誰が味方で誰が敵?ロンドンを舞台に豪華キャストが繰り広げる華麗なる騙し合い「ジェントルメン」

誰が味方で誰が敵?ロンドンを舞台に豪華キャストが繰り広げる華麗なる騙し合い「ジェントルメン」

映画「ジェントルメン」はイギリスのロンドンを舞台にして繰り広げられるギャング達のクライム・スリラー作品です。

ガイ・リッチーが監督。イギリス・アメリカの合作で、2020年に公開されています。

映画の冒頭は、登場人物や組織、それらがどのように関係しているかの情報が多いため、理解するのに少し骨が折れます。

しかし、それらが分かってくるといったい誰が黒幕なのか、という謎を見つけ出すのに目が離せない展開の映画です。

イギリス・ロンドンの暗黒街に、一代で大麻王国を築き上げたマリファナ・キングのミッキーが、総額500億円にも相当するといわれる大麻ビジネスのすべてを売却して引退するという噂が駆け巡ります。

噂を耳にした強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ・マフィア、ロシアン・マフィア、下町のチーマーといったワルたちが一気に動き出します。

莫大な利権をめぐり、紳士の顔をした彼らによる、裏の裏をかくスリリングな駆け引きがはじまります。

今回はこの「ジェントルメン」の基本情報やキャスト情報、そして映画のあらすじを紹介していきます。

あらすじ

ロンドンでマリファナ事業を営んでいるボス・ミッキーが店でビールを飲みながら妻・ロザリンドに電話していると背後に気配を感じます。

彼女の前にも誰かが現れます。その瞬間銃が放たれ、ミッキーのビールグラスが血で染まります。

一方、ミッキーの右腕・レイの前に、情報屋・フレッチャーが現れ、「ミッキーの悪事の証拠を集めた。2000万ポンドで払わなければ大手雑誌編集長のビック・デイヴに情報を売る」と脅してきました。

グラント

フレッチャーは、ミッキーの悪事を脚本化したものをウイスキーを飲みながら上機嫌で読み上げていきます。

ミッキーはマリファナの合法化を見越して中年での引退を考えていました。そこで、ユダヤ人実業家・マシューに4億ポンドで事業を売却しようと考えます。

マシューが年間50万トンものマリファナをどうやって栽培しているのかミッキーに尋ねると、ミッキーは貴族が管理する土地の地下にあるマリファナ製造工場を見せます。

貴族に多額の金を渡し、土地を使っているので世間にバレないのです。

そんな中、チャイニーズ系マフィアのドライ・アイが事業売却を聞きつけて売ってくれと提案するが、ミッキーは聞く耳を持ちません。

その直後、秘密農園では騒ぎが起きていました。覆面マスクにデジカメを装着したトラックスーツの4人組が侵入し、従業員をボコボコにした上、大麻強奪をはかったのでした。

盗んだのは黒人のボクシングジムの集団でした。彼らの父親分のコーチは、黒人格闘家たちがミッキーのマリファナ工場に手を出したことに気づいてすぐに動画を消させます。

そして、ミッキーの右腕レイに謝罪します。レイは謝罪を受ける代わりに、コーチにある仕事を依頼します。

ミッキーは貴族から「娘のローラを連れ戻してほしい」と依頼を受けます。

レイは仲間を連れローラが入り浸っている薬物中毒シンガーの家に行って、彼らを脅しローラを確保します。

しかし、弾みでそこにいたロシア人青年・アスランがベランダから落下して死亡してしまいます。ミッキーはドライ・アイのボス・ジョージ卿に毒物を飲ませて「舐めたことはするな」と脅します。

ジョージは結局、下剋上を狙うドライ・アイに殺されてしまいます。

フレッチャーは話の途中で、マシューとドライ・アイの密会映像を見せ、大麻工場の襲撃はマシューが事業の買付価格を安くするために仕組んだことだと話します。

黒人集団にマリファナ生産工場の情報を教えたのも、ドライ・アイの部下ファ・アックだったのです。

ロシア人がミッキーを狙い(冒頭の場面)、レイがロシア人を撃ち殺します。

2人は車で急いで妻・ロザリンドのところ行こうとしますが、途中で事故に遭います。ミッキーは足を引きずりながら、妻のオフィスへ向かいます。

ロザリンドを襲は襲われそうになりますが、ミッキーがドライ・アイを撃ち殺します。

ここまでが全て記述されている脚本をレイに突き出し、金を要求するフレッチャー。

しかし、レイは全てお見通しでした。ミッキーを嗅ぎまわるフレッチャーに気付かれないように尾行し、わざと証拠をつかませていたのでした。

いたるところに隠されていたフレッチャーの証拠はコーチの命により無事ドラーズが回収。フレッチャーの脅しを封じ込めることに成功しました。

ところが、フレッチャーはアスランが殺された真相をロシア人の大富豪である父親にタレこんでいました。それによりミッキーはロシアン・マフィアの手に落ち、さらわれることに。

しかし、そこに現れたのはドラーズの4人組。ロシアン・マフィアを爽快に襲撃しミッキーを助け出しました。

後日、ミラマックス社を訪れるフレッチャーの姿がありました。
売り込んでいたのは例のシナリオ。軽快に社を後にしてタクシーに乗り込むフレッチャー。

しかし、タクシーの運転手に扮していたのはレイでした。

キャスト

ミッキー・ピアソン(マシュー・マコノヒー)

大麻の大量栽培と販売によって、一代で莫大な財を成したロンドン裏社会の麻薬王。

総額500億円にも相当するといわれる大麻ビジネスを売却して引退しようと考えますが、彼のビジネスに群がる一流のワル達がさまざまな混乱を招くことになります。

マコノヒー

演:マシュー・マコノヒー
大学卒業後、有名なタレント・エージェンシーと契約していくつかの作品に出演。若き日のポール・ニューマンを彷彿とさせる精悍なマスクで注目を集め、『評決のとき』の主役の座を射止めます。

さらに、『コンタクト』でスターへの階段を着実に昇り、スティーヴン・スピルバーグ監督の『アミスタッド』で若手実力派の地位を固めます。

また、自ら製作会社『JKリヴィング』を設立。脚本執筆、製作、監督、を手掛けています。

『リンカーン弁護士』(11)から『インターステラー』(14)までにかけての作品におけるマコノヒーの演技は称賛されています。

2013年公開の映画『ダラス・バイヤーズクラブ』では、HIVに感染した主人公を演じるために38ポンドの減量を行います。この作品で第86回アカデミー賞主演男優賞を受賞しています。

レイモンド・スミス(チャーリー・ハナム)

ミッキーの右腕として様々な実務をこなす優秀な部下。
次から次へと出てくる問題に気苦労が絶えませんが、常に冷静に対処します。

演:チャーリー・ハナム
1989年にテレビシリーズ『Byker Grove』で俳優デビューし、『ハロルド・スミスに何が起こったか?』(99)で映画デビューします。

1999年よりイギリスのテレビシリーズ『Queer as Folk』でのゲイの高校生ネイサン役で、相手役のエイダン・ギレンと共に注目を集めます。

『ディケンズのニコラス・ニックルビー』(02)で初主演を果たし、ナショナル・ボード・オブ・レビューのアンサンブル演技賞を受賞。

2008年より放映の犯罪ドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』で凶悪なバイクギャングメンバーの主役ジャクソン・“ジャックス”・テラーを演じています。

また、大ヒットした映画『パシフィック・リム』(13)では、主人公ローリー・ベケットを熱演しています。

マシュー・バーガー(ジェレミー・ストロング)

ミッキーのビジネス買収の交渉相手であるアメリカの大富豪です。

買収に前向きですが、金額を含めて何かと慎重な様子。裏でいろいろと手をまわし、交渉を優位に進めようと画策します。

演:ジェレミー・ストロング
2008年に俳優としてブロードウェイデビュー。同年、映画にも初出演しましたが、当初はなかなか良作に恵まれていません。

その後、人気TVシリーズ「グッド・ワイフ」(11~13)の弁護士マット・ベッカー役で注目を集め、「リンカーン」や「ゼロ・ダーク・サーティ」(12)といった話題作に参加。

また、「ジャッジ 裁かれる判事」「グローリー 明日への行進」(14)など社会問題を扱う作品で力量を発揮します。

その後も「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(15)や「デトロイト」「モリーズ・ゲーム」(17)と着実にキャリアを積み、20年にはアカデミー賞候補作「シカゴ7裁判」で主要キャストを務めています。

ドライ・アイ(ヘンリー・ゴールディング)

ミッキーのビジネスを買収したいと待ちかけてくる中国マフィアの若頭です
ビジネスだけではなく、組織のトップの座も狙っています。

演:ヘンリー・ゴールディング
TVタレント・司会者としてマレーシアやシンガポールを中心に活躍。スポーツ番組や旅番組などに出演するほか、モデルとしても活動していました。

シンガポール人作家ケビン・クワンの人気小説を米ワーナー・ブラザースが映画化した「クレイジー・リッチ!」(18)で主人公の恋人で大富豪のニック・ヤン役に起用され、俳優デビュー。

続けてブレイク・ライブリーとアナ・ケンドリックが共演した映画「ア・シンプル・フェイバー(原題)」(18)に主要キャストとして出演しています。

ほかにも、ロマコメ映画「Last Christmas(原題)」や、ガイ・リッチー監督の「Toff Guys(原題)」など注目作への起用が相次ぎ、一躍期待のアジア系俳優となりました。

コーチ(コリン・ファレル)

ミッキーの大麻栽培所を襲った格闘技集団「トドラーズ」が所属するボクシングジムの経営者。ミッキーからの報復を恐れ、彼に協力するようになります。

演:コリン・ファレル
ジョエル・シュマッカー監督の「タイガーランド」(00)で高く評価され、「ジャスティス」(01)や「マイノリティ・リポート」(02)といったハリウッド作品に抜てきされます。

その後、シュマッカー監督と再びタッグを組んだ「フォーン・ブース」や、「S.W.A.T.」(03)などの話題作に出演。

「アレキサンダー」(04)や、「ニュー・ワールド」(05)、「マイアミ・バイス」(06)などで主演を務めます。

「ヒットマンズ・レクイエム」(08・日本劇場未公開)でゴールデングローブ賞最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞。

フレッチャー(ヒュー・グラント)

ビッグ・デイヴの依頼を受けて、ミッキーの身辺を調査する私立探偵。掴んだネタを餌に、レイに高額な金を要求します。

演:ヒュー・グラント
87年出演の「モーリス」では、第44回ベネチア国際映画祭の最優秀主演男優賞を共演者のジェームズ・ウィルビーとともに受賞します。

ブレイクするきっかけとなった恋愛映画「フォー・ウェディング」(94)で、ゴールデングローブ賞コメディ/ミュージカル部門の最優秀主演男優賞、英国アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞。

以降、「ノッティングヒルの恋人」(99)、「ブリジット・ジョーンズの日記」(01)と続編「きれそうなわたしの12か月」(04)、「トゥー・ウィークス・ノーティス」(02)などがヒット。

“ロマコメの帝王”と呼ばれています。近年は、SF大作「クラウド アトラス」(12)やスパイアクション「コードネームU.N.C.L.E.」(15)などに出演しています。

基本情報

基本情報

監督        ガイ・リッチー
脚本        ガイ・リッチー
原案        ガイ・リッチー アイヴァン・アトキンソン
製作        ガイ・リッチー アイヴァン・アトキンソン ビル・ブロック(英語版)
製作総指揮     ロバート・シモンズ アンドリュー・ゴロヴ ボブ・オシャー アラン・J・ワンズ

出演者       マシュー・マコノヒー チャーリー・ハナム ヘンリー・ゴールディング

音楽        クリストファー・ベンステッド(英語版)
撮影        アラン・スチュワート
編集        ジェームズ・ハーバート

製作会社      ミラマックス
配給        〔イギリス〕エンターテインメント・フィルム・ディストリビューターズ

公開        〔イギリス〕 2020年1月1日 〔アメリカ〕 2020年1月24日 〔日本〕 2021年5月7日
上映時間        113分
製作国         アメリカ合衆国 イギリス

言語                  英語
製作費               $22,000,000
興行収入         〔世界〕$111,783,931

監督ガイ・リッチー

ガイ・リッチーのキャリアは、PVやCMの監督からスタートしています。

長編処女作の犯罪群像劇「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」(98)が母国イギリスで好評を得たほか、ハリウッドでも注目を浴びます。

続く第2作「スナッチ」(00)にはブラッド・ピット、ベニチオ・デル・トロら大物俳優が参加。この2作品はギャングを軸にした群像劇で、緻密な脚本も高く評価されました。

いわゆる“ならず者”の犯罪群像劇は、彼の代名詞となりました。斬新なアクション、緩急や画面分割などを駆使した映像、衣装や小物、すべての演出がスタイリッシュなのも特徴です。

続く「ロックンローラ」(08)ではロンドンの裏社会を描き、アクション大作「シャーロック・ホームズ」(09)、続く第2弾「シャドウ ゲーム」(11)が大ヒット。

米人気TVシリーズ「0011 ナポレオン・ソロ」(64~68)の映画化「コードネーム U.N.C.L.E.」(15)、「キング・アーサー」(17)では製作、脚本、監督を手がけています。

2019年に公開されたディズニー実写映画『アラジン』で、興行的に大成功を収めました。

2人

今回の『ジェントルメン』は、個性的なキャストを集めた群集劇、短いカットでテンポよく進むストーリー展開、2転3転して迎える予測不可能な結末は、ガイ・リッチー監督が原点に回帰した作品となっています。

ジェントルマンとは?

ジェントルマン(ジェントルメン/gentleman)とは、「教養のある男性」「紳士」という意味で使われますよね。

この「ジェントルマン」とは、もともと地主貴族を中心としたイギリスの名望家を指した言葉です。

ジェントルマンは、16世紀から20世紀初めまで、イギリスにおける実質的な支配階級でした。

世襲の爵位を持つ数少ない貴族と、身分の上では一般市民である大地主層のジェントリを中核として、支配体制の温存を図っていました。

それから時代が経つにつれて、地主以外の上位中産階級に属する職業の中にも「ジェントルマン」とみなされるものが出てきました。

また、ジェントルマンの条件が、家柄や出目と共に習得した教養や道徳性であったため、教養のある紳士的な男性に対しても「ジェントルマン」という言葉が使われるようになりました。

しかし、今回登場する「ジェントルマン」たちは全員が悪い奴。過激な言葉の連発で思わず笑ってしまいます。

映画「ジェントルメン」の見どころ

最後まで読めない展開

映画「ジェントルメン」の最大の見どころは、というとミッキーとレイモンドによる鮮やかな最後の逆転劇、そしてその後に用意された驚きの展開でしょう。

最後まであまり重要と思われていなかった事件が実は伏線で、最後の驚きとしてこういう風に活かされているのか、というのはとても衝撃的です。

正直、映画の前半は登場人物の自己紹介とそれぞれの関係がずらずらと並んでしまい、理解するまでには結構苦痛な作業という印象でした。

しかし、すべての関係がはっきりしたあとは、誰と誰が協力体制にあり、誰とは敵対しており、裏で暗躍している一派もいて、とドキドキの展開。あっという間の終わりまで駆け抜ける感じです。

華麗なる騙し合い

「ジェントルメン」のキャストはとても豪華です。

マシュー・マコノヒー、ヒュー・グラント、コリン・ファレル、チャーリー・ハナムと、主役級を張る役者が4人も出演しています。

そして脇を固める俳優陣も、ヘンリー・ゴールディング、ジェレミー・ストロング、エディ・マーサンと素晴らしいキャスティング。

役者と演じるキャラクターがピッタリマッチしていて、クセ者たちの”華麗なる騙し合い”に華を添えてくれています。

とてもテンポの良い作品で飽きさせない展開ですが、前述したように次々と出てくるキャラクター達が目まぐるしく立ち回るので、ついていくのにやっとの方も多いと思います。

登場するのは6つの勢力

「登場人物が多過ぎ。複雑でわかりにくい」という方のために、簡単な解説をします。

「ジェントルメン」に登場する勢力は6つに大別されます。一見すると複雑ですが、大麻ビジネスの所有権をめぐって直接関わる上位3勢力と、金目当てや私怨から間接的に関わってくる下位3勢力に整理するとわかりやすくなります。

上位勢力の中心はもちろん、 総資産4億ポンド(約500億円)もの大麻王国を売却して引退を考える主人公ミッキーと右腕のレイ。

ミッキーが売却を持ちかけた富豪のユダヤ系米国人マシューが第2、この売却話に割り込んでくる中華系マフィアが第3の上位勢力といえます。

ジェントルメン6

残りの下位3勢力は大麻ビジネスを狙うのではなく、別の動機があります。
ミッキーに怨みを抱くゴシップ紙編集長と彼に雇われて大麻王の犯罪の証拠を探る私立探偵フレッチャーが第4勢力です。

そして、ミッキーの秘密農園を襲ったスラムの不良4人組と彼らを指導するコーチが第5、やはり私怨からミッキーの命を狙うロシア人富豪とその手下が第6の勢力といえます。

それぞれのキャラクターの立ち位置や目的がはっきりしているので、意識して作品を観ていれば迷うことはないかと思います。しかし、登場する人みんなクセが強いです。

「ジェントルメン」の評価

「ジェントルメン」の評価は?

映画「ジェントルメン」は批評家から好意的に評価されています。

映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには230件のレビューがあり、批評家支持率は73%、平均点は10点満点で6.41点となっています。

サイト側による批評家の見解の要約は「『ザ・ジェントルマン』はガイ・リッチー監督の新しいファンを増やすことはできないかも知れないが、同監督の作品のファンなら十分に楽しめるものである。」となっています。

また、Metacriticには44件のレビューがあり、加重平均値は51/100と平凡なものに留まっている。なお、本作のCinemaScoreはB+となっています。

まとめ

「ジェントルメン」のご紹介でした。いかがでしたか?

映画「ジェントルメン」は、紳士の顔した一流の“ワルたち”による下品で卑猥で暴力的だけど、シャレていてリズミカルな騙し合い、罵り合いの世界です。

主役級の豪華キャストがそれぞれスタイリッシュな悪人を演じます。

「難しすぎる」、「面白くない」、「良さがわからない」と言う意見がある一方で、「最後まで目が離せない」、「さすがガイ・リッチー」、「とにかくオシャレ」、「もう1度観たい」とレビューの評価は分かれているようです。

私の感想としては、「内容は少々難しいですが、十分見応えのある映画」です。
確かにストーリーは単純ではないので、万人受けはしないかもしれません。しかし、好きな人はすごく好きなんだろうなぁって思える映画です。

複雑な展開が苦手な人には「予習」が必要かもしれませんが、きっと2回目が観たくなると作品だと思います。