スイーツコンシェルジュ検定について

スイーツコンシェルジュ検定について

皆様こんにちは。今日は「スイーツコンシェルジュ検定」についてお伝えします。

スイーツコンシェルジュ検定で得られる知識は、趣味のスイーツブログや、パティシエのレシピ執筆に生かされています。

アマチュアからプロフェッショナルまで、スイーツに関する知識が役立てられる場面であれば、スイーツコンシェルジュ資格は有用であるとされます。

今回は、スイーツの造詣(ぞうけい)を深めるスイーツコンシェルジュ検定をご紹介します。

適用する仕事

スイーツコンシェルジュ検定 ケーキ屋ケーススイーツコンシェルジュ検定で得られる知識は、ヴァンドゥーズ(製菓販売員)、スイーツライター、パティシエ、洋菓子店の販売員、お菓子メーカー、お菓子教室の講師、カフェ経営など、スイーツに関するさまざまな仕事に適用します。

ヴァンドゥーズ

ヴァンドゥーズとは、洋菓子の販売接客プロフェッショナルです。
洋菓子のプロフェッショナルですので、スイーツコンシェルジュ検定の知識が生かせるでしょう。

お菓子作りはもちろんラッピングや盛りつけなどといった、洋菓子店の販売員にも求められる普遍的な仕事内容に加えて、洋菓子の深い専門知識、銘菓と歴史への理解、高い接客技術をも要求されるプロフェッショナルです。

フランスでは、ヴァンドゥーズの称号がなければ洋菓子店(パティスリー)での販売・接客は許されないといわれています。

それほど誉れ高いヴァンドゥーズですから、日本国内においては、その洋菓子店にヴァンドゥーズがいるだけで、信頼できる店と評価され、他店との差別化につながるかもしれません。

ちょこっとコラム。ヴァンドゥーズはフランス語?
ヴァンドゥーズの「ヴァンドゥ」は、フランス語で「売る、売り子(vendeu)」を意味します
女性の場合は「ヴァンドゥーズ(vendeuse)」、男性の場合は「ヴァンドゥール(vendeur)」です。

スイーツライター、スイーツコラムニスト

スイーツコンシェルジュ資格を正式に取得するには、合格のち、日本スイーツ協会に入会する必要があります。
日本スイーツ協会会員として、スイーツに関する雑誌やポータルサイトで、コラムを執筆する機会が与えられる場合があります。

また、スイーツブログをアップロードする際、日本スイーツ協会会員である旨を記載する許可も与えられます。
有名になれば、スイーツコンテストの審査員や新スイーツ商品の開発モニターの仕事ももらえるかもしれません。

パティシエ

スイーツコンシェルジュ検定 職人パティシエとは、お菓子作りのスペシャリストです。スイーツコンシェルジュ検定で得られるお菓子作りの知識を、パティシエなら生かせます。

お菓子作りのスペシャリストですので、材料を投入するタイミングと分量を、作るお菓子の種類ごとに正確に測り、一定の品質を保たなければなりません。

ふんわりとした食感の生地にするために、オーブンを180度に予熱しておいたり、冷蔵庫から出した卵とバターを常温に戻しておいたり、粉類をふるいにかけたり、卵黄を少しずつ加えながら混ぜたりなどなど、多くの細かな工程をすっかり記憶する必要があります。

パティシエは、パティスリーに勤務するだけでなく、ホテルのペストリー部門に配属されることもあります。
レストランの調理場でパティシエとして勤務する場合、良い機材がそろっていない環境だと、柔軟に対応する必要があります。

ちょこっとコラム。パティシエってフランス語?
パティシエは、フランス語で「菓子製造人(pâtissier)」を表します。
日本では洋菓子職人のことをパティシエと呼ぶのが一般的です。和菓子職人のことはそう呼びません。

洋菓子店の店員

洋菓子店の店員として、スイーツコンシェルジュ検定が生かせる場面があります。
西洋の銘菓の歴史や、アレルギー体質のお子さまと一緒の親御さんに、含まれるアレルギー物質についてなど、スイーツコンシェルジュ検定の知識のうち、お客さまに伝えられる情報は多いです。

販売促進のため、クリスマスケーキやバレンタインチョコレートなど、イベントシーズン限定お菓子の企画・販売に携わる際、スイーツコンシェルジュ検定で得られる知識が生かせる場合があります。
知識を生かして作ったお菓子で風物詩を感じさせましょう。

スイーツコンシェルジュ検定で理解を深めておけば、贈答品や手土産として適切なお菓子を求めているお客さまに、銘菓を提案することができるでしょう。

おおよその年収とキャリアパス

スイーツコンシェルジュ検定 イチゴケーキおおよその年収の参考として、2021年10月7日現在のスイーツコンシェルジュ検定が生かせる求人情報と、求人情報から推測されるキャリアパスを紹介します。

時給900円 契約社員 西洋菓子店のスイーツコンシェルジュ(販売員)

キャリアパスとして、将来パティシエになって自分のパティスリーを持ちたいといった希望を持つ場合、良い経験になります。

月給21万 正社員 カフェ店員 販売や調理など

カフェ店員として、お菓子作りや新商品のスイーツを提案するのに、スイーツコンシェルジュ検定が役立ちます。

月給30万 正社員 観光タクシードライバー

タクシー車内で雑談を求められる場合があります。
このとき、スイーツコンシェルジュ検定を取得しておけば、観光に添えてご当地スイーツの解説をよどみなくできるようになります。

認可団体

スイーツコンシェルジュ検定 ロゴ認可団体は、一般社団法人日本スイーツ協会です。

受験条件

受験条件はベーシック試験にはありません。
アドバンス試験は、ベーシック試験の合格者で、かつ、日本スイーツ協会会員である必要があります。

合格率

ベーシック試験の合格率は約90%です。
アドバンス試験の合格率は公表されてません。

一年当たりの試験実施回数

年末年始を除いて毎日実施しています。
開催日時は、会場ごとに異なります。
「J-Testing」で希望する受験日時と試験会場を選択してください。

試験科目

ベーシック試験は、四肢択一式で、全60問です。
アドバンス試験は、四肢択一式で、全100問です。

マークシート方式なのか、四肢択一なのか、記述式なのかまでは公表されてません。

採点方式と合格基準

スイーツコンシェルジュ検定 ケーキを作るベーシック試験は、全60問中42問正解で合格となります。
アドバンス試験は、全100問中70問正解で合格となります。

取得に必要な勉強などの費用

公式テキストがあります。テキスト代は受験料に含まれています。

スイーツコンシェルジュ検定公式テキスト

スイーツコンシェルジュ検定受験申込をすると、テキストが届きます。
スイーツコンシェルジュ検定には、標準学習期間があります。
ベーシック試験の学習期間は1~2週間、アドバンス試験は1~2か月となっています。

公式テキスト以外で、有用とされる、取得に必要な勉強などの費用を紹介します。

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  • 出版社:KADOKAWA
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  • 価格:1,430円(税込)

スイーツコンシェルジュ検定取得者でもある著者のriyusa氏は、月間150万PVを記録したことのある人気お菓子作りブログを執筆するスイーツライターです。
riyusa氏のノウハウが書籍になっています。

ユーキャンのスイーツコンシェルジュ講座

  • 運営:株式会社ユーキャン
  • タイトル:ユーキャンのスイーツコンシェルジュ講座
  • 価格:39,000円(税込)

ベーシック試験に対応しています。
添削回数は5回なため、じっくり知識を身につけられます。

受験料

ベーシック試験、アドバンス試験ともに
学生:初回料金は10,000円(税込)
一般:初回料金は15,000円(税込)

ベーシック試験の再受験料金は
学生、一般ともに5,000円(税込)

アドバンス試験の再受験料金は
学生、一般ともに6,000円(税込)

初回料金の学生料金は安くなります。
学生、一般ともに再受験時は安くなります。

初回受験申込の際、公式対策テキストも一緒に送付されます。
初回料金にはテキスト代が含まれます。

受験申込方法

受験料はクレジットカード、コンビニ決済のほか、ペイジーで支払えます。
詳しくは、スイーツコンシェルジュ検定公式サイトを一読ください。

まとめ

スイーツコンシェルジュ検定 色々なケーキ以上が、スイーツコンシェルジュ検定についてでした。
ベーシック試験、アドバンス試験ともに、記述式問題がないため、難易度は比較的易しめであると思われます。

最後ですが、じつはアドバンス試験のさらに上の難易度である、「マスター試験」というレベルが存在します。
これはアドバンス試験合格者のみ受験することが許されており、実施日時、一年あたりの試験実施回数、試験科目、採点方式、合格基準、受験料、これら全てが謎に包まれています。
もしかしたら、記述式問題が出てくるかもしれませんね。

現在、情報が謎であるため、最後にお伝えさせていただきました。
ですが、ベーシックアドバンスは紹介したとおりです。

皆様も、スイーツコンシェルジュ検定合格を目指してみてはいかがでしょうか。

 

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