一言にペットと言っても、もはや家族の一員ですよね。
そんな家族であるペットとはしっかりとした知識を持って一緒に生きていきたいものです。
そこで今回はペットフード/ペットマナー検定について触れていこうと思います。
Contents
適用する仕事
こちらの資格は犬と猫のペットフード/ペットマナーについての資格なので、ペット関連の業界に就職または転職しようとしている方にはプラスになる資格です。
動物病院・ペットフードメーカーの社員が受験することもあります。
一部の専門学校では授業の一つとして取り入れることもあるそうです。
とは言え、難易度はそこまで高くないので、この資格があれば就職できるわけではないです。
あくまでこれからペットを飼うのを考えている方に、家族の一員となるペットを迎えるための前知識として活用できる資格となっています。
ペットには癒し効果もあって日々のストレスが軽減されます。
しかし、犬や猫などは無責任な気持ちでは飼うことはできません。
そこでこちらの資格を受験して、しっかりと家族として迎え入れる気持ちがあるのか考えて飼うことを決めるために受けてもいいと思います。
おおよその年収とキャリアパス
こちらの資格は難易度がとても低いので、この資格を持っていれば年収が上がったりキャリアアップにつながったりすることはありません。
ただし、ペット関連業界への就職の際にはアピールポイントになる可能性はあります。
ですので、この資格を年収アップなどのために受けるのではなく、先ほども書いた通り犬や猫のペットをを迎え入れる前準備のための資格と考えるのがいいでしょう。
犬や猫が健康に過ごせる栄養学やドッグフードについて学べます。
栄養素・原材料・添加物について知っておくと犬や猫のステージに適した正しいドッグフード選びの方法がわかります。
また基礎栄養学を学んでおけば、手作りのご飯を作る時に栄養バランスのよい食事を考えることができるようになります。
この資格はペットの食事だけではなく、飼育する際の重要なケアの方法や病気についても学べます。
しつけの方法や、災害の際の対応についての知識はペットを飼育する際にとても役に立ちます。
病気の基礎的な知識や、病気の早期発見について学べばペットの行動に異常が見られた際に役に立てることができます。
また、犬や猫が人間の健康に与える効果についても学ぶことができます。
犬や猫が高齢者に与える影響や、子供の教育に与える効果など犬や猫がもたらす多くの知識を得ることでペットとの正しい付き合い方がわかります。
認可団体
認可団体は一般社団法人ペットフード協会です。
こちらの協会はペットフードやそれ以外の様々なペットに関する知識を提供しています。
ここでは飼い主のペットフードの安全利用について紹介していきたいと思います。
もしもペットフードの選択を間違えたり、誤った与え方をしていると、知らぬうちに大事なペットが健康を損ねてしまう可能性があります。
項目に分けて1つずつ見ていきましょう。
1.日ごろの体調をしっかりと観察する
愛するペットの日々の健康状態をよく観察してください。
肉付き・毛のツヤ・食欲や食べる量・フン尿の状態を日々の世話の時に必ず確認するようにしてください。
ペットの健康状態を把握するには、健診をこまめにうけることが良いですが、急なな体重の増減や食欲がなくなってしまう状態・何日も下痢が続くなど、異常が見られる場合は、すぐに獣医師に相談してください。
予防接種の履歴・病歴をしっかりと理解しているかかりつけの獣医がいるとより安全です。
適切なペットフードを与えて、ペットの健康・安全を守ることは飼い主の責任です。
2.栄養のバランスや摂取して大丈夫なものが人間とは違う
例えば、猫は肉食性が強いので犬に比べてタンパク質や脂肪を多めに含んでいるペットフードを食べさせる必要があります。
また、人間・犬は体内でタウリンを作ることができますが、猫はそれができないのでタウリンを含んだペットフードを食べさせないと、目に障害がおきたり心疾患を起こすことがあります。
犬は雑食性なので、必要とされる栄養素は猫より人間の食事と似ています。
ですがタンパク質は人間より多く必要となります。
犬・猫は人間と違い、体全体で汗をかかないので余分な塩分を汗で体外へ出すことが不可能です。
ですので、人間と同じ食事にしてしまうと塩分の摂取が多くなってしまい、心臓・腎臓に負担がかかってしまうのです。
人間が日ごろ食べている食品のなかでもチョコレート・ネギなど犬や猫には中毒を起こしてしまう食べ物もあるので注意しましょう。
3.与える回数や量にも気を付ける
必要となるペットフードの量・回数は品種・年齢・性別・健康状態・運動量などにより違いが生まれてきます。
市販のペットフードは、与える量・回数の目安が表記されているのでそれを参考としてペットの体調・体系が太ってきたりやせてきたりなどの状況にあわせて調整していきましょう。
生後の子犬や子猫は約1年で大人とほとんど同じ体系になります。
この間は成長が急激なので、大人になった犬・猫より多くのエネルギーが必要となります。
1度に食べられる量は限られているので、エネルギーが高く消化が良いペットフードを1日3回から4回に分けて食べさせるようにするのが良いです。
犬や猫が7歳以上の高齢になってくると、基礎代謝が低くなって太りやすくなったり、消化する機能が低くなったりします。
腎臓や心臓など内臓の働きも低くなっていくので、塩分やミネラルを取り過ぎないように注意が必要です。
4.市販のペットフードを与える時に気を付ける点
ペットフードは目的によっていくつかに分けることができます。
ペットフードと水だけで必要となる栄養素が十分になる製品の総合栄養食、おやつとして与える間食、病気治療中に治療補助として使われ治療内容に合わせ栄養成分を考慮された製品の療養食など
特定の栄養素やカロリーを補給・嗜好性の増進などの目的で与えるその他の目的食などです。
それぞれの目的に合ったペットフードを選びましょう。
5.手作りのペットフードを与える場合について
手作りのペットフードを与える時は、犬や猫の必要な栄養の量、食べさせても大丈夫な食材などをしっかりと考慮したうえで、タンパク質・炭水化物・脂肪・ビタミン・ミネラルなどの栄養バランスに注意してください。
飼い主が犬や猫の栄養士となり食材を考えてあげる必要があります。
6.ペットフードの賞味期限や保存方法
市販されているペットフードは、賞味期限や保存方法が表記されています。
これらをしっかりと確認してペットフードに合った方法で保存してください。
開封した缶詰のペットフードやレトルトのペットフード、手作りのペットフードが余った時には冷蔵庫に保存するようにして早めに与えてください。
受験条件
受験条件は特にありません。
合格率
合格率は公表されていません。
1年当たりの試験実施回数
1年に6回、奇数月の1日から14日に行われます。
試験科目
試験問題は公式テキストからの出題です。
採点方式と合格基準
テキスト文章の穴埋めから採点します。合格基準は明らかになっていません。
取得に必要な勉強などの費用
公式からテキストが発売されています。
- 出版社名:一般社団法人ペットフード協会
- 商 品 名:ペットフード/ペットマナー検定 公式テキスト
- 価 格:¥1,650円(税込)
試験は公式テキストから出題されます。
ペットのパートナーとして知っておくべき知識をわかりやすく説明しています。
受験料
犬コースと猫コースがあり、どちらも受験料は3000円です。
受験申込方法
受験の申し込みは、期間内にペットフード協会の申し込みフォームから申込できます。
受験料の支払いは銀行振り込みとクレジットカード決済が使えます。
まとめ
ペットも大切な家族の一員なので、しっかりと知識を得て共に暮らすことはとても大切なことだと思います。
ペットフード/ペットマナー検定でしっかりとした知識を身につけるのはどうでしょうか。
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