凛とした方は美しいです。
どうしたらああなれるんだろうと思ったことないですか?
もしかしたら、それはマナーなのかなと思うことがあります。
今回はその実用マナー検定に関する資格を取り上げてみました。
Contents
適用する仕事
この資格は実用性を重視しており、さまざまな団体・企業が導入しています。
1級から3級までの級位があり、社会人としての常識が身についているかどうか不安な方は、ためしにトライしてみるといいでしょう。
さまざまなシーンにおいて、正しいマナーができるか判定するための資格がこの実用マナー検定です。
社会人がビジネスの場で求められたり、円滑なコミュニケーションのための知識が身に付くのはもちろんですが、冠婚葬祭や日常生活でも役に立つものです。
実際に多くの団体や企業が、社員教育の一貫としてこの資格取得を推奨したり、団体受験を導入したりしています。
女性のキャリアアップに役立つとして、秘書検定と並び人気が高い資格です。
マナーとは
人と人との関わりでその場で当然しかるべきとされる行儀、作法の事を言います。
とは言え、ややあいまいに定義されるもので、その時代、その場所などによって変わってくるものです。
本質的には、自分がされて不快なことを他人にしないということと言えるかもしれません。
日本における公共マナーとビジネスマナーの事例を見てみましょう。
公共マナー
- 駐車場の入り口付近など避け、所定の場所に駐車する
- 電車内で多くの人が座れるように詰めて座る
- 病院の待合室で迷惑をかけないように小声で話す
ビジネスマナー
- 時間を守ることで相手を敬う
- 身だしなみを整え、TPOに配慮する
- 円滑な言語コミュニケーションのために、丁寧な言葉遣いを心掛ける
エチケット、マナー、モラル、常識について
エチケットとは対面している相手を不快感を与えない所作の意味で使われることが多いです。
マナーよりも狭い範囲になり、例えば食事中に汚い話、電車の車内で体に不自由な人に席を譲るなどです。
一方、マナーとは意味合いに置いてエチケットよりも広範囲であり、例えば食事マナー、ビジネスマナーなどになります。
モラルは言ってみれば道徳心、常識もマナーと同じく時代や場所によって変わるものです。
心の奥底からのエチケット、体に染みついたマナー、深く理解されたモラル、どこでも通用する常識行動
どれも相手を敬う所から始まるもの考え、筆者自身もそれに少しでも近づけるよう心掛けたいです。
おおよその年収とキャリアパス
マナーが役に立つ仕事を一意に選ばせていただき、年収とキャリアパスを見てみましょう
冠婚葬祭業
代表的な冠婚葬祭業をご紹介します。
ブライダルスタッフ
【仕事内容】
ホテルでの接客・料飲サービスです。
未経験でも丁寧にフォローします。
- 会場の準備
- ミーティング
- 担当テーブルの確認
- ドリンクのサービスやお料理の提供等
- 片付け
【給与】
日給13,000~18,000円
日払い、週払い可能(規定あり)
(1hで1857円以上の時間給)
※土日祝のみの出勤でも
日給1万3000円×月10日=13万円
残業があれば(1日0~2時間程度)
13万+4万8000=17万8000円
セレモニースタッフ
【仕事内容】
葬儀社の仕事は、いつの時代も必要とされる究極のサービス業です。
その為に人の手で行わなければならない作業、人の心に寄り添って行う業務が多いため、難しい反面、とてもやりがいのある仕事です。
【給与】
月給 25.7万円 ~ 35.0万円
接客
【仕事内容】ロレックスの販売スタッフ
【給与】年収 280万円 ~ 860万円
【雇用形態】正社員
今回挙げさせていただいた職業は、どれも店長や社長を目指すキャリアパスになります。
認可団体
マナー文化教育協会
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨2-11-1 巣鴨室町ビル3F
TEL:03-5980-7735
受験条件
階級 | 受験資格 |
1級 | 準1級合格者 |
準1級 | 2級合格者 |
2級 | 3級合格者 |
3級 | 年齢・学歴等に関わらず、誰でも受験可能 |
男女に関わらず、ビジネスシーンなどで活きてくるのですが、1級では国際的なマナー知識も学びますので、ブロック化が進んでいるとはいえ、まだまだグローバルな社会ですので、海外の人と接する機会が多い人にも向いているといえます。
また、ビジネスシーン以外でも、自分磨きで日常生活をさらに豊かにしたい人にもおススメです。
3級では身だしなみから始まり、あいさつや敬語の使い方、公共マナー、高齢者への心遣いといった内容です。
実生活で活きてくるでしょう。
自分の立ち振る舞いやマナーに自信がない人が、また、自信を付けるためにチャレンジする資格としても向いているでしょう。
合格率
3級 約90%
2級 約70%
準1級 データはなく、1級よりもやや優しいレベルです
1級 約25%
1年あたりの試験実施回数
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験科目
等級 | 出題分野 |
3級 | ビジネスシーンでの身だしなみ・あいさつ・敬語の使い方と公共のマナー・高齢者への心遣い、など。 |
2級 | ビジネスでのコミュニケーション・電話マナー・来客(訪問)のマナー・日常生活のマナーとおつきあい、など。 |
準1級 | 社会人として必要な、広範なマナーの知識。結婚式・葬儀・手紙・贈答・おつきあい・食事などのマナー。 |
1級 | 年中行事・冠婚(主催者側)・葬(喪家側)・祭・国際的に必要なマナー知識・パーティーでのマナー、など。 なお、1級には実技試験が含まれます。 |
採点方法と合格基準
準1級から3級は、会場受験の場合、100点満点中、80点以上で合格となります。
対して、在宅受験の場合は100点満点中、85点以上で合格となります。
在宅試験の方が5点高い合格点になっています。
1級の合格基準は、筆記、実技とも各100点満点中、80点以上です。
取得に必要な勉強などの費用
協会が制作したテキストがあります。
マナーテキスト(3級・2級共用)・・・2,530円
マナーテキスト(準1級用)・・・2,420円
マナーテキスト1級用・・・1,430円
和食のマナーテキスト・・・330円
受験料
準3級 無料(要認定料3,400円)
3級 4,070円
2級 6,160円
準1級 8,250円
1級 9,900円
受験申込方法
願書・受験資料・テキストの購入・公開講座などの各種お問合せは、お電話もしくはメールで行います
メールでのお問合せについて資料請求を希望される場合は、件名に資料請求と入力し、本文にて送り先のお名前・ご住所・電話番号を入力します。
まとめ
実用マナー検定は、私生活でもビジネスシーンでも美しくなりたい方や自分を磨きたい方におススメです。
なぜなら
- 社会人として要求されるマナーの知識を身に付けたい方
- 日常の社会生活や暮らしをより楽しく意義深いものにしたい方
- マナー教育や社員研修などの業務に携わっている方
- さまざまな分野での社会的な飛躍を目指す方
上記の方々に役立つものをと、コンセプトで創設されているからです。
例えば、身だしなみからあいさつや敬語の使い方から、冠婚葬祭から国際社会で必要とされるマナーまで幅広く扱っています。
このように、幅広い世界で活躍の場が広がる可能性を秘めている資格です。
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ビジネス実務マナー検定について
筆者が以前に公式の講演会に参加した時に見た光景で、スーツで身を固める参加者の中に普段着で参加している方がいました。
一見TPOからすれば違和感を感じるところですが、その方は真剣に講演に耳を傾けられていました。
公の場に普段着でいるからと言って、その人がその場を軽んじていると決めつけることはできないと思った事があります。
何か事情があったのかもしれませんし、もしくは何かのポリシーかも知れません。
先にも書きましたが、時代と場所によって変わるマナー。自分が正しいと思っている行為が本当に正か、たまには問い直してみるのもいいかもしれませんね。