人材測定コンサルタントについて

人材測定コンサルタントについて

人材測定コンサルタントはどういうものかというと、仕事への適性やその人の能力を把握し、育成及び見極めることが重要になってくる…そんなやりがいのあるプロフェッショナルな仕事です。
これから『学んでいきたい・興味がある』そんな人たちのために、独立していくことができる人事コンサルタントについて学べる「人材測定コンサルタント」を今回は紹介していきます。

適用する仕事

  • 人材を選別し、人を雇う採用業務
  • 従業員らの仕事の評価をする人事評価
  • 求人広告の営業担当
  • 優秀な人材を育成する研修担当

おおよその年収とキャリアパス

次は年収とキャリアパスを見てみましょう。

ビジネスキャリアウーマン

年収

人事コンサルタントの年収は、その業界や企業事によって「374~1,194万円」と全体的にふり幅が変わってきますが、平均年収は約546万円と高年収になってきます。

この人事コンサルタントにおいて、人材を特性把握していくということは、企業の生産性を非常に左右していくものとなります。
雇用のミスマッチや、従業員からの不満だったりと極力問題を取り除いていかなければ、すぐに辞めてしまったり信頼性をなくしてしまうことになるでしょう。

せっかく育てた優秀な人材も他社へ流れていってしまっては、企業にとって痛手となってしまいますからね。
すなわち、コンサルタントとしての役目は非常に重要な立ち位置となってくるわけです。

そんな仕事能力の高さから、自身の得意分野を見極め、さまざまなキャリアパスを考えていくことになります。

コンサルタントとしてのキャリアアップ

転職先の探しやすさや収入が安定していることから、採用・人事評価・研修など、経験や能力を特化して磨いていくことでステップアップに繋がるでしょう。

転職

事業への転職の仕方により、色んなケースがあります。

  • 経験してきた業界や規模によって、大企業に就くケース
  • 事業規模を中小企業に絞って、経営トップとして就くケース
  • 企業の変革期や成長期に、ターンアラウンドマネージャーとして携わるケース

自分の経験と知識を生かし、他にも教授や講師になったりとすることもあります。

起業・独立

自身で起ち上げていくということは、仕事の裁量を自由に決めることができたり、以前より高年収を得る可能性があったりと利点があります。
ただし、起業後は社会的な信頼を得ることが難しかったり、はじめのうちから収入がそこまである訳でもなかったりと、苦労する一面もあります。

認可団体

人事コンサルタント協会

【協会名】特定非営利活動法人 人事コンサルタント協会(2015年8月 設立)
【住所】〒553-0003 大阪市福島区福島5-1-26 MF西梅田ビル9階
【電話番号】06-6195-3113
【認証】大阪市指定市民市活第11号(2015年4月 付)

受験条件

試験を受けるには、協会で実施されている講座を受講し、修了する必要があります。
認定講座修了後、二年以内に受検し、合格する必要があります。
期間を過ぎた場合、再度講座を修了する必要があります。

以下の3点は、受験条件として必要な事項となります。

  1. 満18歳以上の方
  2. 協会認定カリキュラム修了者
  3. 指定期日までに受検手続を完了している方

合格率

8割程の合格率です。
難易度も講座をしっかり取り組み、復習すれば、初心者でも合格ができるものとなっています。

1年当たりの試験実施回数

試験実施は2月、及び8月の下旬と、年二回で実施されているようです。

数字の2

試験科目

人材測定コンサルタントには、「採用分野」「評価分野」の二つがあり、二分野を同時に受検することもできます。

余談ですが、この二分野の資格を取得すると、「上級人材測定コンサルタント」というものに認定され、「認定講師養成プログラム」を受けることができるようになります。

そして、講義についても「採用」と「評価」で執り行われており、こちらも二分野受講することができます。
約1.5ヶ月間(20日間)と講義を行い、その最終日に修了試験を行なうことになります。

講義及び試験は、オンラインで執り行われることになります。

採点方式と合格基準

7割以上の得点で合格です。
試験実施時間は60分間です。
マークシート方式で解答し、問題は40問出題されます。
再受験もあります。

取得に必要な勉強などの費用

各講座ごとは50,700円です。
当協会の会員/もしくは会員から紹介された場合は、各20%割引が利いて、40,560円です。
二分野を同時に受講する場合は、30%割引が利いて70,980円です。
他の割引としては、提携大学等の学割やその他割引制度があります。

費用のイメージ

受験料

  • 各分野ごとでは8,000円
  • 各再受験料は6,000円
  • 二分野同時受検の場合12,000円
  • 二分野再受験料は8,000円

お支払い方法は、振込口座での振込、またはyahooショッピングでの決済方法となります。
口座へお振込する場合は、事前に連絡を取り、振込口座への案内を受けて下さい。
yahooショッピングは、「グローディアWEBショップ yahooショッピング店」で行われています。
願書提出後、本人都合によるキャンセルは返金されません。

付け加えて合格後、資格取得には認定証を交付してもらう必要があります。
当協会の「人事コンサルタント協会」に入会すれば交付して貰えます。
入会には、入会金5,000円、年会費が8,000円と費用がかかってきます。

受験申込方法

申込願書に必要事項を記入し、当期間内に「受講修了証のコピー」と一緒に同封してください。
その他のことは、人事コンサルタント協会のHPに願書のリンクが記載されてありますので、そちらをご参照ください。

まとめ

キャリア階層の人々

今回、人事コンサルタントとしてやっていく人たちのために「人材測定コンサルタント」を紹介してきました。
どの業界・企業にとっても、損害を避けるために、人材を特性把握をしておきたいところとなっております。

雇用のミスマッチ、不満を抱いて退職していく人たちがいるなどと、実際に問題となっています。
故に、採用や研修、人事などを務めていく立場としてこの資格のノウハウは非常に重要で、そのような方たちの希少性は高くなります。

どのようなキャリアパスか、どのくらいの年収かを狙うかの的を絞り、どの部分を磨くべきか考え実践すれば、人材市場で高く評価されるでしょう。

そのために人事についてを講義や資料教材などで勉強したり、人材関連の資格を習得したりすることも重要ですが、それに加えて、実践で様々なことを経験していくことが最も自分を成長させてくれるはずだと思っています。(どれに対しても当たり前かもしれませんが…)
人事コンサルタントを取り入れる企業側としても、その経験歴を重要視してくるものだと思います。

人材測定コンサルタントの資格について紹介してきましたが、

  • 資格取得においてコスパが非常にかかること
  • 経験がものを言うこの仕事では、資格はあくまでパスポートであること

これらの観点を踏まえると、この資格を強みにして業界で仕事をするというよりも、プラスアルファでご自身のキャリアを補強するために資格を習得する姿勢にするのが良いでしょう。

※疑問点やご不明なことは、「特定非営利活動法人 人事コンサルタント協会」のホームページに詳しく書かれていますのでご参照ください。

 

関連する記事はこちら
外国人雇用管理士について

プロフェッショナル・キャリア・カウンセラーについて

GCDF-Japan 試験について