日本の妖怪、世界のモンスターが大集結!巨大な妖怪獣を倒せるのは?「妖怪大戦争 ガーディアンズ」

日本の妖怪、世界のモンスターが大集結!巨大な妖怪獣を倒せるのは?「妖怪大戦争 ガーディアンズ」

今回は「妖怪大戦争 ガーディアンズ」のご紹介です。

1968年に製作された大映の特撮映画を、2005年に三池崇史監督と神木隆之介主演でリメイクした「妖怪大戦争」に続く妖怪アドベンチャーです。

三池監督が再びメガホンをとり、人気子役の寺田心が主演を務めています。

20XX年。日本列島を南北に縦断する大地溝帯・フォッサマグナから出現した妖怪獣により、妖怪界と世界は未曾有の危機に陥りました。

妖怪たちは妖怪獣を阻止するため、伝説の武神を復活させる計画に乗り出します。しかし復活には、伝説の妖怪ハンター・渡辺綱の血を継ぐ者の力が必要でした。

そこで選ばれた所沢市の小学生・渡辺ケイは、妖怪たちとともに世界を救うべく立ち上がりますが……。

主人公ケイとともに冒険の旅に出る狐面の剣士を杉咲花、妖怪の総大将・ぬらりひょんを大森南朋、狸の総帥・隠神刑部を大沢たかおが演じるほか、安藤サクラ、大倉孝二、三浦貴大、大島優子ら豪華キャストが個性豊かな妖怪たちに扮しています。

今回は「妖怪大戦争 ガーディアンズ」のあらすじ、見どころなどをご紹介します。

あらすじ(ネタバレあり)

少年・渡辺兄(ワタナベ ケイ)は弟(ダイ)と母・礼香の3人暮らしで、父は既にこの世にいません。

母は看護師をしています。ケイとダイが朝食を食べる横で、母も出勤の支度をしていました。母に電話がかかってきて、夜勤もすることになりました。

学校では、担任の加藤先生が黒板に細かい情報をびっしり書くと生徒たちに熱く語っています。居眠りしていたケイもしっかり聞くようにと注意されます。

大昔、日本列島は大陸と地続きだったのですが、年月の経過とともに離れていきました。西日本と東日本がくっついて今の形になった際に、間にあった海は隆起して陸になります。

それがフォッサマグナと呼ばれている場所です。フォッサマグナとは大きな溝という意味です。

その昔、海が陸になった場所に住んでいた生物の大多数は、陸に閉じ込められて化石になりました。

放課後、ケイは同級生の男子数人といっしょに、廃墟の学校へ肝試しに行きます。ダイもついてきています。

「所澤七森小学校」という文字が門に読めます。暗くて怖いのですが奥へ進むと、そこに神社のようなところがありました。

そこにおみくじのようなものが置かれています。男子たちは「6年生の言うことはほんとだった」というと、そのおみくじを引きました。

主人公

他の子は大吉だと言いますが、ケイが紙を開くと一面真っ赤で何も書かれていませんでした。ケイは気持ち悪く感じ、紙を捨てますがダイが拾って持ち帰ります。

夜に寝ていたケイが目を開けると、枕返しという妖怪が見えました。両目を開けると見えず、片目だと見えます。

混乱するケイに妖怪が「片目さつぶれ」というと、目を隠す葉っぱをくれました。葉っぱで右目を隠すと妖怪の姿が見えるようになります。

驚いたケイは逃げようとしますが、部屋を出ると放課後に行った廃墟の場所に繋がっていました。戻れません。ケイの前にはたくさんの妖怪がいるのです。

キャスト

渡辺ケイ(寺田心)
本作品の主人公。伝説の妖怪ハンター渡辺綱の血を受け継ぐ小学5年生で、所沢市在住。気弱で臆病な性格だが心優しい少年です。

亡くなった父から弟を守るよう託されています。綱が用いていた妖刀・鬼切丸を振るって戦います。

演:寺田心
2011年、3歳から芸能活動を開始。2015年、TOTO『ネオレスト』のCMが話題となり、YouTubeで動画再生回数が130万回を超えるなど注目を集めます。

このCMで「2015 55th ACC CM FESTIVAL・クラフト賞 フィルム部門 演技賞」を受賞。以降、多数のCMやバラエティ番組に出演しています。

2017年(平成29年)、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で虎松の幼少期を演じます。

テレビドラマでは、「明日、ママがいない」(2014)、「OUR HOUSE」(2016)、「庶務行員 多加賀主水が悪を断つ」(2019)、映画では、「トワイライト ささらさや」(2014)、「パパはわるものチャンピオン」(2018)などの出演があります。

「ばあばは、だいじょうぶ(2018)では、ミラノ国際映画祭外国映画部門で最優秀主演男優賞を受賞しています。

狐面の女(杉咲花)

妖怪獣を鎮めるための騒動に巻き込まれたケイを導く謎の剣士。ケイからは「狐さん」と呼ばれています。その正体は九尾の狐です。

演:杉咲花
2016年、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でヒロインの妹美子を演じます。

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』では銭湯を営む一家の娘役を演じ、日本アカデミー賞ほか各映画賞の助演女優賞を受賞しました。

2018年4月より放送のTBS系ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』で、連続ドラマ初主演。 同年10月公開の『パーフェクトワールド 君といる奇跡』で映画初主演します。

2019年の『いだてん〜東京オリムピック噺〜』で、NHK大河ドラマ初出演。

2020年度後期のNHK連続テレビ小説『おちょやん』で、浪花千栄子をモデルにしたヒロイン・竹井千代役を演じています。

狐面の女

渡辺ダイ(猪俣怜生)

本作品のもう一人の主人公でケイの弟です。兄とは対照的に度胸があり好奇心旺盛な性格です。
赤いおみくじを引いた者と勘違いされてぬらりひょんたちに連れて行かれ、鉄剣を用いて大魔神を呼び覚ますこととなります。

演:猪俣怜生
活動初期には舞台に子役として出演し、2021年にテレビ番組『でこぼこポン!』に出演して注目されるようになりました。

そして2021年には、映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』において、主人公の弟役を演じて話題になります。同年には、ミュージカル『忍たま乱太郎』にも出演しています。

そして2022年には、テレビ番組『でこぼこポン!』がレギュラー化したことによって、レギュラー出演することになりました。

出演ドラマといえば、2022年にフジテレビ系の月9枠、菅田将暉主演の『ミステリと言う勿れ』。この7話で岡山天音演じる「下戸陸太」の幼少時代を演じています。

姑獲鳥(安藤サクラ)

死んだ赤ん坊を抱え、血だらけの着物を着た妖怪。しかし、その見た目に反し献身的な性格です。

演:安藤サクラ
2007年に父・奥田瑛二が監督を務める映画『風の外側』にクランクイン直前に降板した主演女優の代役として出演しデビュー。

2014年、姉が監督を務めた映画『0.5ミリ』と、オーディションの募集記事を見て応募した『百円の恋』で主演を務め、2年連続でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞をするなど多くの主演女優賞を受賞。

翌年度第39回日本アカデミー賞では『百円の恋』で最優秀主演女優賞を受賞しました。

2016年4月スタートの『ゆとりですがなにか』(日本テレビ)で連続ドラマ初ヒロイン役。

2018年、リリー・フランキーとW主演した映画『万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭にてコンペティション部門で最高賞のパルムドールを受賞。女優として高い評価を得ています。

猩猩(大倉孝二)

真っ赤な肌と装束を身に纏った猿のような妖怪。関西弁を話す妖怪たちのまとめ役です。

演:大倉孝二
舞台芸術学院卒業後、芝居を作ってみたいと思って訪ねた劇団ナイロン100℃で、役者オーディションに合格。役者の道に入ります。

デビューは舞台『ウチハソバヤジャナイ~version100℃~』。入団当初は目立たなかったものの、個性的な演技や舞台での度胸を買われ、短期間のうちに劇団の看板役者へと成長します。

1998年には、ドラマ『踊る大捜査線SP』にて、DV男の役でテレビドラマ初出演。2001年には、映画『弟切草』で映画に初出演しています。

2002年の映画『ピンポン』では、主人公の幼馴染であり卓球のライバルでもあるアクマ役を演じています。得意な卓球を生かし、インパクトのある演技で脚光を浴びました。

天狗(三浦貴大)

世界中の妖怪やモンスターなどが集まる大会議「ヤミット」で日本代表として演説を行う妖怪です。

演:三浦貴大
映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』での演技が評価され、第34回日本アカデミー賞新人俳優賞および第35回報知映画賞新人賞を受賞。

2011年には『学校をつくろう』で映画初主演。2012年には『ふがいない僕は空を見た』『あなたへ』『わが母の記』ほかでの演技により第86回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞を受賞します。

一方で2013年には『最終特快』(NHK)でテレビドラマ初主演。2015年にはNHK大河ドラマ『花燃ゆ』に毛利元徳役で出演し大河ドラマ初出演を果たしています。

雪女(大島優子)
身体は氷のように冷たいが、心は熱い妖怪です。冷たい態度をとる男性を好み、いつもつれない隠神刑部に惚れ込んでいますが彼からはうっとおしがられています。

演:大島優子
2006年、『第二期AKB48追加メンバーオーディション』に合格。12月、AKB48として『第58回NHK紅白歌合戦』に初出場。

2009年3月21日公開の映画『テケテケ』で映画初主演を務めます。2011年10月 – 12月、月9ドラマ『私が恋愛できない理由』にレギュラー出演。

2014年6月、AKB48を卒業。同年に公開された映画『紙の月』で第38回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞します。

2019年度後期の連続テレビ小説『スカーレット』にヒロインの幼なじみ役でレギュラー出演、2021年には『青天を衝け』でNHK大河ドラマに初出演し、双方の作品でその演技力が高く評価されています。

天邪鬼(赤楚衛二)

自分の考えとは逆の回答ばかりを出す捻くれ者の妖怪。妖怪の世界に迷い込んだケイと出会い、次第に彼と心を通わせていきます。捨てられていたガラケーを唯一の友だちとして大切にしています。

実は茨木童子たち鬼一族のスパイであり、密かにケイたちの居場所を彼らに密告していましたが、内心ではケイを裏切ってしまったことに罪悪感を抱いていました。

妖怪獣の襲撃によって遺跡の崩壊に巻き込まれてしまいますが、ケイに助けられて再び行動を共にするようになります。

演:赤楚衛二

2010年に名古屋の男性グループIKEMEN☆NAGOYAにFORM JAPAN所属のタレントとして、舞台公演やバラエティ番組レギュラー出演などで活動。

2017年にはAmazonプライムビデオ『仮面ライダーアマゾンズ』シーズン2と、平成仮面ライダーシリーズ第19作『仮面ライダービルド』と仮面ライダーシリーズ2作品に出演しています。

2019年、馬場ふみかとW主演の『ねぇ先生、知らないの?』でドラマ初主演。2020年、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で単独ドラマ初主演を飾っています。

以後、『彼女はキレイだった』やフジテレビ系10月クールの木曜劇場『SUPER RICH』などの連続ドラマにレギュラー出演しています。

基本情報

基本情報
監督       三池崇史
脚本        渡辺雄介
製作        椿宜和 坂美佐子
製作総指揮        角川歴彦 荒俣宏
出演者             寺田心 杉咲花 猪股怜生 安藤サクラ 大倉孝二 三浦貴大
音楽       遠藤浩二
主題歌      いきものがかり「ええじゃないか」
撮影       山本英夫
編集       相良直一郎製作会社      「妖怪大戦争 ガーディアンズ」製作委員会
配給       東宝 KADOKAWA
公開        〔日本〕 2021年8月13日
上映時間            118分
製作国      日本
言語       日本語
興行収入            3億円
前作        妖怪大戦争

見どころポイント

登場する妖怪は総勢50体以上!

古代の化石が巨大な“妖怪獣”となって、東京を襲おうとしている。
そんな“妖怪獣”の動きを止めようと世界中の妖怪が集結。古くから日本に伝わる妖怪から海外のモンスターまで、総勢50体以上のキャラが登場します。

妖怪たち

大魔神VS妖怪獣勝つのはどっち?

列島を南北に縦断する断層・大地溝帯=フォッサマグナから現れた「妖怪獣」により、妖怪界と世界に未曽有の危機が到来。

妖怪たちは「妖怪獣」に対抗する力として、伝説の武神“大魔神”を復活させる手立てを講じます。この妖怪2大巨頭の前代未聞のバトルの行方は?

平成版の主演・神木隆之介も出演

平成版で主人公・タダシを演じた神木隆之介も出演。ケイの通う小学校の担任教師・加藤先生という役柄ですが、前作でタダシが戦った宿敵“加藤”と関係が?

ケイ&ダイ 兄弟の絆

ケイ役を演じた寺田心は13歳にして芸歴10年。主演映画『ばあばは、だいじょうぶ』(19)でミラノ国際映画祭2018の外国映画部門・最優秀主演男優賞を受賞した実力派です。

気弱で臆病な少年だったケイは、騒動に巻き込まれてしまったダイを助けるために自ら妖怪の世界に足を踏み入れます。そして冒険や出会いを通して成長していきます。

一方、兄のケイが大好きで無邪気&度胸満点の弟・ダイ役を演じるのはこれが映画デビュー作となる猪股怜生です。

寺田との相性の良さを見込まれて大抜擢された猪股は、アクションシーンについて「おもしろいです」と語るなど、ダイと同じように怖いもの知らずでそのポテンシャルを発揮したようです。

たしかな演技力と表現力を持ち合わせた寺田と、妖怪たちもたじろぐほどの無垢さで観客の視線を釘付けにする注目子役の猪股。

“宿命の兄弟”を演じた2人が見せる本物の兄弟と見間違うほど息の合った掛け合いは注目です。

事前に観ておきたい映画

『妖怪大戦争 ガーディアンズ』をより楽しむために、事前に観ておきたい2本をご紹介。

映画妖怪大戦争(2005)
映画妖怪大戦争(2005)
三池崇史が監督、神木隆之介が主演を務めています。1968年に公開された映画『妖怪大戦争』のリメイク作品です。忌野清志郎が妖怪のぬらりひょん役で出演しています。漫画家の水木しげる、作家の荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆきがプロデュースチーム「怪」として制作に携わっています。稲生タダシは母の実家がある鳥取県に引っ越すことになった。ある日、行方不明になった祖父を探すため、山の中へと捜索に出かける。そこで出会ったのは、妖怪達だった。魔人・加藤保憲が蘇り、妖怪達を脅かしていた。それだけではなく、加藤保憲は人間界を襲撃しようと画策していた。稲生タダシは世界を救うため、勇気を奮い立たせた。
パパはわるものチャンピオン
パパはわるものチャンピオン(2018)
寺田心が主人公・大村孝志の息子・大村祥太役で出演しています。プロレスラーの棚橋弘至が映画初主演。作・板橋雅弘、絵・吉田尚令原作の絵本『パパのしごとはわるものです』&『パパはわるものチャンピオン』を元に制作されました。「富川国際ファンタスティック映画祭 2019 BIFAN Children’s Jury Award」を受賞しています。大村孝志はプロレス界でエース選手として活躍していた。10年後、大村孝志は「ゴキブリマスク」として悪役レスラーになっていた。息子の祥太はこっそり試合を見に行き、卑怯な手を使って戦う父の姿にショックを受ける。周囲に父が悪役レスラーであることを言えず、苦悩する。そんなある日、孝志は「Z-1クライマックス」の試合に出場することが決まる。

妖怪大図鑑

おなじみの妖怪キャラクターから、55年ぶりにスクリーンに降臨する大魔神まで映画に登場するキャラクターの一部をご紹介します。

化石たちの怨念が巨大化・妖怪獣

人間たちには天災にしか見えない妖怪獣。転がりながら破壊を繰り返し、一目散に太平洋を目指していきます。妖怪たちは進路を変えるように提案しますが、まったく聞き入れてもらえません。

最後の切り札・大魔神

大魔神

55年ぶりにスクリーンに登場することとなった大魔神は、東京へと向かう妖怪獣を食い止める切り札として登場します。妖怪たちは大魔神を呼び覚ます力を持つ“破風なき家の子”であるケイに白羽の矢を立てます。

日本妖怪たちの総大将・ぬらりひょん

大きな頭が特徴のおじいさん妖怪。個性あふれる日本妖怪たちを取りまとめる総大将を務めています。妖怪獣の襲来を知ると世界妖怪会議<ヤミット>に集まった妖怪たちに協力を申し出ます。

妖怪剣士・狐面の女

“狐”は古くから霊獣として扱われてきた野生動物。人や物に化けたり、幻術を使って人を化かしたり、取り憑いたりするといわれています。本作では、妖怪の世界に迷い込んだケイを厳しく導き、時に守ってやる役割を担います。

いきものがかりが主題歌を担当

主題歌を担当したのは、人気バンド「いきものがかり」です。楽曲名は『ええじゃないか』。

楽曲を使用したダンスコンテストが開催されており、公開前の作品を盛り上げています。ダンス&ボーカルグループ「DA PUMP」のKENZOが振り付けを担当。

動画サイト「YouTube」で確認することができます。ポップな音楽と分かりやすい振り付けで、子供から大人まで楽しく覚えることができます。作品を見る前にチェックしてみてください。

いきものがかりは、2006年3月15日にシングル「SAKURA」でエピックレコードジャパンからメジャー・デビュー。2009年のNHK全国学校音楽コンクール中学生の部課題曲の「YELL」や、2010年度上半期のNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の主題歌「ありがとう」がヒットし、幅広い年齢層の支持を獲得しました。

オリコンの「音楽ファン2万人が選ぶ 好きなアーティストランキング」で2010年から4年連続で2位となっています。

NHK紅白歌合戦には2008年から9年連続で出場。2016年にメジャー・デビュー10周年を迎えたのを区切りとして、翌2017年の1月5日に活動休止(メンバーは「放牧」と表現)

2018年11月3日より活動再開(メンバーは「集牧」と表現)をしています。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 今回は「妖怪大戦争 ガーディアンズ」のご紹介でした。

伝説の妖怪ハンターの血を継ぐ気弱な少年が、日本を救ってくれと妖怪達に頼まれ、戦いに巻き込まれていくお話です。

あくまで子供向けに製作されている映画。笑える場面もあり、カッコいいシーンもあり、安心して観られる作品です。

ただ、豪華な俳優陣、高度な特殊メイク、迫力満点の妖怪登場シーンのわりに、肝心のストーリーの作り込みが少し雑に感じました。登場人物に感情移入したり、共感することはありませんでした。

序盤から妖怪が次から次へと登場。一瞬しか映らない妖怪も多い中、メジャーな妖怪がバンバン登場します。ある意味そのシーンが一番の見どころだったかも知れません。

当たり前のことですが、みんな妖怪のメイクをしているので、誰が誰だかわからなかったのは残念です。あと、寺田心の叫び声がしつこくて少し気になりました。