男と女が相手に求めるものは違う!「男と女の不都合な真実」とは?

男と女が相手に求めるものは違う!「男と女の不都合な真実」とは?

今回のご紹介は2009年公開のアメリカ映画「男との不都合な真実」です。

「幸せになるための27のドレス」のキャサリン・ハイグルと「300」のジェラルド・バトラー共演によるロマンティック・コメディです。

男女の恋愛観のズレや恋の本音をテーマに、才色兼備なTVプロデューサーが、彼女の恋の指南役に名乗り出た過激で下品な恋愛カウンセラーに振り回されながらも、やがて本当の愛を見出していくまでをコミカルに描いています。

監督は「キューティ・ブロンド」「ラスベガスをぶっつぶせ」のロバート・ルケティックです。

あらすじ、キャスト、見どころなどをご紹介していきます。

あらすじ(ネタバレ含む)

才色兼備のテレビプロデューサー、アビー。仕事はデキるものの恋愛となると理想を追い求めるあまりいつもうまくいきません。

アビー

ある時、近所に住む医師のコリンと出会い理想通りの相手にアビーは惹かれますが、なかなか先に進むことができません。

そんな中、伸び悩む視聴率に業を煮やしたアビーの上司が、ガサツで下品なトークで人気のマイクをアビーの番組のコメンテーターとして雇い入れます。

番組で好き勝手にふるまうマイクにアビーの怒りは頂点に達しますが、予想に反して視聴率は上がっていきます。

男女観が正反対のマイクにアビーは反発しますが、ひょんなことからコリンをモノにするため、アビーはマイクからアドバイスを受けることになります。

アビーは服装から髪型、しぐさなどマイクから男が喜びそうなものをレクチャーされてコリンとの初デートに臨みます。すると作戦通りコリンはアビーに惹かれ、2人は付き合うようになります。

そして、協力してくれたマイクとも打ち解けていきます。全てが順調に動き始めた時、マイクに他のテレビ局からのオファーが来ます。

視聴率を死守するため他社に取られまいとする上司から、アビーはマイクを説得するよう命じられます。

コリンとの休暇予定をフイにして、しかたなくマイクの仕事先に説得に向かいます。

滞在先のホテルのバーで2人は飲んで踊っているうちに気持ちが高ぶり、部屋への戻り際のエレベーターの中で熱いキスをかわして別れます。

部屋に戻ったアビーがマイクに惹かれている自分に驚いていると、突然コリンが休暇を変更してアビーの元へやってきます。一方のマイクもアビーを求める気持ちを正直に伝えようと彼女の部屋へ行きますが、コリンが来ていることを知ると我に返って引き返します。

自分を偽っていることに嫌気がさしたアビーは、コリンに今まで男の理想を演じていたことを告白し別れを告げますが、翌日テレビ局に戻ると上司からマイクが他社へ移ったことを聞かされます。

ある日、番組の中継で訪れた熱気球の大会会場で顔を合わせたアビーとマイクは、生中継の場でお互いの本音をぶつけ合います。

そして、2人は浮かび上がる熱気球に乗って愛を確かめ合うのでした。

キャスト

アビー(キャサリン・ハイグル)

情報番組を受け持っている、やり手プロデューサーのアビーは美人で優秀だが、仕切りたがり屋で求める男性の理想は高く中々恋人ができない女性です。

ある日、アビーの番組に男女の恋愛コーナーのコメンテーターとしてマイクを雇ったと上司から聞かされます。
下ネタオンパレード、本音をぶちまけ下品な持論を展開する男でアビーの印象は最悪。

しかし、イケメンな隣人をゲットする為、アビーはマイクから恋愛指南を受ける事に。
これが思いのほか上手くいき、付き合うようになりますが、アビーの気持ちはマイクに傾いていきます

演:キャサリン・ハイグル
1992年「恋に焦がれて」で女優デビュー。B級映画を中心にキャリアを重ね、TVシリーズ「ロズウェル/星の恋人たち」でブレイク。その後、人気TVシリーズ「グレイズ・アナトミー」で再ブレイクし、エミー賞助演女優賞に輝きます。

これをきっかけに映画でも主役級で活躍し始め、「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」、「幸せになるための27のドレス」はいずれもヒット作となります。

「恋の7つの副作用」(日本未公開)と「男と女の不都合な真実」では製作総指揮も兼任しています。

 

マイク(ジェラルド・バトラー)

仲の悪い2人でしたが、ある日アビーから思いを寄せる隣人コリンと付き合えるよう相談を受けます。マイクの助言によってセクシーな女性に変身したアビーは見事コリンと付き合うことになります。しかし、順調な交際を続けるアビーとコリンを見て、自分がアビーを好きになっていることに気づきます。演:ジェラルド・バトラー
1997年のジュディ・デンチ主演作「 Queen Victoria 至上の恋」で映画デビュー。その後は小品数作でタイトル・ロールを演じ、「トゥームレイダー2」などの大作にも出演。2004年、主人公ファントム役に抜擢された「オペラ座の怪人」のヒットにより、広く知られるようになります。「300 <スリーハンドレッド>」では、鍛え上げられた筋骨隆々たる体を張って迫力のアクションを披露。以降も「P.S. アイラヴユー」「幸せの1ページ」など次々と話題作に出演しています。
コリン(エリック・ウィンター)アビーの隣に引っ越してきた整形外科の医者。イケメンのコリンはアビーから猛アプローチをされます。美人で女性らしいアビーにコリンも好感を持ち、2人は付き合うことになりました。デートを重ねるうちに、コリンもアビーに夢中になります。しかし、それは本来のアビーではなく、話し方や話題、仕草や髪形に至るまで、マイクに細かくアドバイスされたものでした。事実とは違う自分の姿にアビーは悩み、別れを切り出されます。演:エリック・ウィンター
アメリカの俳優、作家、元ファッションモデルです。 トミーヒルフィガーなどいくつかの広告で注目を集めました。ブリトニースピアーズともテレビコマーシャルに出演しています。テレビ映画の「ハロルド&クマールエスケープフロムグアンタナモベイ」(08)、「ティファニーの日曜日」(10)などの出演があります。長編映画では「男と女の不都合な真実」に登場します。
ラリー(ジョン・マイケル・ヒギンズ)アビーが受け持つ情報番組のキャスター。夫婦でキャスターを務めており、最近人気が上がってきた妻に頭が上がらず、不満をもっている。演:ジョン・マイケル・ヒギンズ1988年にドラマシリーズの『特捜刑事マイアミ・バイス』でテレビデビュー。それ以来、「となりのサインフェルド」など、様々なテレビドラマに出演しています。映画においても「エバン・オールマイティ」、{エスマン “YES”は人生のパスワード}などのコメディ映画をはじめ、「南の島のリゾート式恋愛セラピー」、「幸せへのキセキ」などの作品に登場しています。舞台でも活躍しており、ブロードウェイやオフ・ブロードウェイ舞台などの出演経験もあります。基本情報

基本情報
監督         ロバート・ルケティック
脚本         ニコール・イーストマン ・ カレン・マックラー・ラッツ ・ キルステン・スミス
原案         ニコール・イーストマン
製作         トム・ローゼンバーグ ・ ゲイリー・ルチェシ ・ スティーヴン・ルーサー ・ 他

製作総指揮         アンドレ・ラマル ・ エリック・リード ・ キャサリン・ハイグル ・ 他

出演者        キャサリン・ハイグル ・ ジェラルド・バトラー ・ エリック・ウィンター

音楽                アーロン・ジグマン
撮影          ラッセル・カーペンター
編集                                  リサ・ゼノ・チャージン
製作会社            レラティビティ・メディア ・ レイクショア・エンターテインメント
配給         〔アメリカ〕 SPE/コロンビア ピクチャーズ 〔日本〕 SPE

公開         〔アメリカ〕2009年7月24日 〔日本〕2009年9月18日
上映時間                  95分
製作国          アメリカ合衆国
言語           英語
製作費           $38,000,000
興行収入                        $205,298,907

「男と女の不都合な真実」見どころありがちなストーリーだけど・・・最初の頃のアビーはプライドが高く、全く可愛げもないので共感できる人はないかも。彼女が夢中になるコリンも個性のないただのイケメン。そして、女心がすべてわかるというワイルドなマイクも下ネタが多すぎて最初は引いてしまう人もいるかと思います。恋愛下手な女性にアドバイスをする女慣れした男。ヒロインが好きな男性とうまくいくため協力しますが、最後は好きになってしまったというありがちなストーリー展開です。ただ、苦戦しながらもどんどん可愛らしい女性になっていくアビーと、口は悪いけれど本当はやさしくて不器用なマイクに少しずつ感情移入していきます。
思わず笑ってしまうシーンエレベーターシーンこの作品の1番の見どころはラストではなく、無意識にお互いキスしたくなってしまい滞在中のホテルのエレベーターで夢中でキスをするところだと思います。良い大人が自分の気持ちに気が付いていないのか、何でキスしたか後で考えこんでしまうというシーン。このシーンで2人の恋愛モードが一気に加速します。それまでの進展が遅くイライラしますが、そこがまた魅力的です。マイクが恋愛レッスンで言ってることは本当?マイクの恋愛レッスン講座の中で気になるセリフがいくつかあったので、調べてみました。
①男に説教はするな:男は成長や変化や進化が苦手
まわりの意見を聞いたところで、自分の考えが変わらないとわかっているので、話を聞く必要がないというのが多数の男の本音です。考えや行動にも自信があり、とにかく自分が正しいと思ったことを遂行します。人がどう思っていようが、関係ありません。いつでも自らの意見を優先するので、人の話を聞く必要性を感じていないのです。
②彼氏の話には笑え:ウソでも男は信じる
よく“モテる女は聞き上手”などと言われるが、ただ相手の話に耳を傾けるだけで男から愛されるワケではないようです。男性は自分の発言をまともにウケてくれる、自分の話を面白がってくれる、自分のしでかす行動を喜んでくれる女性が大好きです。だから男に対しての真の聞き上手というのは、
「へ-」、「ふーん」、「なるほど」ただと相槌を打てばいいわけではありません。男性の話を表情豊かに聞いてリアクションを返すことが大事。リアクションがいいとますます構いたくなるのが男というものです。男が求めているのは話を聞いてくれる女ではなく、自分の発言笑ってくれる女、食いつきのいい女なのです。
現代では、必ずしも子供を作るために恋愛や結婚をするわけではありませんが、本能としては生殖のための相手を求めているのです。おしゃれな服装・メイクを心がけることも大切です。これは、自分が好きな服を着るだとかメイクをするだとかではなく、男性にアピールできるようなものを心がけましょう。男性は女性よりもおしゃれに疎いですからわりと簡単です。
④悩みを相談するな:男は聞いていない
話を聞かない男性の言い訳としてよく挙げられるのが女性は論理的な話ができないし、すぐ泣くから面倒くさいというものがあります。特に、男兄弟しかおらず青年期まで周囲に女性がいなかったような男性は、感情を高ぶらせているような女子の話をまともに聞いてもムダ、とばかりに話を聞かない比率が高いようです。女性にとっては真剣に話している悩みの相談を、ただの妬みや僻みといったネガティブな話ととらえてしまうことも多く、聞く価値がないと判断した話には耳を傾けないかスルーしてしまうことが多いようです。
評論・レビュー

男と女の不都合な真実

男と女が相手に求めるものは違う。いつの時代も変わらないラブコメの王道テーマでは、「ヒロインは白馬の王子様」を待ちつづけるお嬢ちゃんなのがお約束です。

TV業界を舞台にした本作も同様ですが、ここには他と一線を画す魅力があります。それは少々過激な大人向けということです。

理想の男性の出現を夢見る色気不足の美人プロデューサーが、男の本音全開の恋愛カウンセラーに反発しながらも惹かれていくという常道のストーリーです。

それを楽しませるのは、ジェラルド・バトラー扮するセクシー&ワイルドなカウンセラーのお下品トークと、堅物女にほどこすモテ女への改造講座にあります。

レクチャー自体は目新しいわけではありませんが、胸を強調する服の選び方ひとつにしても「おっぱいが挨拶する」という表現が言いえて妙です。

主演のキャサリンとジェラルドの配役が、イメージそのままなのが面白い。知的なんだけど、恋愛下手な女性アビーと、恋愛なら任せろフェロモン全開男性のマイク。

アビーの片思いを成就させようと、マイクがいろいろ指南していくうちに・・・の展開は、ラブコメの王道です。

ただ内容がR15+指定なので、言葉が「お上品」ではありません。そこが笑いのツボに入ってしまう人も多いはず。

  • アビーのTVプロデューサーお仕事の話も、ちょこちょこ挿入されていて「思い切りやること」は恋愛も仕事も同じなのだなと改めて感じさせられます。
    終盤まで「あんたらどうなるの?」とヤキモキさせながらも、ちょっと素敵な幕引き。気楽に見る映画としてはとても楽しい作品です。

 

  • 女性は肩書きやルックスなど現実的な部分、男性は胸とお尻といった性的な魅力に惹かれる。遺伝子が違えば思考も違う。恋愛経験豊富な私は(笑)個人的には理解できる内容だったから、面白かったです。
    でも、好きになるのに理由はないって終わり方は良かった。

 

  • 面白い。理屈っぽくって、仕切り屋で、色気の無い地方TV局のプロデューサーのアビーが、マイクと出会って、どんどん魅力的になっていく。後半の二人でダンスをするシーンは、とてもいい。好きになるって理屈じゃないし、条件をいくつ満たしているかも関係ない。

 

  • やや下品なシーンもあるけれど、総じて気軽に楽しめるデートムービー。この脚本を女性(3人)が手がけたというところが面白い。キャサリン・ハイグルは自分に限界を設定しないで、どんどん挑戦するタイプの女優なんだと思う。だから見ていて気持ちいい。

 

  • 米映画でラブコメときたら、もうこれしかないという感じ。前半を観た時点で、最後に結ばれるだろうカップルも想像がつく。だけど、それでいて十分に楽しめる映画だと思います。
    想像していた楽しさを、期待を裏切らずに楽しませてくれるのだから、文句はありません。
    楽しかったし、いい映画だと思います。

 

  • 男女が恋愛をするうえで、口に出していることと心で思っていることがお互いに違うというまさに不都合な真実を大胆に表現した作品。
    作中はなかなか卑猥な言葉や表現が出てくるため、カップルでの鑑賞は少々注意が必要です。別々に鑑賞するのはいいけど、一緒に観るのは控えたほうがいいかも。
    作中は一貫して楽しめるものであったので、とても満足できる作品だった。

ラストまとめ「男と女の不都合な真実」のご紹介でした。人気俳優のキャサリン・ハイグルとジェラルド・バドラーの大人の恋愛指南ムービー。よくある大人のラブコメディですが、台詞の使い方や演じ方がとても面白い作品です。終盤で見せる二人のダンスシーンは、2人が大人だからこそ美しく色気があります。
そして、2人の感情が交差する危なっかしさがまた魅力的です。第一印象は最悪でも段々仲良くなって、ちゃんと最後はハッピーエンドという王道のラブコメは安心して見られます。そこにスパイスとして下ネタが入っていて、最後まで笑いながら楽しめる作品です。現実にマイクのあそこまでオープンな恋愛相談番組があれば見てみたいですし、アビーの様にマイクに男性の落とし方レッスンを受けてみたいと思う女性もいるのでは?マイクの手ほどきで服装が変わってきて、キリッとしたキャリアウーマンから、いい女風に変身するシーンのキャサリン・ハイグルはとてもセクシーで美しく、コリンの言葉にはしゃぐシーンはとてもカワイイ。エッチだけど爽快で楽しい作品、軽く何か映画が見たいなぁと思った時はおススメ!笑いどころ満載なのでストレス解消にも良さそうです。
もちろん大人オンリーでお願いします。

恋愛相談番組でパーソナリティーを務めていました。下ネタだらけの下品で身も蓋もない男の本音をズバズバ言うマイクの番組は人気がありました。

アビーの番組の新しいコメンテーターにスカウトさると、禁止用語連発のエロトークで番組を引っ掻き回します。
アビーは嫌悪感を覚えますが番組の視聴率は上がっていきます。

気球 この映画は終始笑えるシーンがいっぱいです。

アビーが隣人コリンと出会うシーンで木に逆さ吊りになってしまうところや、レストランでのプレゼンシーンは特に笑えます。

ほかにも、マイクのおかげで情熱に火が付いたキャスター夫婦が、収録が終わると毎回すぐに誘い合うシーン。

ラストの2人が気球に乗りながら口論するシーンの一緒に気球に乗っていたインストラクターのおじさんのリアクションなど注目してみてください。

③男は見た目に弱い:男が寝たいと思う服を
そもそも、男性は女性を”見た目“で選ぶ脳を持っているのです。恋愛をするとき、男性の脳は、視覚に関わる場所が特に活発になっていて、いわば「視覚優位」これは、「自分の遺伝子を残す」という本能が働き、健康で優秀な子供を産める=子孫繁栄につながる女性を見極めるためだとされています。
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