じゃないです。リズきゅんが漫画から出てきたみたいですよ。」と言います。

 

再現したい場面に印を付けてきたという新菜が漫画を取り出すと、ほぼ全ページに付箋が貼られています。

 

さらに、5円玉やアイマスク、エナジードリンク、チョコなどの小道具も持ってきたといい、その場がラブホであることを忘れ、ノリノリで撮影に入ります。
最後に、主人公に子守歌を歌うシーンを撮ろうと挑戦しますが、なかなかしっくりきません。視線が欲しいと思った新菜は海夢に上に乗るように指示をします。

 

するとベストショットが撮れて、コスの全部が楽しいとテンションの上がる二人でしたが、ふと我に返ると非常に恥ずかしい状況。

 

急いで上から降りて、脱衣所に入り、海夢はその場にへこたれてしまいます。

 

新菜も家についた後も海夢の事が頭から離れず、頭をぽかぽかと叩くのでした。

 

11話はここで終わります。

感想

リズのコスプレがとてもかわいいです。赤紙に角、つけ耳、羽、しっぽ、所々にフリルをあしらった衣装、牙など、一度はやってみたい要素が詰め込まれたコスプレになっています。その原作の設定も魅力的で、劇中劇とわかっていながらも、実際に読みたくなってしまいました。

スタジオでの最後の二人が密着しているシーンは、見ている側も息をするのを忘れて苦しくなる程ドキドキしました。

12話『その着せ替え人形は恋をする』

あらすじ

新菜が人形作りの練習をしていると、窓の外で花火が上がっているのが見えます。

ぼんやり眺めていると、海夢から「助けて」とメッセージがあり、海夢の家に駆け付けます。

 

何事かと思って話を聞いてみると、お父さんとお祭りに行く予定だったが、宿題が全然進んでいないことがばれてしまい、その予定がなかったことになってしまったので、宿題を手伝ってほしいというものでした。

宿題の進捗を写真を撮って送らないといけないのでごまかせません。

 

今年の祭りにまだ行けてないことを嘆く海夢に、新菜はアルバイト何をしているのか尋ねます。

海夢は読者モデルのアルバイトをしているそう。海夢が載っている雑誌を見て普段とまったく雰囲気が違うと驚きます。一眼レフカメラを買うためにバイトを増やしているそう。

 

宿題が一息つき、二人はホラー映画を観始めます。

 

海夢は最初余裕をかましていましたが、いざ始まると怖がるあまりドン引きしてしまいますが、新菜まったく平気な様子。
衣装がどうなっているのか気になって巻き戻そうとする始末。

 

その後、海夢は学校に数学の宿題を忘れてきたことに気づきます。

二人で学校に向かいますが、夜で、しかもホラー映画を観た後なので、いつも以上に不気味な雰囲気です。

 

帰りに夕飯の買い物をして一緒に食べる約束をしていると、プールが目に入ります。

脚をつけるだけと言いながらがっつり水に落ちる海夢。しかもなかなか上がってきません。新菜もプールに入り、海夢を引き上げます。
なんと海夢は海が好きな割に泳げないことが発覚します。

 

「砂浜に座って海がキラキラ光るのを見るのが好きなんだよね~」とプールサイドに座ってそう語る海夢にプールの光が反射してとてもきれいです。

「泳げないのに海が好きなのやばいかな?」と聞く海夢に「やばくないです」と、自身の人形づくりに例えて肯定します。

 

帰り際、海夢は新菜をお祭りに誘います。

 

無事に宿題が終わり、お祭り当日。

 

新菜は甚平を着て、祖父に見送られて会場に向かいます。

 

後から来た浴衣姿の海夢を見て、思わず見とれてしまいます。

「ベタにうなじにドキッとしちゃった系?」と揶揄われますが、言い返せずに照れる新菜。その様子を見てさらに海夢はテンションが上がります。

 

持ちきれないほど食べ物をたくさん買いこみ、花火の会場に向かう二人。

 

新菜は会場に来て花火見るのが初めてなので、その迫力に圧倒され感動します。

 

部屋で一人で音を聞くだけだったのに今年はとなりに海夢がいる。そう思って海夢をぼーっと見つめると、ふと目が合います。

 

いい雰囲気でしたが、海夢がべっと舌をだして、その色が真っ青なことに新菜が驚き、いい雰囲気は終わります。

 

その後、海夢は鼻緒ずれをしてしまい、新菜がおんぶします。
今まで以上に密着していることと、いい匂いがすることにドキドキしながら、二人で花火の感想を話します。
自然と来年も一緒に来る約束をし、関東の花火大会制覇する夢を語り合います。

 

夏休み最終日、新菜が学校の支度を終え、寝る準備をしていると、海夢から電話があります。

 

「用はないんだけど、声が聞きたくなって」と話す海夢は一人でホラー映画を観てしまい、怖くなって電話を掛けてきたそう。

海夢がいつものテンションで話すも、夜も遅いのか、新菜は眠そうで今にでも寝てしまいそうです。
「今年の夏は楽しかったです。」と言うのを最後に、新菜は本格的に寝てしまいます。
新菜が聞いていないのをわかっていながらも「五条くん好きだよ」と言って電話を切ります。

1期はここで終わります。

感想

新菜が海夢に見とれる場面がきれいできらきらしていて、「あ~新菜も恋しているな」と感じます。この感情に本人がいつ気がつくのか、楽しみです。
最後の電話のシーンは一期の中でも特に好きなシーンの一つです。本当に二人が打ち解けたな~というのと、用もないけど電話をするけど付き合ってはいない一番楽しい時期だな~というのできゅんとします。最後、どさくさに紛れて告白する甘酸っぱさが大好きです。